雑誌広告の種類は?サイズや掲載までの流れを紹介!

マスコミ4媒体のひとつである雑誌広告。

雑誌は特定の趣味趣向に沿った内容となっているため、ターゲットを絞り込みやすいのが特徴。

上手に活用すれば高い費用対効果を期待できる広告媒体です。

とは言え、雑誌広告に掲載し慣れている企業というのはあまり多くないでしょう。

この記事では、雑誌広告の種類やサイズ、掲載までの流れなどについてわかりやすく紹介していきます。

雑誌広告への掲載を検討している方は参考にしてみて下さい。

雑誌広告の種類は主に3つ

雑誌広告の種類について解説していきます。

大きく分けると以下の3つに分類されます。

  1. 純広告(ディスプレイ広告)
  2. タイアップ広告
  3. 連合広告(連合企画広告)

それではひとつずつ見ていきましょう。

①純広告(ディスプレイ広告)

純広告とは、雑誌のページの枠を購入し、広告を掲載する雑誌広告のこと。
ディスプレイ広告とも呼ばれます。

雑誌媒体では最もスタンダードな広告。
広告主が自由にデザインした広告を掲載できるのが特徴です。

宣伝したい商品やサービスのイメージを、より具体的に表現することが可能になります。

純広告は雑誌を読む人の目に触れやすいため、露出効果の大きさも魅力的と言えるでしょう。

「商品の認知度を上げたい」「ブランディングを向上させたい」といった際に有効です。

まだあまり認知されていない商品の場合は、同じ雑誌へ継続的に掲載する手法もよく使われます。

②タイアップ広告

タイアップ広告とは、雑誌編集部と一緒に制作する広告。

純広告と異なり、雑誌の他ページと同じテイストでデザインされるため、広告色が薄く、読まれやすいのが特徴です。

商品やサービスの詳しい情報を読者に伝えるなら、有用な広告と言えるでしょう。

また以前は純広告がメインでしたが、最近では純広告とタイアップ広告の割合が半々に近くなるなど、高い人気を誇っています。

その理由のひとつは、掲載雑誌の信頼感を活用できる点です。

「いつも読んでいる雑誌が特集している商品だから使ってみようか」といったように、雑誌と読者が長年にわたって築いてきた信頼関係を活用することが可能。

商品の詳しい情報だけでなく、ブランディングの向上や安心感を与える効果もあり、高い広告効果が期待できます。

ただし、メリットばかりではありません。
広告と気が付かずに読んだ読者が不信感を抱く恐れがあります。

また雑誌編集部と一緒に制作するため、思い通りの広告にならなかったり、制作まで時間がかかったりすることも。

制作にあたり、雑誌編集部との綿密なコミュニケーションが求められる広告です。

③連合広告(連合企画広告)

連合広告とは、ひとつの特集記事に複数の広告主を掲載する広告のことです。

同ジャンルの広告主を数社分まとめ、ひとつの広告企画として編集部が制作します。

例えば、高校生向けの雑誌であれば、複数の専門学校をそれぞれ掲載するといった形です。
ハガキやクーポンなどを貼付するケースも多く見られます。

雑誌のワンコーナーのようなイメージとなるため、広告色の少なさが特徴です。

同業種の広告主が多数顔を揃えることで、読者は比較検討しやすくなり、純広告よりも多くのレスポンスを得られることもあります。

複数の広告主でひとつの広告となるため、掲載料は比較的安価です。
雑誌広告を初めて試すのに向いているかもしれません。

雑誌広告の主な掲載場所は9種類

続いて、雑誌広告の主な掲載場所について解説していきます。

雑誌広告の掲載場所は、特有の言い回しとなるため、簡単に頭に入れておきましょう。

表四 裏表紙
最も高い露出度
表二 表紙の裏面
表紙をめくったすぐの場所
表四に続く露出度
表三 裏表紙(表四)の裏面
雑誌を読み進めた最後に目にする場所
特表二見開 表二から目次ページまでの見開き
目次対向 目次の向かい面にある場所
目次前 目次の前ページの場所
目次裏 目次の裏の場所
コラム対向 コラムページの向かい面にある場所
記事対抗(編集対向) 編集ページの向かい面にある場所

露出度の高い掲載場所ほど、料金は高くなる傾向です。

掲載場所を選べるのは基本的に純広告で、タイアップ広告や連合広告では選べないこともあります。

予算に合わせて掲載する場所を選びましょう。

雑誌広告の主な掲載サイズと印刷色を紹介

雑誌広告の掲載サイズとインクを紹介します。

雑誌広告の掲載サイズは以下です。

見開き 見開き2ページ分のスペース
1P 1ページ分のスペース
タテ1/2P 1ページを縦に2分割したスペース
タテ1/3P 1ページを縦に3分割したスペース
ヨコ1/2P 1ページを横に2分割したスペース
ヨコ1/3P 1ページを横に3分割したスペース
ヨコ1/4P 1ページを横に4分割したスペース

掲載サイズの大きさによって料金が異なります。

そして、雑誌広告の印刷の色も重要です。

印刷色は1cや4cなどの色数で表されます。
色数とは、使用するインクの数です。

モノクロは1色で印刷されるので1cと示し、カラーは4色使用するので4cと表記されます。

一般的に4cの4色はCMYKと呼ばれ、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4成分のことです。
CMYKの4色の掛け合わせで全ての色を表現できるので、フルカラー広告であっても4cで印刷可能。

掲載場所と掲載サイズ、そして色数によって、雑誌広告の料金が決まります。

雑誌広告を入稿するまでの流れ

雑誌広告を入稿するまでの基本的な流れを解説していきます。

主に以下の3ステップです。

  1. 広告を掲載する雑誌の選定
  2. 広告原稿の作成・審査
  3. 入稿・校正

①広告を掲載する雑誌の選定

どの雑誌に広告を掲載するのか、選定を行います。

新聞などと異なり、それぞれの雑誌が強い特色を持っています。
宣伝したい商品やサービスに適した雑誌を選びましょう。

選定した雑誌に対し、編集社もしくは広告代理店に見積もりを出してもらいます。

また広告の掲載が可能かどうか、企業や商品の審査が行われることもあります。

②広告原稿の作成・審査

掲載する雑誌が決まったら、広告原稿の作成開始です。
作成にあたり以下を手配します。

  • 広告のデザイン
  • 商品やサービスのコピーライティング
  • 写真撮影など

原稿を作成したら、出版社の審査を依頼。
審査基準は出版社によって異なります。

③入稿・校正

原稿が審査に通ったら、原稿を入稿します。

入稿したデータは数日で色の校正などが行われます。
校正の時点で、問題がないかしっかりと確認しておきましょう。

間違い等が見つかれば修正を依頼し、再度校正を行います。
問題がなければ、あとは広告が雑誌に掲載されるのを待つだけです。

すでに広告の原稿があれば、最短で半月程度で広告を掲載することが可能。

広告の原稿の作成は、基本的に時間がかかります。
特にタイアップ広告などは、編集部と共同で作り上げるため、より時間がかかるで注意。

初めて雑誌広告を掲載する際は、余裕を持ったスケジュールを心がけましょう。

雑誌広告が活用されている理由

4大メディアであるテレビ、新聞、ラジオ、雑誌のなかで、最も広告費が減少しているのは雑誌広告です。

だからと言って雑誌広告がダメなわけではありません。
雑誌広告には、他の広告媒体にはない特性を多く抱えています。

ターゲット層が明確

雑誌広告における最大の特徴は、ターゲットが明確であること。
新聞やテレビは、ほとんどターゲットを絞れません。

新聞は地域で、テレビは番組によって年齢層を多少絞れますが、ターゲットが明確だとは言えないでしょう。

その点、雑誌は趣味趣向によってかなり細分化されています。
ゴルフや釣りなどの趣味、20代女性向けのファッション誌など、読者層が明確なものばかり。

雑誌なら広告を無駄なくターゲットに届けることが可能になります。

繰り返し見てもらえる

長期間にわたって、繰り返し見てもらえる点も、雑誌広告の大きな魅力です。

テレビCMは録画だとすぐに飛ばされてしまいます。
時事性の高い新聞を保存して、また読もうと思う人は少数でしょう。
インターネット広告は一度表示されるだけです。

雑誌の場合、保存されて数カ月後、数年後にまた見られることも珍しくありません。
近年流行っている雑誌の読み放題サービスによって、雑誌がさらに繰り返し読まれるようになっています。

雑誌読み放題サービスは、月に数100円で数100種類の雑誌が好きなだけ読め、バックナンバーも見ることが可能。
雑誌を保存するには多くの物理的なスペースが必要でしたが、もはやその必要はありません。

スマホが一台あれば気に入った雑誌をいくらでも読めるため、バックナンバーを読む機会が圧倒的に増えています。

その分、雑誌に掲載した広告を繰り返し見てもらえることから、掲載する雑誌によっては高い費用対効果を得られます。

購買意欲が高い

ユーザーの購買意欲が高い点も雑誌広告の特性。
理由は雑誌を有料で購入しているためです。

無料で情報を得られるインターネットと異なり、有料でも情報を得たいと考えるユーザーは、雑誌広告に掲載されている商品に興味を持ちます。

タイアップ広告をはじめとした、購買の動機を起こさせるようなコンテンツが生まれていることが大きな理由でしょう。

雑誌の信頼性の高さも、雑誌広告からの購買に影響。
誰でも発信できるインターネット広告と比べると、雑誌広告の方が信頼度が高いと考えられます。

長年にわたって読者と信頼関係を築いてきた雑誌に掲載するからこそ、雑誌広告は効果的です。
結果、広告を掲載した商品の購買につながります。

まとめ:雑誌広告の今後も活用可能

雑誌広告について、種類や掲載場所、サイズ、掲載までの流れなどについて紹介しました。

概要を簡単にまとめます。

  • 雑誌広告の主な種類は、純広告タイアップ広告連合広告の3つ
  • 新聞広告の主な掲載場所は9種類
  • 新聞広告の主な掲載サイズは7種類
  • 新聞広告を掲載するまでには、雑誌を選定し、広告原稿を作成、入稿校正を行う
  • 雑誌広告が活用されている理由は、ターゲット層が明確繰り返し見てもらえる購買意欲が高いため

雑誌広告全体への広告費は減少しています。
しかし、デジタル化を進めたり、ターゲット層が明確な点を活かすなど、その広告価値を高める工夫が可能です。

雑誌広告は、今後も多くの企業が活用していくことでしょう。
雑誌広告への掲載を検討している担当者の方は、ぜひ参考にしてみて下さい。