ブランドパネルとは?概要や出稿手順・注意点などを詳しく解説

企業が商品を販売するプロモーションの方法はさまざまです。
プロモーション活動をおこなうために、企業は広告宣伝の予算に合わせて計画されます。

広告予算は、年間計画されているケースが多く販売促進をしたい商品を、ターゲットに合わせて広告媒体を選定する必要があります。

近年ではデジタルの進化にともない、Webでのプロモーション活動が成果に大きく影響するといえるでしょう。

限られた広告予算で、販売促進をしたいタイミングや売上げ目標に合わせて緻密に計画することが重要になるのです。

Webのプロモーションは、インターネット上のメディアに掲載される広告全般を指し「Web広告」と総称されます。

Web広告の種類はさまざまですが、いま注目されているブランドパネルを使った広告の手法について詳しく見てみましょう。

プロモーションをこれから検討している方は、ぜひ参考にご覧ください。

また、弊社では、Web広告の出稿をご検討の方に「通販に最適なWeb広告媒体」を紹介しています。

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ブランドパネルとはどのような広告?

企業が自社の広告を効果的に訴求する際、ブランドパネルは選択肢として多く選ばれる広告の一種です。

なぜブランドパネルが選ばれているのでしょうか。

ブランドパネル広告とは、Yahoo! JAPANのトップページに掲載されるディスプレイ広告を指します。

ヤフートップページ広告はブランドの顔にあたり、ユーザーが最初に見る情報ページとなります。

ブランドパネル広告は、ヤフートップページの目立つ場所に掲載されるため、ヤフーに訪れたユーザーの多くが広告を見てクリックされる可能性も高いといえるでしょう。

プロモーション活動のひとつであるブランドパネル広告の特徴や、出稿方法について紹介します。

なお、ブランドパネル以外のWeb広告については「Webメディア広告とは?広告の種類やおすすめの手法を解説」を参考にしてください。

ブランドパネルにおけるヤフートップページのリーチ力とは

「ブランドパネル広告は、なぜ効果が期待できるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

効果が期待できる理由は、ネットユーザーの約7割がYahoo!JAPANを利用されていて、圧倒的なリーチ力があるためです。(参考:インターネットサービス利用者数

ヤフートップページに掲載されるブランドパネル広告について理解を深め、しっかりコツを押さえておきましょう。

ブランドパネルの出稿場所について

ヤフートップページにブランドパネル広告を出稿する場合は、デバイスを指定する必要があります。

デバイスの種類は大きく分けて2種類あり、PCブランドパネルとスマートフォンブランドパネルです。

PCブランドパネル

PCブランドパネルのデバイスを選択した場合は、広告枠はヤフートップページ上段の右側に掲載されます。

PCの大きな画面で目につく位置に掲載されるため、PCユーザーをターゲットにする場合は効果が期待されるでしょう。

スマートフォンのブランドパネル

スマートフォンのデバイスを選択した場合、掲載される広告枠はスマートフォンのトップページ上段になります。

スマートフォンのブランドパネル広告は、画面全体の三分の一を占有するためユーザーインパクトが強いといえるでしょう。

ヤフートップページに掲載されるブランドパネルの魅力とは

ブランドパネル広告が掲載されると、ヤフーユーザーの目に多く触れる可能性があります。

アピールしたい自社ブランドの商品やサービスの認知向上に適しているといえるでしょう。
販売促進を強化し予算をかけて掲載したい場合は、掲載する期間やターゲット層を広げることも可能です。

ヤフートップページ広告は、テレビCMや新聞広告などと同様もしくは、デジタル進化にともないそれ以上の効果を期待できるかもしれません。

ブランドパネル広告の配信エリアや期間、ターゲットの設定方法を知って効果的なアプローチを検討してみましょう。

ブランドパネル配信エリアや期間の指定を知ろう

企業のプロモーションに重要なのは「誰に自社商品の魅力を伝えたいのか」です。

ブランドパネルは、広告を配信するエリアや期間を指定できます。

広告の配信日は平日からのスタートとなり、期間は5日から1 カ月の間で自由に設定できます。
次に広告掲載のエリアを選択しましょう。

「都道府県」や「市区郡」の希望エリアから指定が可能で、複数のエリアで選定が可能です。

「都道府県」から選択する場合は、1エリアまたは複数エリアを指定でき、「市区郡」も同じ考え方です。

さらに「都道府県」と「市区郡」の組み合わせも自由に選択できます。

わかりやすく説明すると「都道府県」から「神奈川県」を選択し、合わせて「市区郡」から「東京都港区」を選定するような組み合わせ方法です。

数多いヤフーユーザーからターゲットを絞り、プロモーションするエリアを自由に選択できることは、ブランドパネルのメリットといえるでしょう。

ブランドパネルターゲティングについて理解しよう

ブランドパネルの広告配信エリアを「都道府県」から選択した場合は、ターゲットを指定できます。

どのようなターゲットから選べるのか一部を紹介します。

  • 性別(男性・女性・不明)
  • 年齢(年齢の範囲を指定)
  • オーディエンスカテゴリー

性別や年齢のほか、オーディエンスカテゴリーなど500項目以上から指定可能です。

オーディエンスカテゴリーとは、ユーザーのデータから興味・関心、属性、ライフイベントごとに分類されたユーザー層を指します。

ターゲティングは、狙いたいターゲット層に合わせて、興味関心の項目に当てはまるユーザーへ配信する方法です。

プロモーション活動は、商品を「誰に届けたいのか」が重要のため企業がニーズを分析しターゲティング設定をおこなうことが、効果をだすポイントになるといえます。

ブランドパネル広告の予約型と運用型の違い

ブランドパネル広告についてもう少し詳しく見ていきましょう。

ヤフートップページ広告に掲載されるブランドパネルには、「予約型」と「運用型」2種類の出稿方法があります。

予約型は、掲載期間と表示回数を保証する広告商品で、同枠の運用型広告よりも優先的に配信されます。

対して「運用型」は、広告出稿の目的(コンバージョン・動画再生・サイト誘導など)に合わせて広告出稿が可能です。

コンバージョンとは、英単語「Conversion」のことでWebのマーケティングでは「成果」を意味する言葉です。
マーケティング用語で「CV」といわれています。

「予約型」と「運用型」のポイントを理解しましょう。

予約型ブランドパネル広告の特徴について

ブランドパネル「予約型」とは、ヤフートップページ広告に掲載する期間や表示回数が保証される商品です。

運用型の広告に比べ、「予約型」は優先的に配信されます。
さらに、ターゲティングの設定も可能で、課金形態はビューアブルインプレッションとなります。

ビューアブルインプレッションとは、インターネットユーザーの視認領域に広告が表示された際のインプレッションです。

ビューアブルインプレッション関連の指標を利用すると、広告が以下のどちらかなのか分析できます。
  • 見られているがクリックされていない
  • 見られていないからクリックされていない
ブランドパネル「予約型」広告は、自社のブランド認知を目的に配信したい方におすすめです。

運用型ブランドパネル広告の特徴について

ブランドパネル「運用型」は、広告枠に掲載する出稿量を調整しながら、指定された予算内で配信を日々調整していくスタイルです。

ブランドパネルからターゲティングしたユーザーを自社のサイトへ誘導し、獲得(CV)することが出稿の目的になる運用方法です。

また、広告費用は、選んだメニューに対してクリックごとに課金されていく形態であることも知っておきましょう。

ブランドパネル広告の予約型と運用型の違い

プロモーション活動の目的に合わせて、広告運用を決定する必要があります。

広く認知をしたい場合は、「予約型」はヤフートップページの広告枠に優先的に表示されるためおすすめです。

「予約型」も「運用型」も、あらかじめ配信する予算を決めておくことはどちらも同じです。

ただし「運用型」は予算内で運用を日ごとに配信ボリュームを調整するため、予算についてはやや変動になる可能性があります。

ぞれぞれの特徴を理解して、プロモーション活動を検討しましょう。

ブランドパネルの出稿手順

ここでは、ブランドパネルの出稿手順について解説します。

予約型と運用型では出稿のやり方が異なるので注意が必要です。

予約型

ブランドパネルの予約型の出稿は、ヤフーディスプレイ広告の管理ツールを通じて行います。

ただし、予約型広告はヤフーディスプレイ広告の取り扱い契約を結んでいる正規代理店のアカウントからしか出稿できません。

予約型のブランドパネル広告の出稿を検討している場合は、代理店を探すことから始める必要があります。

特に決まった代理店との付き合いがなく、どこに問い合わせるべきかわからない場合は、LINEヤフーforBusinessのサイトで正規代理店を探すとよいでしょう。

運用型

運用型のブランドパネルは、ほかのディスプレイ広告と同様に、広告主がディスプレイ広告の管理ツールを通じて行えます。

手順としては、キャンペーンを作成し、キャンペーンの目的を選択をした後はキャンペーンの「1日の予算」「掲載期間」「入札価格」など各項目を設定していきます。

次に広告グループの設定も行います。
これらの入力が完了したら確認画面に進み、決定をクリックして完了です。

運用型よりも予約型のほうが優先的に表示されるため、入札価格を低くし過ぎると表示されなくなってしまいます。

表示される入札価格で設定して少しずつ下げていくか、AIによる自動入札を利用するとよいでしょう。

ブランドパネルの注意点

ブランドパネルは他の広告と比べてかなり大きな露出となり、1枠しかなくて出稿できる広告も限られています。

ここではブランドパネルならではの注意点について解説します。

クリックされにくい

ヤフートップページでのブランドパネルの枠は、目立つものではありますが、その反面ユーザーから広告だと認識されているエリアとなります。

広告のクリエイティブがコンテンツに馴染むこともないので、どうしてもクリック率は低下してしまいます。

在庫数に限りがある

ブランドパネルはヤフートップページで1枠しかないため、在庫数には限りがあります。

特に大企業の決算月では、未消化の広告予算を使い切ることが多いでしょう。

そのため、予約型広告で数千万円を使って枠が取られてしまうこともあり、在庫の枠が残っておらず、運用型では出稿できない可能性があります。

掲載する基準が厳しい

ブランドパネルは、ヤフートップページの一番目立つところに掲載される広告であり、サイトの顔ともいえるエリアのため、広告掲載の審査基準は他の広告よりも厳しくなります。

特に、ネガティブな印象を与える可能性があるカテゴリーでは掲載が難しくなります。

具体的には、美容整形・出会い系サイト・ギャンブル・消費者金融などは掲載が制限されているため確認が必要です。

最低出稿金額が決まっている

ブランドパネルの運用型では最低入札額は決まっていないため、1円からでも入札は可能です。

ただし、ブランドパネルの表示は予約型が優先され、運用型も高い入札額のものを優先的に表示される仕組みとなっています。

確実に広告掲載させたい場合は、予約型を選ぶ必要がありますが、その場合は最低出稿金額が決まっています。

メニューによって変動しますが、最も利用されるメニューでは、最低出稿金額は500万円からです。

ブランドパネル広告がおすすめな企業は?

ブランドパネルは、日本有数の人気サイトヤフーのトップページの一番目立つ枠に広告を掲載するという、ほかの広告とは大きく異なる特徴があります。

このブランドパネルには、どのような企業が向いているのでしょうか。

ここでは、ブランドパネル広告がおすすめな企業を解説します。

商材の認知度を確実に上げたい

ブランドパネルの広告は、認知度アップやブランディングに大きな効果が見込めます。

ヤフーの月間ユーザー数は約8,400万人で、日本のインターネットユーザーの8割以上が日常的にヤフーのサービス利用をしていることとなります。

そのトップページに掲載されるブランドパネルは、それだけ多くの人の目に触れることになるのです。

予算を投じて表示数を確保すれば、確実に商材の認知度を高められるでしょう。

ターゲティングを細かく行いたい

ブランドパネル広告の出稿では柔軟なターゲティングが設定できます。

性別・年齢・地域などのほか興味があるジャンルを絞って広告表示できるため、自社の商品に合った層にリーチする効率的な広告運用が可能です。

予算に余裕がある

ブランドパネル広告は、予算を使って認知度アップやブランディングに適した広告です。

莫大なアクセスが集まるヤフートップページに掲載されるメリットを活用するためには、しっかりと表示させなければなりません。

そのためには、予算をある程度投入して表示回数を確保する必要があります。

実際にブランドパネルに出稿している企業を見ると、広告予算に余裕がある大企業が大半を占めています。

ブランドパネルを使った効果的な広告手法

いま企業が使用している広告は、チラシやパンフレットなど紙媒体を使用している企業も多いでしょう。

紙媒体の魅力は、ツール全体がひとめで視界に入るため、消費者の記憶に残りやすく保存される方も多いと想定されます。

また、中長期にわたり広告の効果をもたらす可能性があります。

企業で使用している紙媒体を使って、ブランドパネル広告として掲載できるプランも詳しくみていきましょう。

ブランドパネルを使用した注目のプロモーションを紹介

広告の手法として2017年2月にサービスが開始された「チラシビジョン」というプロモーション方法があります。

「チラシビジョン」の広告手法が選ばれている理由は、手軽さやコスト削減が可能であること、短期間で制作ができることです。

自社にある既存のチラシなどを有効活用できるため、Yahoo! JAPANのサイト上やCMとして展開できるのです。

チラシビジョン「ヤフーパッケージ」について

チラシビジョンの軸になる「ヤフーパッケージ」を紹介します。

テレビ局とYahoo! JAPANの2大メディアが共同開発し、既存の静止画データを動画化して、さまざまな動画メディアに出稿する広告パッケージ企画です。

自社がすでに使用している紙媒体(チラシやWebサイト用の静止画データ)を活用して、広告の動画制作をします。

自社にあるデータで動画制作できるため、使用できる動画素材がなくてもYahoo! JAPANのサイト上に展開できるのもポイントです。

「チラシビジョン」が選ばれている理由は、手軽さ、コスト削減が可能であること、短期間で制作ができることが考えられます。

特徴を理解して自社のプロモーションに活用しましょう。

「チラシビジョン」の詳細はこちらからご覧いただけます。

ヤフートップページに掲載するブランドパネルのノウハウを知ろう

ここまで、ブランドパネル広告について詳しく解説しました。

力強いメディアのブランドパネル広告を使って成果をあげることが期待されるため、プロモーション活動のニーズに合わせて活用していきましょう。

また、弊社では、Web広告の出稿をご検討の方に「通販に最適なWeb広告媒体」を紹介しています。

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