現在、Webメディア広告は企業の集客戦略に欠かせません。
Webメディア広告にはさまざまな種類があり、種類ごとに費用や効果が異なります。
Webメディア広告を活用するには、各広告の特徴を知っておく必要があるでしょう。
本記事では、Webメディア広告の種類と特徴をわかりやすく紹介し、おすすめの広告手法もお伝えします。
ビジネスを始める予定の方や、集客・認知度向上施策を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
また弊社では、Webメディア広告の出稿をご検討の方に「通販に最適なWeb広告媒体」を紹介しています。
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目次
Webメディア広告とは
Webメディア広告(Web広告)とは、Webメディアに掲載される広告のことです。
マーケティングの一環として活用できます。
具体例をあげるなら、検索エンジンの検索結果ページに表示されるリスティング広告や、Webサイトやアプリの広告枠に表示されるディスプレイ広告などです。
なお、マーケティングとは、市場の変化に合わせて顧客のニーズに応えるための取り組みをいいます。
市場の変化に対応し、自社の商品やサービスをPRしたり売り込んだりするのが目的です。
自社の商品やサービスを訴求し、顧客の欲求を満たすためには、商品やサービスに合うWebメディアを選ばなくてはいけません。
Webメディア広告の特徴や効果を理解し、自社にふさわしいメディアを選ぶのが重要です。
Webメディア広告の課金方式8つ
Webメディア広告の課金方式は、大きく次の8つに分類できます。
- クリック課金
- インプレッション課金
- エンゲージメント課金
- 視聴課金
- 成果報酬課金
- 掲載期間課金
- 配信数課金
- ページビュー課金
ひとつずつ詳しく確認しましょう。
クリック課金
クリック課金(CPC)とは、ユーザーが広告をクリックして料金が発生する広告のことです。
CPC(Cost Per Click)広告ともいわれています。
クリック課金のメリットは、広告費が成果に応じて変動することです。
クリック課金は、広告が表示されてもクリックされなければ料金はかかりません。
広告のリンク先に興味を持ってクリックしたユーザーが発生したときだけ、広告費がかかる仕組みです。
一方でデメリットは、配信媒体や検索ワードのボリュームによって、広告費が急に増える可能性があることです。
例えば、多くのユーザーが利用する媒体に広告があれば、広告がクリックされる確率も高くなります。
予想以上にクリック数が増えていて、気づいたときには広告費が高額になってしまっていることもあるのです。
クリック課金の広告を出す場合は、配信媒体や広告をクリックするまでの流入状況などを定期的にチェックし、広告費の動きを注視する必要があります。
インプレッション課金
インプレッション課金とは、広告が1,000回表示されるたびに広告費がかかる広告のことです。
CPM(Cost Per Mille)ともいわれています。
インプレッション課金のメリットは、広告の表示回数に応じて広告費が決まるため、費用を一定に保てることです。
しかし、広告を見ただけで料金が発生するため、広告を見て商品やサービスの利用・購入に至るかどうかが予想できません。
よってインプレッション課金は、商品の購入やサービスの利用を促すことよりも、知名度を高めたいときに利用するのがよいでしょう。
エンゲージメント課金
エンゲージメント課金とは、CPE(Cost Per Engagement)とも呼ばれる課金方式です。
広告に対してユーザーがエンゲージメントを起こした時点で広告費がかかります。
エンゲージメントとは、広告に対してユーザーがSNSでシェアやいいねを押したり、画像をクリックしたりするなどの反応のことです。
エンゲージメント課金のメリットは、ユーザーの積極的な行動を評価基準とすることです。
「既存のユーザーとより深くつながりたい」「新しいユーザーに見つけてもらいたい・興味を持ってもらいたい」などのニーズに合っています。
デメリットとしては、コンバージョン重視だと効果が得にくく、逆に広告費が高くついてしまう可能性があることです。
視聴課金
視聴課金とは、CPV(Cost Per View)とも呼ばれる課金方式で、ユーザーが動画広告を規定の時間見ると課金されます。
視聴課金のメリットは、動画を見たユーザーだけに広告費を払えることです。
また、広告が目に触れただけの場合よりも、広告が伝えたいメッセージを理解してもらえる可能性が高まります。
デメリットは、動画広告を制作する必要があるため、他の広告よりも費用がかかってしまうことです。
成果報酬課金
成果報酬課金とは、広告に設定したコンバージョンにユーザーが達成したときに課金される方式です。
アフィリエイト広告と同程度の意味で使われています。
コンバージョンとは、商品購入やサービスの利用・会員登録など広告主が定める目標のことです。
成果報酬課金では、広告費の発生を成約や成約に近いアクションが起きたときに限定できます。
問い合わせがあった・資料請求の連絡がきたなどの成約に近いアクションがあって初めて課金されるため、広告をうまく運用すれば高い費用対効果が期待できるでしょう。
ただしデメリットもあり、コンバージョンが発生した場合の広告費が他の課金方式よりも高くなる可能性があります。
掲載期間課金
掲載期間課金とは、定めた広告掲載期間に応じた広告費を支払う課金方式のことです。
CPD(Cost Per Day)ともいわれています。
掲載期間課金の利点は、期間も掲載場所も掲載期間が終わるまで一定であるため、広告費がはっきりしていることです。
ただし、広告出稿後は基本的に変更ができません。
不適切な枠に広告を出してしまったとしても、掲載期間が終わるまで続けなければならないのです。
広告を出す前に、商品の特徴やターゲット層を明確にし、掲載場所・掲載期間・掲載費用から、広告で得られる効果をきちんと見積もっておく必要があります。
配信数課金
配信数課金とは、広告を配信する数に応じて広告費が決まる課金方式のことです。
広告の配信数が少ないと広告費も安くなり、逆に多いと高くなります。
メルマガ広告がわかりやすい例です。
メルマガ広告を配信できるユーザー数が多いほど、広告費も高くなります。
配信数課金のよい点は、媒体が持っているユーザーだけに広告が送られるため、広告を見るユーザーの特徴がある程度わかることです。
年齢や性別などどのような属性のユーザーが多いのか、媒体側から前もって教えてもらえます。
自社商品やサービスと合うユーザーが多いかどうか判断しやすいでしょう。
反対に悪い点は、クリック数やコンバージョンなどと関係なく広告費がかかることです。
広告費は配信数が基本となるため、例えば10,000通送ってクリックがなかったとしても広告費を払わなくてはなりません。
配信数課金式を利用するときは、配信先のユーザーをよく知り、興味を持ってもらえるような広告を作ることが大切です。
ページビュー課金
ページビュー課金とは、広告が掲載されたWebページの表示回数に応じて課金する方式です。
広告のクリックや成果に対して課金されないため、広告費用が高くなってしまう心配がありません。
一方で、広告の表示回数と広告の効果が必ずしも一致しないため、広告の費用対効果が低くなってしまうデメリットもあります。
主なWebメディア広告10種類
Webメディア広告で主によく使われる以下10個を紹介します。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- リターゲティング広告
- 動画広告
- SNS広告
- 記事広告
- アフィリエイト広告
- メール広告
- リワード広告
なお、企業全体のマーケティング戦略を構築し、複数のWebメディア広告を展開させる方法もあります。
それぞれの特徴を押さえ、活用できるようにしましょう。
リスティング広告
リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに連動し、検索結果にテキスト形式で表示される広告です。
リスティング広告は、ターゲットの興味や関心に合わせて表示されることから「検索連動型広告」とも呼ばれています。
例えば「内装工事」と検索したとしましょう。
内装工事の注意点や、費用相場などの検索結果が出てくるはずです。
検索結果ページの上か下にある「スポンサー」や「広告」などが表示されているものがリスティング広告になります。
なお、リスティング広告におけるクリックごとの料金は100~1,000円ほどです。
多くの企業は、月に20~50万円ほどの予算を設けています。
リスティング広告の特徴
リスティング広告の大きな特徴は、顕在層に向けて関連する商品やサービスを見せられることです。
Webメディア広告の中でも費用対効果が高いといわれています。
さらに、リスティング広告は多くの場合が課金方式です。
予算は広告主が決められるため、Webメディア広告を低予算で始めたい場合におすすめです。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリの広告枠に出る広告です。
画像や動画にテキストを加えて見せることが多く、バナー広告ともいいます。
ディスプレイ広告でよく見るのは、通称YDAと呼ばれるYahoo!ディスプレイアドネットワークや、GDNと略すGoogleディスプレイネットワークです。
出典:Yahoo! JAPAN
上記のようにYahoo! JAPANのトップページを例にあげると、上段右側の大きなスペースに表示されているのがわかります。
さらに、スマートフォンの場合は画面全体の約33%を占有するので、ユーザーにとってインパクトが強い広告といえるでしょう。
ディスプレイ広告は、クリック単価が50~100円程度、月間費用は20~50万円ほどが相場です。
ディスプレイ広告の特徴
ディスプレイ広告とは、画像や動画にテキストを添えた広告で視覚的な表現をしたり、ブランドイメージを高めたりできる広告です。
ターゲットに合わせたクリエイティブをディスプレイ広告として作成して掲載すれば、ユーザーをひきつけられるでしょう。
さらに、年齢や性別など属性を設定して広告を配信し、潜在層にしっかりアプローチできるのもメリットです。
ディスプレイ広告は、リスティング広告よりもユーザーの購入意思は低いかもしれませんが、ユーザー自身が検索しない商品や知らないサービスを紹介しやすいでしょう。
新商品の宣伝や新しいサービスの展開と相性がよい広告です。
リターゲティング広告
リターゲティング広告とは、Webサイトから離れたユーザーを追跡し、再び自社の広告を表示して購入意欲を高める手法です。
ユーザーの中には、気になる商品を見つけてもすぐに買わない方も多いでしょう。
金額や口コミなどを見てから購入するケースも考えられます。
購入を検討しているユーザーにリターゲティング広告でアプローチすることで、購入率を向上させられるのです。
リターゲティング広告には、検索とディスプレイの2種類があります。
検索とは、ユーザーが検索時にキーワードを入力したときに、自社の広告を表示するものです。
ディスプレイは、ユーザーが他のWebサイトを閲覧しているときに自社の広告を表示します。
広告を配信する媒体には、ヤフー広告やGoogle広告などがあります。
費用相場は媒体によって異なり、20~50万円程度です。
リターゲティング広告の特徴
リターゲティング広告は、Webサイトに関心・興味を示したユーザーに対して再度自社の広告を見せるため、購入につなげやすくなります。
しかし、広告の単価を高めに設定することも多いため、運用にはコツが必要です。
動画広告
動画を使って商品やサービスを紹介する広告が動画広告です。
動画広告はWebメディアやYouTube・InstagramやX(旧Twitter)などで確認でき、年々人気が高まっています。
動画広告の費用は、YouTubeでは1回あたり3~20円ほどで、月におよそ50~80万円が相場です。
動画広告の特徴
動画広告は、一度に多くの情報をユーザーに伝えられるのが魅力です。
さらに、映像・音声・テキスト・音楽などを使って物語をつくれるため、ユーザーの興味を一気にひきこめます。
潜在層や商品・サービスを知らない層にもアプローチが可能です。
SNS広告
SNS広告とは、InstagramやTwitter、TikTokなどのSNSで配信する広告のことです。
上記の表からわかるように、SNSの個人の利用率は全体で 80%です。
また、SNSの利用目的はコミュニケーションが88.6%で、次いで情報収集が64.5%と年々増加傾向にあります。
SNSは、年齢にかかわらず利用率が高めです。
情報収集のために利用するユーザーも多いため、十分に検討価値がある広告でしょう。
SNS広告の費用は、ひとつの媒体につき月間30~50万円ほどです。
SNS広告の特徴
SNSは、人との交流はもちろん情報の収集にも使われることが多いため、ユーザーに広告を受け入れてもらいやすいのが特徴です。
また、広告に興味を持ってクリックする確率も高い傾向があります。
さらに、年齢や性別などターゲットを絞って配信もできるため、自社の商品やサービスを多くの人に知ってもらいたい方には最適な広告です。
記事広告
記事広告とは、紙やWebの媒体に通常の記事と同じような見た目で掲載される広告です。
「タイアップ広告」ともいわれています。
広告だとわかるように、記事のタイトルや最初、途中などに「広告」「AD」「PR」「Sponsored」などと書いてあるのが特徴です。
引用:FODの実証実験に学ぶCTV広告の活用Tips アプリインストールに対する効果はスマホよりも高かった (1/3):MarkeZine(マーケジン)
記事広告の特徴
記事広告は記事として読みやすいので、メディアの内容に興味がある読者にスルーされにくく、なかなかアプローチが届かない潜在顧客にもアピールできます。
また、第三者目線で商品・サービスを紹介しているため、読者の信頼や理解を得やすいのも大きなメリットです。
さらに、広告枠を買って掲載するバナーなどよりも情報が豊富であるため、商品・サービスの知名度をあげたり理解度を高めたりできます。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、資料請求や商品購入など、広告主が事前に決めた行動をユーザーがすると料金が発生する広告のことです。
広告の掲載だけでなく、ユーザーの行動が報酬につながることから、成果報酬型広告ともいわれています。
アフィリエイト広告を利用するには、ASPという提携や仲介をする事業者と契約しなくてはなりません。
初期費用や月額料金はもちろん、成果報酬費用や手数料などもかかります。
ASPの初期費用はおよそ5万円、月額料金は4万円ほどが相場で、成果報酬費用は広告主が決めます。
アフィリエイト広告の特徴
アフィリエイト広告は、成果報酬型であることが大きな特徴です。
ユーザーが資料請求や商品購入など、広告主が事前に決めた行動をしないと、広告を掲載しても報酬が発生しません。
また、コンバージョン単価(CPA)を自由に設定できるため予算の管理が容易です。
広告費も効果的に使えます。
さらに、求める成果が出なくても費用をかけることなく商品やサービスの知名度をあげられるのも、アフィリエイト広告の利点です。
メール広告
メール広告とは、メールを使ってユーザーにアプローチする広告のことです。
テキストとhtmlの2種類があります。
テキストは文字のみの広告です。
文字しかないためすっきりしたデザインにはなりますが、文字数が多いと見にくくなるため注意しなくてはなりません。
htmlは、画像を入れたり文字の大きさ・フォントなどを変更したりできる広告です。
視覚的な訴求ができる一方で、メール受信者の環境によってはメールがうまく表示されないデメリットもあります。
メール広告の特徴
メール広告は、事前に絞った条件にもとづいてメールを配信するため、ターゲティングできる点が特徴です。
「会員登録をしている人」「自社の商品を買ったことがある人」など特定の人に配信できるため、商品やサービスのターゲット層へ効率的にアプローチできます。
また、メール広告は保存性が高いことも魅力です。
メールは削除されない限り残るため、後で読んでもらえる可能性があります。
リワード広告
リワード広告とは、ユーザーがある行動を起こすことで報酬が発生する広告をいいます。
例えば、次のような行動です。
- アプリのダウンロード
- 商品の購入
- 最後まで動画視聴
報酬は、サイトやアプリ内で使えるアイテムやポイントなどの形で支払われます。
ユーザーが自分でリワード広告を見るかどうか選ぶため、広告の内容によっては効果が得やすいです。
リワード広告の特徴
リワード広告はスマートフォンアプリのインストールに最適な広告で、報酬もアプリ内で受け取れます。
また、リワード広告は短めの動画でつくられていることも特徴のひとつです。
10~30秒の間でおさまるようにつくっています。
動画が短いのは、ユーザーが広告に飽きて離れていかないようにするためです。
10秒未満だと、広告の内容が伝わりにくくなります。
かといって30秒以上だとユーザーが長く感じてしまい、広告を見てくれないでしょう。
長すぎず短すぎず、適切な長さにすることが重要です。
主なWebメディア広告媒体12個の特徴
Webメディア広告の媒体は、主に以下12個があります。
- Yahoo!JAPAN
- X(旧Twitter)
- LINE
- YouTube
- TikTok
- TVer
- A8.net
- バリューコマース
- もしもアフィリエイト
しっかり効果を出すためにも、ターゲットや掲載期間、予算などにあわせて使う媒体を考えなくてはなりません。
特徴や費用などをひとつずつ詳しく確認しましょう。
Google広告は、Google AdWordsというサービスを使って出稿できます。
Google広告で出せるのは、リスティング広告とディスプレイ広告の2つです。
リスティング広告は、テキスト・画像・動画などの広告を、Google検索サイトやGoogle検索パートナーに表示します。
掲載される広告はユーザーが検索したワードにあわせて選ばれ、費用は30万円ほどが相場です。
ディスプレイ広告も、Google検索サイトやGoogle検索パートナーに掲載されます。
掲載される広告は、メディアの属性やユーザーの検索履歴などによって決まり、費用相場は1クリックごとに50~100円です。
Yahoo!JAPAN
Yahoo!広告は、Yahoo!JAPANのサービスに出せる広告のことです。
Yahoo!JAPANのページはもちろん、提携パートナーサイトにも広告を配信できます。
Yahoo!JAPANは、日本のインターネットユーザーの8割以上が使っている人気の検索エンジンです。
利用者が多いため、広告を見てもらえる確率も高いといえるでしょう。
Yahoo!広告はリスティング広告やディスプレイ広告に対応しており、基本料金や最低出稿金額の制限はありません。
月数万円からでも始められるため、気軽に広告運用が可能です。
また、一部を除いてクリック単価課金であるため、無駄な出費を防げます。
Facebook広告とは、FacebookやInstagramなどMeta社の媒体に広告を掲載できるサービスです。
Facebookは、ユーザーが年齢や出身地、趣味などプロフィールを入力して登録するため、高いターゲティング効果が得られる媒体です。
Facebookでは、写真や動画にテキストを加えた広告を掲載できます。
広告内容をしっかりと伝えたい場合に便利でしょう。
Facebookの広告料金は、インプレッション課金とクリック課金のどちらかになります。
クリック課金の場合、1クリックあたりの費用相場は100円~200円です。
Instagramは、フィード・ストーリーズ・発見タブで広告を表示できる媒体です。
フィードとは投稿画面、ストーリーとは短めの動画や画像をスライドショーのように投稿できる機能のことをいいます。
発見タブは、虫眼鏡マークのところを押すと出てくる機能です。
広告は画像や動画で作られており、広告とわかりにくくなっています。
広告感がないため、ユーザーは嫌悪感を抱くことなく、気軽に自社の商品やサービスに触れられるのが魅力です。
Instagramは、100円単位に出稿金額を変えられます。
CPM・CPC・CPV・CPI・ThruPlayの中から、自社に合う課金方式を選べます。
X(旧Twitter)
X(旧Twitter)では、画像や動画、テキストなどの広告をタイムラインや検索結果に表示できます。
Xはユーザーの趣味が明確に反映される媒体です。
自分と同じ趣味のユーザーを探したり、情報収集をおこなったりするために利用している人が多くいます。
ユーザーの好きなこと・興味のあることがはっきりしているため、ターゲティングがしやすいです。
Twitter広告の費用は、予算に応じて調整できます。
1クリックあたりの費用は100円~数千円が目安です。
Twitter広告を使っている企業のほとんどは、月に30~50万円ぐらいの費用をかけています。
LINE
LINE広告は、LINEアプリや他のLINEサービスに掲載できる広告です。
LINEは、日本のスマートフォンユーザーの8割以上が使っているSNSです。
2023年3月時点では、月間アクティブユーザー数が約9,500万人にのぼります。
月間の利用者のうち、毎日利用するユーザーがすべての年代で6割以上もおり、幅広いユーザーカバー率と高いアクティブ率が魅力です。
参考:媒体資料の一覧ページ|LINEヤフー for Business
さらに、LINE広告は『LINE NEWS』や『LINE マンガ』などさまざまなサービスを提供しているため、配信先も豊富です。
YouTube
YouTubeは、動画で広告を配信する媒体です。
動画の始めや途中に動画広告が挿入されます。
YouTubeの利用者は年々増加しており、さまざまな年代が視聴しているため、YouTubeで広告を出せば多くの人に見てもらえる可能性が高いです。
YouTube広告を使っている企業の多くは、1日あたりの予算を3,000円に決めています。
また、月にかける予算は10万円以下である企業がほとんどです。
YouTube広告については「テレビ広告とYoutube広告はどっちがいい?効果の違いを解説」でも解説しているため、ぜひご一読ください。
TikTok
Tiktokでは、アプリ起動画面広告とインフィード広告という2種類の広告が出せます。
アプリ起動画面広告は、アプリを開くときに表示される広告です。
インフィード広告は投稿やタイムラインに混ざって表示される広告をいいます。
Tiktokのユーザーは若年層が多く、特に10~20代に人気の商品やサービスを宣伝するのに最適な媒体です。
Tiktok広告の費用は、ユーザーが広告にアクションするたびに数十円~数百円かかります。
一定期間契約をする場合は、数百万円から1,000万円ほどの予算が必要です。
TVer
テレビ番組の無料見逃し配信サービスTVerに出せる、6秒~60秒の動画広告がTVer広告です。
TVer広告の大きなメリットは、動画の高い完全視聴率です。
テレビCMと同じくスキップができないため、広告動画の完全視聴率はどのデバイスでも95%以上となっています。
広告が出れば、最後まで見てもらえると思ってよいでしょう。
また、TVerはユーザーがTVerを利用する際、性別・年齢・好きなジャンルなどの情報を入れなければなりません。
TVer広告では、ユーザーが登録した情報をもとにした精度の高いターゲティングができます。
TVer広告については「TVer広告の特徴や仕組みとは?クリックされるためのポイントも解説!」で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
A8.net
A8.netは、個人・企業にかかわらず登録者が多い人気のアフィリエイトサービスです。
2024年1月の時点で、登録サイトの数は327万をこえています。
a8は株式会社ファンコミュニケーションズが運営しており、東証一部に上場している企業です。
広告主はa8で広告を出して、アフィリエイターやWebサイトの管理者にPRしてもらいます。
a8で広告を掲載するときに広告主が払うのは、次のような費用です。
- 初期費用
- 月額費用
- 成果報酬
- アフィリエイター募集費用
- 各種手数料
初期費用は50,000円で、月額費用は6ヶ月以上の契約で月額40,000円からになります。
バリューコマース
バリューコマースは、ASPの中でも有名なアドネットワークです。
運営会社はヤフー株式会社の連携子会社で、日本で最初にアフィリエイトサービスを始めたアフィリエイトの先駆者といわれています。
バリューコマースで広告を掲載するときには、次の費用が必要です。
- 初期費用:50,000円
- 月額費用:50,000円
- 成果に応じた手数料:30%
ブログや記事の内容にあわせて、自動で最適な広告を配信する「おまかせ広告」というサービスがあります。
もしもアフィリエイト
もしもアフィリエイトは、株式会社もしもが運営するASPです。
もしもアフィリエイトは、業界で初めてW報酬制度を導入しました。
通常のアフィリエイト報酬にプラスして、もしもアフィリエイトから12%のボーナス報酬が支払われます。
金額にはよるものの、収益を12%増やすのはなかなか大変なことです。
他のASPと同程度条件の案件なら、もしもアフィリエイトを選ぶほうがよいでしょう。
また、もしもアフィリエイトでは、会員に向けてブログの運営ノウハウや、アフィリエイトで成功したブロガー・アフィリエイターのインタビューなどが会員に提供されています。
初めてアフィリエイトを使う場合でも、第一線で活躍するブロガーやアフィリエイターがノウハウを教えてくれるため安心です。
Webメディア広告のメリット5つ
Webメディア広告には、以下5つのメリットがあります。
- 少額の費用で始められる
- 準備期間が短い
- 基本的に細かくターゲティングできる
- 効果測定がしやすい
- 内容の変更がしやすい
ひとつずつ詳しく解説します。
少額の費用で始められる
Webメディア広告は、テレビCMや雑誌などのマス広告よりも、安い費用で始められます。
マス広告は、広告をひとつ出すのに数十万円~数千万円かかるのが通常で、広告が見られたかどうかに関係なく、高い費用が必要です。
一方、Webメディア広告は成果に応じて支払う方法が一般的で、広告をクリックしたり表示したりした回数で料金が決まります。
あらかじめ予算を決めておけば、予算の範囲内で広告掲載できる点が大きなメリットです。
準備期間が短い
Webメディア広告は、配信開始までの準備期間が短いです。
例えば雑誌広告だと、広告を作成できても媒体側のチェックが入ってすぐに掲載へ進めないなど、時間がかかります。
テレビCMなら、制作~放送までに3ヶ月程度かかるでしょう。
一方、Webメディア広告は情報やデータがあれば即日でも配信できます。
タイムリーな広告を出せるため、多くの人に見てもらいやすいでしょう。
基本的に細かくターゲティングできる
Webメディア広告は基本的に、以下のようにターゲットを細かく絞って配信できます。
- 性別
- 年齢
- 地域
- 検索ワード
- 媒体を利用した時間・曜日
ターゲットを細かく絞れば、広告に興味を持ってもらえる確率が高まります。
効果測定がしやすい
Webメディア広告は、広告を見た回数やクリック数など、広告の効果を数値で測れます。
効果データを取得して分析できるため、無駄に広告を出すことなく、コストの節約が可能です。
また、広告を効果的なタイミングでの配信もできます。
内容の変更がしやすい
Webメディア広告は、広告を掲載した後でも内容の変更が容易です。
新聞や雑誌などは、一度掲載してしまうと書き換えられません。
一方Webメディア広告は、広告を出している間でも内容をすぐに変えられます。
効果を見てみて反応が悪ければ、もっとよい内容に差し替えることも可能です。
柔軟性が高いのも、Webメディア広告の大きなメリットでしょう。
Webメディア広告のデメリット4つ
Webメディア広告はメリットも多くある一方で、次のようなデメリットもあります。
- 設定を誤ると費用が高額になる
- 予算消化し切れないことがある
- 運用するためにリソースが必要となる
- 出稿から効果測定まで専門知識が必要となる
メリットとあわせて把握しておきましょう。
設定を誤ると費用が高額になる
Webメディア広告は、予算設定を間違えると桁違いの費用がかかる可能性があります。
Webメディア広告の多くは、ユーザーの反応に応じて広告費が発生するため、予算設定を適切におこなわないと想定以上の広告費がかかってしまうでしょう。
特に、競合が多いジャンルやキーワードでは、単価が高くなりやすいので注意しなくてはなりません。
予算設定をする際には、広告設定時の予算スケジュールが「1日」なのか「1ヶ月」なのかしっかりと確認することが重要です。
例えば、予算スケジュールを「1日」と設定した場合、その日に予算の上限に達すると広告が停止されます。
しかし、予算スケジュールを「1ヶ月」と設定した場合、その月に予算の上限に達するまで広告が配信され続けます。
予算スケジュールを「1日」と「1ヶ月」で間違えて設定すると、予算の範囲が大きく変わってしまうのです。
きちんと予算を設定し、費用が高額にならないようにしましょう。
予算消化し切れないことがある
Webメディア広告は、やり方次第で予算消化できないことがあります。
予算消化できない原因として考えられるのは、広告のターゲティングが細かい・広告の内容が魅力的でないなどです。
また、広告の内容に対し媒体が合っていないことも考えられます。
これらの原因を解決するためには、広告の運用や分析に関する知識やスキルが必要です。
また、Webのトレンドに常にアンテナを張ることも重要でしょう。
運用するためにリソースが必要となる
Webメディア広告を効果的に運用するには、人的なリソースが欠かせません。
ターゲットに合わせたキーワードや設定を選び、ユーザーの反応に応じて広告を最適化していく必要があります。
また、予算の管理も手間です。
広告の運用担当者は、Webマーケティングにも広告運用に詳しくなることが求められます。
知識を得るまでにかなりの時間を費やすことになるでしょう。
出稿から効果測定まで専門知識が必要となる
Webメディア広告で効果を得るために効果測定は欠かせませんが、効果を分析し、問題点や改善策を見つけるにも高いスキルが必要です。
Webメディア広告は、なんとなく出稿しても成果が見込めません。
マーケティングやデザインなどさまざまな面で専門知識を持った人間が、広告媒体ごとに違う指標も把握し、さまざまな視点で分析することが求められます。
専門知識を持った人材がいない場合、外部に依頼するなどの費用も考えなければなりません。
Webメディア広告を選ぶ4つのポイント
Webメディア広告は種類が多くあり、選択の際に迷ってしまいがちです。
そんなWebメディア広告を選ぶポイントは、主に次の4つです。
- 広告を出稿する目的を明確にする
- 自社商材のターゲットに合う広告を選ぶ
- 自社のリソースを考慮する
- 自社ビジネスモデルとの相性を考える
ポイントを押さえ、適切なWebメディア広告を選びましょう。
広告を出稿する目的を明確にする
Webメディア広告を選ぶときは、何を目指すのかはっきりさせましょう。
例えば、自社商品やサービスの売り込みや認知度の向上などがあげられます。
購買を促進するなら、リスティング広告やリターゲティング広告が最適です。
認知度の向上であれば、SNS広告がよいかもしれません。
目的を明確にすれば、適したWebメディア広告もわかってくるでしょう。
自社商材のターゲットに合う広告を選ぶ
自社商材のターゲットに合う広告を選ぶことも、効果を得るうえでは重要です。
例えば、10代~20代の女性向けのコスメや美容関係の商品・サービスの認知度アップが狙いなら、X・TikTok・YouTubeなどのSNS広告が合っているでしょう。
住宅販売や旅行など検討検討が長い商材なら、リターゲティング広告が効果的です。
自社のリソースを考慮する
Webメディア広告を選ぶ際は、広告にかけられる予算や運用にかかわる人材など、自社のリソースを考慮することも重要です。
リソースが十分にあれば、自社で広告の選択や運用ができます。
しかし、リソースが不足していると、広告の効果が思うように得られないかもしれません。
必要に応じてアウトソースしましょう。
アウトソースすると、広告の効果を最大化するための戦略や施策を提案してもらったり、運用の負担を軽減したりできます。
Webメディア広告の予算の考え方
Webメディア広告の予算は、目的に合わせて計算しましょう。
計算の仕方は「目標CPA×目標CV数=必要予算」です。
例えば、目標CPAが50,000円で目標CV数が10だとすると、必要予算は次のようになります。
必要予算=50,000円×10=500,000円
予算を考える際は、広告成果がかんばしくない場合の「出稿取りやめの基準」と、順調に成果が出ている場合の「予算増額基準」を決めておくのがポイントです。
自社ビジネスモデルとの相性を考える
Webメディア広告を選ぶときは、自社の特徴やビジネスモデルとの相性を考え、最適なものを探しましょう。
例えばBtoBであれば、製造業や不動産業など特定の業種に特化した媒体もあります。
BtoCなら、リスティング広告やSNS広告などが合っているでしょう。
Webメディア広告を運用する際の2つのコツ
Webメディア広告を効果的に運用するには、以下2つのことが重要です。
- 効果測定をしながら改善を繰り返す
- LPOにも気を配る
それぞれ詳しく解説します。
効果測定をしながら改善を繰り返す
Webメディア広告を運用する際のコツは、効果を見つつ改善を繰り返すことです。
Webメディア広告は、常に変化する市場や競合に対応する必要があります。
出稿して終わりではありません。
都度、広告の効果を分析し、クリック率やコンバージョン率などの指標を確認します。
必要があれば広告内の文言や画像などを修正していくことが重要です。
LPOにも気を配る
LPOに気を配ることも、Webメディア広告の運用に必要です。
LPとはランディングページのことで、Webメディア広告や検索エンジンなどから訪問してきたユーザーが最初に見るページのことです。
そしてLPOとは、LPをユーザーのニーズに合わせて最適化し、ページのCVに到達する確率をあげるマーケティング手法のことを指します。
LPが見づらかったり情報が不足していたりすると、購入や問い合わせなどのアクションを起こさない可能性が高いです。
LPにも注力しないと、広告がよくても最終的なCVにつながりません。
話題の広告手法「チラシビジョン」とは
いま、注目を集めている広告手法「チラシビジョン」をご存知でしょうか。
チラシビジョンとは、テレビ局とYahoo!JAPANが共同で開発した、チラシを動画に変える広告手法です。
自社にある静止画のデータを動画にし、さまざまな動画メディアに出稿できます。
動画広告は、一般的には一から映像・音声・テキストをかき集めるため、制作時間がかかります。
最低でも3ヶ月は必要です。
しかし、チラシビジョンなら、すでにある静止画データを動画にするため、動画制作にかける時間を短縮できます。
さらに、手軽に利用できるほか、コスト削減にもつながるため、自社にあるデータを活用し効率的に広告を作成したい企業におすすめです。
チラシビジョンの詳細については「「チラシビジョン」でいつものチラシを有効活用できる!」をご覧ください。
Webメディア広告の特徴を押さえて効果的に運用しよう
企業が今後も発展し続けていくためにはWebマーケティング、とりわけWebメディア広告の活用が重要です。
Webメディア広告にはさまざまな媒体があり、媒体の数だけ特徴やメリット・デメリットがあります。
目的を達成するためにも、最適なWebメディア広告を選んでマーケティングに活用しましょう。
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