TVer広告の人気が急上昇し、著しい成長をみせています。
TVer広告のを採用し幅広く自社商品やサービスのアピールを考えている人も多いはず。
「TVer広告の魅力って具体的になに?」
「なぜ、TVer広告はこんなに注目されているの?」
「TVer広告の基礎知識やメリットを詳しく知りたい」
このように思っていないでしょうか。
この記事では、TVer広告の人気の理由や基本情報、TVer広告を利用の際のおすすめ広告代理店を4つ紹介します。
TVer広告は視聴者の注目を集め、多くの企業が利用しています。
特に、急上昇するTVerの利用者数を考えると、広告を通じて大きな成果が見込めるでしょう。
なお、弊社では「通販に最適なweb広告媒体」を紹介しているので、あわせてご確認ください。
目次
Tver広告とは
TVerは、在京の主要な民放テレビ局と広告代理店が連携し、正規に運営している見逃し配信サービスです。
そして、TVer広告とは、TVerの動画を視聴する際に流れるテレビCMのようなイメージの広告です。
TVerで提供される番組は、在京5社(日本テレビ・TBS・テレビ朝日・フジテレビ・テレビ東京)と在阪の5社(毎日放送・朝日放送・関西テレビ・読売テレビ・テレビ大阪)、ほか各局と連携して配信されています。
視聴はすべて無料で、主に在京5社の番組を中心に400番組が楽しめます。
スマートフォンはもちろん、タブレットやパソコンのほかCTV(コネクテッドテレビ)でも視聴可能です。
2021年10月からは地上波との同時配信が始まり、さらに便利になりました。
2015年のサービス提供開始から、2023年8月時点で総ダウンロード数6,000万を超えるほど人気の高いサービスです。
ここからは、そんなTVer広告の種類や配信先、フォーマットや配信タイミングを確認しましょう。
なお、TVer広告の概要について詳しくは「TVer広告の特徴や仕組みとは?クリックされるためのポイントも解説!」を参考にしてください。
TVer広告の種類
参考:TVer広告
TVer広告は、広告の挿入タイミングによってプレロール・ミッドロール・ポストロールの3つにカテゴライズされます。
プレロールは番組開始時、ミッドロールは番組途中、ポストロールは番組終了後に広告が表示され、番組の長さに応じて複数回の挿入が可能です。
TVer広告のタイミングや頻度は、TVerが提供する配信番組の内容に合わせて自動的に調整されます。
広告の長さは、6秒・15秒・30秒・60秒です。
これにより、自社ブランドに適した柔軟かつ効果的な広告キャンペーンを展開できるでしょう。
TVer広告の配信先
TVerは2015年にスタートした動画配信サービスで、無料で民放テレビ局の番組を視聴できます。
TVer広告はTVer内だけでなく、FODなど各放送局の自社サービスといったシンジケーションサイトでも広告を配信できます。
これにより、一度広告を作成したら、複数の動画配信サービスに広告を一括配信できるようになりました。
広告動画をできるだけ多くの視聴者に届けられるのは、TVer広告が持つ大きな強みです。
TVer広告のフォーマット
TVer広告には、純広告とPMP広告という2つのフォーマットがあります。
純広告は放送枠ごとに費用が設定され、一方でPMP広告は1,000回の表示ごとに費用が発生します。
広告の長さに関しては、MP4ファイルがアスペクト比16:9に合致するように用意しなければなりません。
TVer広告の配信のタイミング
TVer広告は、動画の冒頭や途中、そして最後に配信されます。
ただし、配信時間はTVerによって決まるため、特定の枠への指定はできません。
なお「テレビ広告とYoutube広告はどっちがいい?効果の違いを解説」では、テレビ広告とYouTube広告の違いやそれぞれの特徴などを解説しているので、参考比較としてぜひご覧ください。
TVer広告が注目される理由
TVer広告は、主に次の4つの点で注目を集めています。
- リーチ力の強さ
- 完再生率の高さ
- ターゲティング精度の高さ
- テレビをリアルタイムで視聴しない層にもアプローチ可能
リーチ力の強さ
TVerを利用するユーザーは、10代から70代までの幅広い年齢層にわたり、性別においても大きな差がありません。
ほかの媒体では特定のユーザー層が強調されることがありますが、TVerは幅広いユーザー層にリーチできるのが特徴です。
商材が広範な利用者にアピールする場合、TVer広告を活用するのが非常に有益といえるでしょう。
多様な視聴者層に対して、効果的な広告キャンペーンの展開も可能となり、広告の訴求力を最大限に引き出せます。
商品やサービスが異なる層にアピールする可能性がある場合、TVer広告はその柔軟性と効果的なアプローチで注目を集めています。
完再生率の高さ
TVerの広告は、視聴者がスキップできない仕様となっているため、視聴者が広告を最後まで見る傾向が高まり、視聴完了率が高いです。
参考:TVer広告
テレビ局が制作した高品質な番組を利用者が好きな時間や場所、デバイスで視聴できます。
居住区では映らない地方局の番組や見逃してしまったドラマなど、ユーザーが特定の目的で視聴していることが多く、長尺な広告でも平均完全視聴率が90%を超えています。
ユーザーに広告が効果的に認知され、広告の効果を最大化できるでしょう。
ターゲティング精度の高さ
TVer広告では、Web広告と同様に効果的なターゲティングが可能です。
これまでのTVCMは広告の効果が見えにくく、広告が広範な視聴者に向けられることが一般的でした。
TVer広告は、年齢や性別・エリアなどを具体的に設定して、関心のあるユーザー層に直接アプローチできます。
番組の内容に基づいたターゲティングも可能で、ユーザーが提供した実際の情報に基づくので、非常に精緻で効果的な広告の配信が実現できます。
テレビをリアルタイムで視聴しない層にもアプローチ可能
TVer広告は、通常テレビを視聴しない人々に対しても、広告動画を効果的に届けられる点で注目を浴びています。
近年、ネットの普及や娯楽の多様化に伴い、テレビを見ない人々が増加しています。
特に10代や20代では、テレビ離れが進んでおり、テレビをリアルタイムで視聴しない層も多いです。
代わりにスマートフォンやタブレットでYouTubeを視聴することが一般的になりました。
テレビ番組を楽しむ際にも時間的な制約がないサブスクリプションサービスを活用する人々が増えています。
TVerはこれらの変化に対応し、好きな番組を好きな時間に、さまざまなデバイスで視聴できる利便性があります。
そのため、テレビをリアルタイムで視聴しない層でもTVerを利用する傾向が高まっており、TVer広告を活用することで、テレビをあまり視聴しない層にも効果的に広告を発信できるのです。
なお「テレビ広告の効果・メリットは?効果を最大化するポイントも解説」では、テレビ広告の効果について詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。
TVer広告の代理店を選ぶポイント
TVer広告の代理店を選ぶ際にチェックしたいポイントは、主に次の4つです。
- その代理店の実績や信頼性、成功事例やお客様の声
- TVerの広告に特化した実績があるかどうか
- TVerの仕組みや広告の特性を理解しているか
- 柔軟でクリエイティブな提案ができるか
代理店の実績や成功事例などはもちろんのこと、TVer広告に特化した実績があるかまで確認しましょう。
万が一、TVer広告に関する実績がない場合は、TVer広告の仕組みや特性などをしっかりと理解しているかが判断基準となります。
また、そのうえで自社の都合に合わせた柔軟な対応ができるかまでチェックし、自社にとって大きな成果が見込める代理店を見極めましょう。
TVer広告をおすすめする企業
TVer広告は、主に次のような企業におすすめです。
- 自社ECサイトに力を入れている企業
- B2B商材を取り扱う企業
- エンタメ関連の商材を取り扱う企業
TVer広告の特徴を押さえたうえで、自社にとって最適な広告かどうか見極めましょう。
自社ECサイトに力を入れている企業
自社ECサイトに力を入れている企業にも、TVer広告はおすすめです。
ECサイトでは、商品を引き立てるために商品ページで動画を活用するケースが多いでしょう。
商品ラインナップが多い企業や新商品が頻繁に登場する企業は、商品ごとに魅力を伝える動画制作が不可欠です。
TVer広告は、多岐にわたる商品を効果的に紹介するための動画を、短期間かつコストを抑えて制作できます。
B2B商材を取り扱う企業
TVer広告は、B2B商材の宣伝にも向いています。
TVerは、スマートフォンで気軽に視聴できるので、通勤途中の電車やバスで利用するユーザーもいます。
そのため、ビジネスに関連する商材を動画で訴求することで、そのまま強く印象付けられる可能性があるでしょう。
エンタメ関連の商材を取り扱う企業
TVer広告は、エンタメ関連の商材にもおすすめです。
TVerでは、ドラマやバラエティなどさまざまなジャンルの番組を視聴できるため、エンタメに興味が強いユーザーも少なくありません。
ユーザーが興味を持つ情報に関連する広告であれば、不快感を抱かせずに受け入れてもらえます。
特に、TVer広告はスキップができないことで商材の魅力を強く訴求できるので、コンバージョンにもつながりやすいでしょう。
TVer広告を出せるおすすめ代理店4選
TVer広告を出稿する場合、選ぶ広告代理店で大きく特徴が異なります。
自社商品やサービスに適した広告代理店を選ぶのが重要です。
ここでは、おすすめの広告代理店4社を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 株式会社ジェイアンドユー
- 株式会社エムズコーポレーション
- 株式会社産案
- 株式会社援軍
株式会社ジェイアンドユー
参考:株式会社ジェイアンドユー
株式会社ジェイアンドユーは、創業以来「大手広告会社に無い柔軟性とこだわりを持って経営に臨む事」を信条に事業展開する広告代理店です。
大手の広告会社が参入できないニッチ市場を見出し、中小企業が得意とする機動力で新しい価値を創造することを実践しています。
ジェイアンドユーでは、TVer広告にも掲載できる「チラシビジョン」という広告サービスを取り扱っています。
チラシビジョンは、ヤフーとテレビ放送局が共同で企画した広告サービスで、チラシやWebサイト用の静止画データを使って動画広告を作成可能です。
動画用の素材がなくともTVer広告を出稿できる「チラシビジョン」の詳細はこちらからぜひご確認ください。
株式会社エムズコーポレーション
エムズコーポレーションは、「Marketing・Media・Message・Move・Man」といった「五つのMの力」を業務上で不可欠な要素と位置づけている広告代理店です。
広告の領域では、テレビやラジオ・新聞・雑誌に加え、TVerをはじめDAZN・ABEMAなどの動画配信広告も取り扱っています。
TVerの正規代理店として、効果的なTVer広告を出稿できるでしょう。
株式会社産案
参考:株式会社産案
産案株式会社は、株式会社産経新聞社の広告を担当する会社としてスタートした広告代理店です。
テレビCMや新聞広告などのマスメディア広告はもちろん、Web広告やSEO、ホームページ制作など総合的に対応しているのが特徴です。
そのため、TVer広告をはじめ、あらゆる媒体を駆使して自社商材に合うマーケティング施策を打ち出せるでしょう。
株式会社援軍
参考:株式会社援軍
株式会社援軍は、デジタルマーケティングの「困った」を失くすことをミッションとして掲げる会社です。
Web広告運用代理や運用インハウス支援、SEO対策やLPOなどWebマーケティングに関して全般的に対応しています。
徹底的なヒアリングを行うのが特徴で、デジタルマーケティング業界の「何でも屋」としてあらゆる面からサポートを受けられます。
TVer広告の費用と出稿の流れ
広告料金はCMの尺によって異なるので、事前に確認してから出稿を進めていきましょう。
TVer広告の費用
TVer広告の最低出稿金額は50万円で、単価は広告表示1,000回あたり約4~20円です。
具体的な出稿費用は、問い合わせによって見積もりを出してもらう流れが基本です。
広告の金額は枠の大きさなどによって決まることもありますが、TVer広告の場合は広告の表示回数によって変わります。
テレビCMのように広告動画を流す回数も決まっていないので、予算に合わせて柔軟に配信を決められます。
また「テレビ広告の費用はどれくらい?制作費と放送料金の目安を解説」では、テレビ広告の制作費や放送料金について解説しているので、あわせて参考にしてください。
TVer広告の出稿までの流れ
TVer広告の出稿までの流れを紹介します。
- お問い合わせ
- 打ち合わせ
- シミュレーション(お見積もり)
- 業態考査
- ご発注
- 素材考査
- 配信開始
- レポート提出
業態考査とは、広告主の事業内容を検証し、素材考査では広告素材を厳格に審査するプロセスです。
過激で悪質な広告や問題のある素材は避け、業態考査・素材考査の双方をクリアしないと広告の配信が認められません。
動画入稿規定も守られているかが確認され、尺やファイル形式・映像アスペクト比・サイズなどが慎重に審査されるので、これらの項目に気を付けながら制作する必要があります。
なお、上記全スケジュールに要する期間は、約20営業日です。
また、動画制作にも時間を要するため、全体的に1ヶ月以上の時間がかかることを考慮しておくとよいでしょう。
広告出稿する際にはすべきことが多くなるため、考査や設定などをどのようにすべきか、一度代理店に相談するのがおすすめです。
TVerと広告代理店を活用して利益を最大化しよう
ここまでTVer広告の代理店を選ぶポイントを解説し、おすすめの代理店を4社紹介しました。
TVer広告は、スキップできないため広告動画の視聴完了率が高く、受け入れられやすいのが大きな特徴です。
そして、TVerのユーザー数は今後もさらなる増加が見込まれており、さまざまなジャンルの商材で大きな成果が期待できます。
TVer広告の特徴を理解し、ポイントを押さえたうえで自社に合う広告代理店を見つけましょう。
なお、弊社では「通販に最適なweb広告媒体」を紹介しています。
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