「LINE広告って本当に効果はあるの?」
「仕組みや魅力が知りたい」
LINEで広告配信ができることを知っている方の中には、広告を出そうか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
LINE広告はトークリストやNEWSなど配信面が豊富で、ターゲティングの精度も高いため、さまざまな企業がプロモーションに使っています。
本記事では、LINE広告を検討している方に向けて、LINE広告の仕組みや配信面の種類、メリット・デメリットなどを解説するので、ぜひ参考にしてください。
また弊社では、Web広告の出稿をご検討の方に「通販に最適なWeb広告媒体」を紹介しています。
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目次
LINE広告とはLINEを使ったマーケティング手法のひとつ
LINE広告とは、LINEユーザーに向けて配信できる広告のことで、マーケティング手法のひとつとして使われています。
LINE広告以外にも、LINE公式アカウントやLINEチラシなどがあります。
LINE公式アカウントとは、企業が運営する公式のLINEアカウントです。
LINEチラシは、紙媒体のチラシをLINEで配信できるサービスのことをいいます。
LINE広告は広告にかける費用も、広告を届けたいターゲットや入札価格など広告に対する設定も柔軟に変えられるため、効果を見ながら効率的にPDCAサイクルが回せます。
LINEを含むSNS広告については「ソーシャルメディア広告とは?6大広告の特徴や成功事例を解説」で詳しく解説しているため、ぜひご覧ください。
LINE広告の配信面16種類
LINE広告の配信面は、以下16種類あります。
- トークリスト
- LINE NEWS
- LINE VOOM
- ウォレット
- LINEマンガ
- LINEポイントクラブ
- LINEチラシ
- LINEクーポン
- LINEマイカード
- LINEショッピング
- LINE広告ネットワーク
- ホーム
- LINE Monary
- LINEオープンチャット
- LINEファミリーアプリ
- LINE公式アカウント
それぞれ詳しく解説します。
トークリスト
LINEのトークリスト最上部に広告配信が可能です。
LINE広告の中でも半分以上のシェアを占めており、広告をクリックすると商品やサービスのランディングページに飛びます。
トークリストは多くのユーザーの目に触れる画面のため、プロモーション効果は得やすいでしょう。
LINE NEWS
LINE NEWSとは、LINE上で配信されているニュースメディアをいいます。
LINEアプリ内のニュースタブで閲覧可能です。
ニュース記事の画面に広告配信が可能で、LINEアプリ内のニュースページから流入する記事一覧ページや、430媒体(2023年1月時点)のアカウントメディア内に広告を配信できます。
LINE NEWSを見ているユーザーは一般的なユーザーよりも購買率が高めのため、多くのLINEユーザーの目にとまる可能性があります。
LINE VOOM
LINE VOOMとは、動画コンテンツを投稿・閲覧できる機能です。
いいねコメントなどのアクションも起こせます。
元々『タイムライン』という名前でしたが、2021年11月25日から『LINE VOOM』に変更されました。
広告は全ユーザーに配信可能で、自社のLINE公式アカウントをブロックしているユーザーにも届けられます。
サービスの性質上、動画広告も自然と配信できます。
LINE VOOM訪問ユーザー6,800万人以上のうち、4,900万人以上は月に1回以上LINE VOOM上の広告を見ているため、プロモーションに活用しやすいです。
参考:LINE広告の配信面一覧 主要なターゲットとユーザー数を紹介
ウォレット
ウォレットは「LINEのおサイフ」とも呼ばれている機能です。
モバイル送金・決済などの金融サービスを提供しています。
広告は、バナー型で管理画面下部に配信可能です。
月間訪問者数は2023年8月時点で4,700万人を超えているため、幅広いユーザーへリーチできます。
参考:LINE広告の配信面一覧 主要なターゲットとユーザー数を紹介
LINEマンガ
LINEマンガとは、スマートフォンやタブレットで電子コミックが読めるサービスです。
2022年12月には国内アプリ累計ダウンロード数が4,000万を突破しており、2013年のサービス開始以降、国内マンガアプリの累計ダウンロード数No.1を獲得し続けています。
LINEマンガにしかないオリジナル作品や独占配信作品もあるため、多くの利用ユーザーへアプローチが可能です。
参考:LINE広告の配信面一覧 主要なターゲットとユーザー数を紹介
LINEポイントクラブ
LINEポイントクラブとは、指定された条件をクリアするとポイントを獲得できるサービスのことです。
指定条件は「3つのアカウントを友だち追加する」「動画を視聴する」などがあります。
ポイントメディアの中ではリーチ力が高いため、効果が得やすいプロモーションのひとつです。
LINEチラシ
LINEチラシとは、住んでいる地域の店のセールや特売情報をスマートフォン上で確認できるチラシサービスです。
広告はウォレットのタブからアクセスできるチラシメディアに配信が可能で、ユーザーごとにパーソナライズされた近隣店舗情報が掲載されます。
LINEチラシは、ユーザーがスーパー・ドラッグストアなどで何を買うか考えるときに閲覧する可能性が高いため、購買意欲を高く持っているユーザーにアプローチが可能です。
LINEクーポン
LINEクーポンは、飲食店やコンビニ・スーパー・ドラッグストア・レジャー施設などで利用できるクーポンサービスです。
利用できる店舗は、2020年9月時点で全国約50,000店舗となっており、画面を提示するだけで利用できます。
広告は、クーポン表示画面の下部に配信可能です。
ユーザー層は女性が70%、全体の6割を40~50代が占めているため、当てはまるターゲット層の商材であれば効果が得られる可能性があります。
LINEマイカード
LINEマイカードは、お店のポイントカードや会員証などをLINEアプリで管理できるサービスです。
LINEマイカードのマイカードや、カードをさがすタブ内の下部に広告配信ができます。
LINEマイカードを登録しているのは、女性約6割・男性約4割となっており、年代は10代後半から50代以降と幅広いです。
LINEマイカードにはウォレットタブと、LINEマイカードのLINE公式アカウントサービスの2つ導線があるため、買い物など暮らしに関する情報に興味・関心ある世代へアプローチできます。
参考:LINE広告の配信面一覧 主要なターゲットとユーザー数を紹介
LINEショッピング
LINEショッピングとは、約1,800ショップの中からLINEアプリで商品を購入できるサービスです。
ショップは、ファッション・スポーツ・雑貨・家電・コスメなどがあり、商品数は約4億点を超えます。
広告は、LINEショッピングのページにて配信可能です。
登録会員は2023年9月時点で約4,700万人となっているため、多くの人にアプローチできます。
LINE広告ネットワーク
LINE広告ネットワークは、2024年3月末時点で11,000を超えるさまざまなアプリにリーチできるモバイルアドネットワークです。
以下ジャンルの3rd partyアプリへ広告配信できます。
- 電子書籍
- ゲーム
- SNS
- ニュース・天気
- カメラ
- 金融
- 健康
- 便利ツール
幅広いユーザーへの広告配信はもちろん、MAU9,700万人以上分のデータを活用したターゲティング配信も可能です。
ホーム
LINEアプリ内の一番左にあるホームタブ内にも、広告配信が可能です。
ホームは友だちリストや関連サービスを見るなど使用頻度の高い画面のため、多くのユーザーの目にとまります。
知名度を高めたいときには最適です。
LINE Monary
LINE Monaryは、お得情報や節約・保険・投資など、お金にまつわる知識を深めるコンテンツを提供するサービスです。
ユーザーは女性が60%で20~40代が多いものの、幅広い年齢層に利用されています。
導線はウォレットタブ内やLINE MonaryのLINE公式アカウントで、お得情報や金融に興味があるユーザーへのリーチが可能です。
LINEオープンチャット
LINEオープンチャットとは、年代や興味関心などの共通点があるユーザー同士でトークなどやり取りができるサービスです。
2019年のリリース後、新たな人とのつながりの場として人気となり、累計利用者数2,200万人にのぼります。
広告配信は2023年6月から始まっており、オープンチャットの各トークルームの最上部に固定表示される仕組みです。
表示はパソコン版のLINEにはなく、スマートフォン版のみとなっています。
LINEファミリーアプリ
LINEファミリーアプリとは、LINEが運営するアプリメディアをまとめている配信先です。
主に以下のアプリメディアがあります。
- LINE camera
- LINE NEWS
- LINEゲーム
- LINEマンガ
2014年にはLINEファミリーアプリだけで累計10億ダウンロードされているため、広告配信をしても莫大な数のユーザーへ訴求可能です。
LINE公式アカウント
LINE公式アカウントは、企業や店舗がLINEアカウントを作り、友だち追加をしてくれたユーザーと深いつながりが作れるサービスです。
広告はLINE公式アカウントのオーナーが設定した場合のみ配信でき、LINE公式アカウントのメッセージ内に掲載されます。
LINE広告の仕組み
運用型広告であるLINE広告は、広告掲載をめぐってオークションが発生する仕組みです。
オークションが発生するのは、トークリストを閲覧したときなど「ユーザーのスマートフォンに広告枠が表示されたとき」で、オークションに勝った広告が掲載されます。
オークションのもとは、広告主が設定した入札価格などです。
最低出稿金額は決められていないため、極端な話1円からでも入札できます。
ただし、入札価格が低すぎるとユーザーに広告が表示されません。
最低出稿金額が決まっていないとはいえ、ある程度の入札額は必要です。
LINEの課金方式は、クリック課金・インプレッション課金・友だち追加課金の3つに分類されます。
クリック課金は、ユーザーが広告をクリックして初めて費用が発生します。
インプレッション課金は、ユーザーのスマートフォンの画面で広告が完全表示されたときに課金される方式です。
友だち追加課金は、ユーザーLINE公式アカウントに友だちが追加されるごとに料金が発生します。
LINE広告のメリット3つ
LINE広告には、以下のメリットがあります。
- ターゲティングの精度が高い
- リーチ力が高い
- 少額予算で出稿できる
詳しく解説します。
ターゲティングの精度が高い
LINE広告はターゲティング機能が充実しており、精度の高さが大きなメリットです。
種類としては、以下3つがあります。
- オーディエンスセグメント配信
- オーディエンス配信
- 類似配信
オーディエンスセグメント配信では、ユーザーの年齢や性別・行動・OS・興味関心など詳細なターゲティングができます。
ただし、LINEは実名で登録していない・生年月日など細かくプロフィールを設定していない人もいるため、あくまでも推定です。
オーディエンス配信は、LINE Tag機能から送信される行動データや顧客情報をもとに、対象のユーザーに広告配信します。
LINE Tagとは、ユーザーのアクションをもとに効果を測る機能です。
類似配信は、広告主が求める成果やアップロードに至った顧客に似ているユーザーに、広告を配信する方法です。
さまざまな角度からターゲティングできるため、より的確に広告を配信できます。
リーチ力が高い
LINE広告は、他の媒体では難しかったユーザーへアプローチできる点が大きなメリットです。
LINEのユーザー数は、2024年3月時点で9,700万人となっており、幅広い年齢層が利用しています。
さらにLINEは、毎日使うユーザーの割合が86%と多く、アクティブ率も高めです。
広告を出せば、高い確率で見てもらえるでしょう。
参考:【公式】LINE広告-9,700万人に届く|LINEヤフー for Business
少額予算で出稿できる
少額で出稿できる点も、LINE広告の大きなメリットです。
LINE広告は初期費用が必要なく、最低出稿金額も決まっていません。
まとまった資金を用意する必要はなく、少額予算で始められます。
なお、クリック単価は40円~150円ほどです。
80円~1,000円ほどかかるリスティング広告の単価と比較すると、比較的安いといえます。
手軽に始められる運用型広告としては、大きな魅力といえるでしょう。
LINE広告のデメリット3つ
LINE広告はメリットも多くありますが、デメリットもあります。
- 拡散力が低い
- 広告配信NGの業種・商材が多い
- 広告出稿までの時間が長い
運用するかどうかは、デメリットも把握したうえで決定しましょう。
拡散力が低い
LINE広告は、拡散力が低めです。
LINE広告は、トーク画面やホームなど、ユーザーが友だちとコミュニケーションを取る際のプラットフォーム上で表示されます。
InstagramやX(旧Twitter)などのような拡散機能やいいね機能があるわけではないため、幅広く盛り上げる・リアルタイムで配信をするといった場合には向きません。
ただし、現在はハッシュタグなどがタイムラインの投稿に追加されているため、今後は拡散力が高まっていく可能性があります。
広告配信NGの業種・商材が多い
LINEは幅広い年齢層が利用しているだけあって、広告配信の基準も厳しいです。
広告掲載がNGな業種・商材が多くあります。
NG業種・商材は以下の通りです。
- 宗教関連
- ギャンブル関連(公営競技・公営くじは除く)
- アダルト関連
- 出会い系・マッチングサイトなど(一部当社が認めた場合を除く)
- 連鎖販売取引
- たばこ・電子タバコ
- 武器全般・毒物劇物
- 生体販売
- 未承認医薬品⋅医療機器など
- 消費者金融などの貸金業・質屋(一部当社が認めた場合を除く)
- ネット関連ビジネス(情報商材・自己啓発セミナーなど)
- チケット転売業
- その他弊社が不適合と判断した業種⋅業態、商品⋅サービス
参考:【LINE広告】出稿対象外となる業種・サービスについて|LINEヤフー for Business
配信を検討する際は、自社の商品・サービスがNGでないかどうか確認する必要があります。
広告出稿までの時間が長い
LINE広告は、広告を出すまでに時間がかかります。
LINE広告のホームページによると、広告を利用するまでにかかる時間は、広告アカウントを作成してから10営業日ほどです。
LINE広告の審査は、広告アカウントと広告(クリエイティブやランディングページ)の観点でおこなわれます。
さらに配信NGの業種なども多く審査が厳しいため、他のプラットフォームと比べると広告の出稿までに時間がかかってしまうのです。
LINE広告に限らず、少しでも早く出稿するためにも、広告の出稿前には必ずガイドラインを確認しましょう。
LINE広告を出す際の注意点2選
LINE広告を出す際の注意点は、以下2つです。
- クリエイティブのデザインと見直しを重視する
- クリック先のページもLINEの特性にあわせて作る
詳しく解説します。
クリエイティブのデザインと見直しを重視する
LINE広告では、LINEの特性にあったクリエイティブを作り、常にデザインと見直しを重視する必要があります。
クリエイティブとは、広告を掲載するために制作したキャッチコピーやテキスト、画像・動画などの素材のことです。
LINE広告は、他のSNS広告よりもサイズが小さいため、必然的にクリエイティブも小さくなってしまいます。
クリエイティブが小さくなると、どうしても視認性が低くなってしまうため、より目を引くようなデザインを考えなくてはなりません。
例えばコンタクトレンズの広告であれば、目元をアップにした写真を使うなどです。
また、デザイナーがパソコンで作ったクリエイティブではなく、スマートフォンで撮った写真を使った解像度の低いクリエイティブがクリックされることもあります。
さまざまなクリエイティブを数多く作っておき、効果を見ながら週2~3回はクリエイティブを差し替えて更新し、クリック率をあげましょう。
クリエイティブのデザインについては「広告クリエイティブのデザイン8つのコツ!参考サイトも紹介」もあわせてご覧ください。
クリック先のページもLINEの特性にあわせて作る
広告をクリック後に出る記事やランディングページも、LINEの特性にあわせて作りましょう。
クリックの先にあるのは、実際に商品の購入や問い合わせをするページのため、非常に重要です。
広告クリック後のパターンとして、クリックして直接記事やランディングページに飛ぶのと、クッションページを挟んでから記事やランディングページへと誘うのと2つがあります。
どちらにするかは商材やサービスによって異なりますが、美容院・不動産・飲食店などの来店型サービスは直接ランディングページへ飛ぶほうがベターです。
また、食料品・コスメ・衣料などECサイトで直接購入する商材は、クッションページに飛んでからランディングページに飛ぶほうが良いでしょう。
LINE広告をプロモーションに使って顧客獲得や商材の認知度アップを狙おう
LINE広告は、こまめにクリエイティブを見直したり、記事やランディングページの出し方を考えたりなど、他のSNS広告よりも手間がかかる広告媒体です。
しかし手間がかかる分、うまく運用すれば大きな効果が得られる可能性があります。
利用者が多く年齢層も幅広いLINEで広告を配信すれば、他の媒体では難しいユーザーにアプローチが可能です。
少額からでも運用できるため、まずは気軽に始めてみても良いでしょう。
なお弊社では、Webメディア広告の出稿をご検討の方に「通販に最適なWeb広告媒体」を紹介しています。
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