化粧品の通販では、レスポンスがよいオフライン広告が効果的です。
Web広告などのオンライン広告が拡大する現代で、紙媒体などの広告展開は効果が出せるか不安ですよね。
この記事では、化粧品の通販におけるオフライン広告の有効性と、売上があがるポイントを成功事例とともに解説します。
理解を深めた後は、レスポンスの高い化粧品の広告制作へ役立てていきましょう。
また弊社では、通販事業の方向けに紙で広告を出すための展開パターンや、出稿までの流れ・準備について紹介しています。
詳しく知りたい方はぜひ「通販広告の出稿マニュアル」バナーをクリックして、資料をダウンロードしてください。
目次
化粧品の通販を成功させる広告5つのポイント
化粧品の通販では、ユーザーの「こだわり」に適切に答えることが、成功につながる秘訣です。
化粧品は直接肌に触れ、毎日使うモノだからこそ、ユーザーはしっかり検討してから購買行動にうつります。
例えば、敏感肌とオイリー肌のユーザーとでは、ニーズが異なると考えられるでしょう。
だからこそユーザーの「こだわり」を理解し、的確に商品の魅力を伝えることが必要です。
広告制作において、商品の特徴がユーザーにしっかり伝わる5つのポイントを解説していきます。
①ターゲットを明確化する
自社商品のターゲット層を明確化することで、特定のユーザーに情報が届きやすくなります。
さらには、レスポンス率の高い広告を制作することが可能です。
特に「年齢層」は、ターゲット層を明確化する上でとても重要。
例えば50代以降のユーザーが対象が場合は、アンチエイジングのニーズが高まります。
自社商品の「年齢層」の対象を明確化し、伝わりやすい広告にしましょう。
②ユーザーの悩みに寄り添う
ユーザーの悩みに寄り添った商品開発と広告は、化粧品の通販において必須です。
多くの人は自分の肌質を改善したい、もしくはきれいに保ちたいと考えています。
肌質の種類は、主に以下の4種類に分けることが可能です。
- オイリー肌(脂性肌)
- 乾燥肌
- 混合肌
- 敏感肌 など
広告制作の際に、対象の肌質を明記するようにしましょう。
また悩み別に効果を記載すると、さらにユーザーに魅力が伝わります。
- ニキビ
- シミ
- 黒ずみ
- たるみ
- ハリ など
対象肌や、悩みに対する効果や効能を、広告制作において明確にしていきましょう。
③モニターを募集する
低価格モニターの募集、もしくは無料サンプルの配布は、売上を向上させます。
ユーザーは、肌質に合わない化粧品はなるべく購入したくないと考えているからです。
化粧品は高価なものも多いため、「せっかく買ったのに、肌質に合わなかった」というリスクが、ユーザーを購買行動に移りづらくしています。
しかし低価格モニターの募集や無料サンプルを配布をすることで、ユーザーはお試し感覚で商品を使うことが可能です。
結果的に商品の認知率も向上し、売上アップが期待できます。
低価格モニター、無料サンプル専用の広告も用意しましょう。
④リピーターを獲得する
リピーターの獲得は、化粧品通販の成功に欠かせません。
継続して購入を続けるファンを増やせば増やすほど、売上は安定します。
商品を気に入ってくれたユーザーをリピーターにするためには、定期購入コースなどを用意すると効果的です。
割引の適用された定期購入コースを作り、広告に記載することで、継続的にファンを獲得していきましょう。
⑤セット商品を販売する
化粧品のセット商品を販売することで、顧客単価の向上を目指しましょう。
一度リピーターにになったユーザーは、既に自社のファンであるため、他の商品の購入も促進しやすいです。
例えば化粧水の定期購入をしているユーザーに、乳液の購入も勧めすると効果的。
リピーターが増えたら、セット販売や、セットでの定期購入コースも用意しましょう。
そしてリピーター専用の広告も制作すると、さらに良いでしょう。
化粧品通販の広告に必ず記載するべき要素
化粧品の通販を行う際に、記載しておくべき要素2点を紹介します。
- 成分表
- レビュー
この2点を記載することで、ユーザーの商品への信頼性が高まります。
まずは成分表から見ていきましょう。
①成分表
化粧品が全成分の表記が義務付けられており、化粧品の全成分表示記載のガイドラインに従って表記することが必要。
特に敏感肌の人などは、安全な化粧品を好む傾向にあります。
自分自身に合うのか、本当に安全な成分なのかをネットで調べることも多いです。
成分表の記載は義務でありながらも、自社製品の魅力を伝える点からも有効と考えられます。
ガイドラインをしっかり確認し、もれなく全成分の表記をしましょう。
②レビュー
レビューの記載については義務ではありませんが、ユーザーに安心感を与えることができるので、記載しておいた方が良い要素です。
ユーザーは「使用感」や「どんな肌質の人が使っている」かを事前に見ることで、自分に合うか合わないかの判断がしやすくなります。
ただし、レビューを記載する場合には「薬機法」にかからないような注意が必要です。
「薬機法」に関しては次の項目で解説していきます。
化粧品通販の広告制作で注意すべき薬機法
薬機法の正式名称は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」です。
広告を制作する際に特に気を付けたいのが、第六十六条の「虚偽又は誇大広告の禁止」という項目。
例えば根拠もなく「世界一」と記載したり、「100%安全安心」といった誇大表現は薬機法でNGとなる可能性が高いです。
薬機法で対象となる商品は以下の通りで、化粧品も含まれています。
- 医薬品
- 医薬部外品
- 化粧品
- 医療機器
- 再生医療等製品
化粧品の効能の表現範囲には規定があり、現時点(2021年6月)で56項目の表現方法が許可されています。
- 皮膚にうるおいを与える
- 皮膚の水分、油分を補い保つ
- 皮膚の柔軟性を保つ など
全項目は「化粧品の効能の範囲の改正について」より、確認が可能です。
薬機法チェックサービスも行っている会社も多くあり、有料とはなりますが、必要に応じて利用することをおすすめします。
化粧品通販の広告でレスポンスがとりやすいオフライン広告
化粧品の通販においては、紙媒体などのオフライン広告が有効です。
化粧品を購入する際にユーザーはじっくり広告を手に取って、情報を見る傾向があります。
反対にオンラインでは同じ画面に他の情報も表示されるため、情報を検討する以前に、ユーザーの気が散りやすい状態となってしまいます。
化粧品の通販では、効果の高いオフライン広告を活用しましょう。
中でも特にレスポンス率が高いと期待できる、「同封・同梱広告」と「折込チラシ」について説明します。
同封・同梱広告
同封・同梱広告は、化粧品の通販において高い効果が期待できる広告媒体です。
同封・同梱広告とは、「通販カタログ」「会員誌」で購入した商品、またはカード明細書などに同封されるチラシやDMのことを言います。
特に「通販カタログ」を利用した場合、「百貨店カタログ」や「子育てママ向けカタログ」など種類も豊富で、ターゲットを細かく設定することが可能です。
既に通販で商品を購入しているユーザーへ送付されるため、良いレスポンスが期待できます。
さらに詳しい内容は、「カタログ広告とは?デジタルの時代でも紙媒体は有効!」をご覧ください。
新聞折込
新聞折込は、ターゲット地域を特定しやすい広告媒体です。
高級化粧品の場合、富裕層の多いエリアをターゲットに指定できます。
逆にリーズナブルな価格の場合は、家族層が多いエリアや単身者が多いエリアなど、価格帯にあったエリアを選定することも可能。
そして新聞折込もじっくりと手に取ってもらい、読み込まれやすい広告媒体です。
化粧品の通販において、効果的な媒体のひとつと言えるでしょう。
「新聞折込はエリア選定が肝心!重要ポイントを徹底解説」の記事にて、詳しく解説しています。
化粧品の売上をあげる方法は?通販広告の成功例
次に、化粧品の通販で成功した事例を解説していきます。
- ドモホルンリンクル(再春館製薬所)
- ドクターシーラボ(株式会社ドクターシーラボ)
この2社の事例を解説し、どのような広告展開をし成功したのかを説明します。
「ドモホルンリンクル」「ドクターシーラボ」どちらの商品も、化粧品の通販を成功させるための5つのポイントを実践しています。
ドモホルンリンクル
「再春館製薬所」が開発したドモホルンリンクルは、年齢肌専用の基礎化粧品です。
ドモホルンリンクルの成功には、以下の理由が考えられます。
対象年齢の限定 | 年齢肌の基礎化粧品として開発・ブランディングし、数多くのファンを獲得 |
悩みに寄り添う | シミ、シワの改善に特化した商品として販売 |
無料サンプルの配布 | 3日程度で約3日分の無料サンプルがユーザーの手元に届く |
もともとの商品力の高さに加え、上記のような広告戦略が、ドモホルンリンクルがファンを多く獲得した理由と考えられるでしょう。
ドクターシーラボ
「株式会社ドクターシーラボ」が開発したドクターシーラボの基礎化粧品は、皮膚科学に基づいて作られた商品です。
高い認知度と、多くのファンを獲得した理由には以下が考えられます。(以下全て2021年6月時点のサービス)
悩み別に商品を開発 | 乾燥、たるみ、日焼けなど、ユーザーの悩みを細分化し、多くの商品を開発し宣伝 |
オンラインカウンセリングでさらに悩みに寄り添う | Zoomで、スキンケアのオンラインカウンセリングサービスを実施 |
トライアルセットの販売 | 980円(税込)で気軽に試せるトライアルセットの販売 |
定期便の販売 | 購入頻度や容量が選択できる、定期購入コースの販売 |
気軽に試しやすく、なおかつユーザーの悩みに寄り添い伝えることで、安心感と信頼感のあるサービスを提供しているのが、ドクターシーラボの特徴です。
悩みに寄り添ってくれている安心感が、ファンを獲得につながっていると考えられます。
広告を最適化して化粧品の通販を成功させよう
今回の記事では、化粧品の通販をオフラインで売るポイントについて解説しました。
化粧品の通販では、商品力の向上も必要ですが、商品の魅力を最適に伝える広告も必須です。
商品の良さが十分に伝わらなければ、ファンは獲得できません。
今回解説した、化粧品の通販を成功させる広告のポイントと、成功事例を参考に、売れる広告づくりを実践してみましょう。
なお弊社では、通販事業の方向けに紙で広告を出すための展開パターンや、出稿までの流れ・準備について紹介しています。
詳しく知りたい方はぜひ「通販広告の出稿マニュアル」バナーをクリックして、資料をダウンロードしてください。
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