通販の利益率を改善する方法は?結果を出すコツを解説します!

ネットショップの利益率は、安定した企業経営に欠かせない数値です。

「できるだけ商品の値下げをしないで利益率を上げたい」

「利益率を上げて、他社と差別化したい」

利益率を追求する企業には、さまざまな課題があります。

この記事では、通販の利益率を改善する方法を詳しく解説!

確実に結果を出すために必要なポイントを紹介します。

最後までしっかりチェックして、企業の利益率を向上させましょう。

なお弊社では、通販事業の方向けに紙で広告を出すための展開パターンや、出稿までの流れ・準備について紹介しています。

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通販における利益とは?

利益率が高いほど、収益性が優れているといえます。
しかし、通販の利益率は、数値だけでは決められないケースも。

ここでは、通販における利益率について詳しく解説します。

利益には5種類ある

通販における利益には、5種類あります。

売上総利益

売上総利益とは、売上から商品や仕入れの原価を差し引いた金額のこと。
粗利益とも呼ばれています。

売上総利益の計算式は以下の通りです。

売上総利益 = 売上高 - 売上原価

営業利益

営業利益とは、売上総利益から人件費や水道光熱費を差し引いた金額のこと。

計算式は以下の通りです。

営業利益 = 売上総利益 - 販売管理費

経常利益

経常利益とは、営業利益から本業以外の費用を調整した金額のこと。

計算式は以下の通りです。

経常利益 = 営業利益 - 営業外費用 + 営業外収益

税引前当期純利益

税引前当期純利益とは、経常利益から突発的に発生した収益や損失を調整した金額のこと。

計算式は以下の通りです。

税引前当期純利益 =経常利益 - 特別損失 + 特別収益

当期純利益

当期純利益とは、税引前当期純利益から法人税などを差し引いた最終的な利益のこと。

当期純利益 = 税引前当期純利益 - 法人税など

通販における利益率

通販における利益率には、粗利益以外にも、さまざまな経費を差し引いた利益があります。

具体的には、以下のような経費です。

  • 梱包資材費
  • 送料
  • システム費用
  • 倉庫費用
  • 出荷費用
  • モール手数料
  • 決済手数料
  • 広告費
  • 外注作業費 など

粗利益のほかにかかる費用を考慮しないと、最終的に赤字となってしまうケースがあるので注意しましょう。

利益率が高くても赤字になる

通販では、利益率が高くても赤字になることがあります。
その理由は、利益率の計算式に固定費や借入金の返済が含まれていないからです。

固定費には、以下のような金額があげられます。

  • 家賃
  • 人件費(個人事業主の場合は生活費も含む)
  • 水道光熱費
  • 交通費
  • 交際費
  • 返済費用 など

固定費は、売上の増減に関わらず発生する費用です。

利益率の計算式に含まれない費用の見落としに注意しましょう。

通販の利益率の計算方法

通販の粗利益は、以下のような計算式で求められます。

  1. 利益率(粗利益率)=売上総利益÷売上高×100
  2. 利益率(粗利益率)=(売上高-売上原価)÷売上高×100

ここでいう売上原価とは、売れた商品の仕入れや製造にかかった費用のことです。

具体的には、以下のような費用をさします。

  • 商品の原価
  • 送料
  • 広告費

通販の費用に関しては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
>>通販の広告にかける費用は何%が適正?費用の内訳なども紹介

ネットショップの利益率を改善する方法5つ

商品やサービスによって、利益率は大きく異なります。

ここでは、通販の利益率を改善する方法を5つ紹介します。

①内部作業を効率化する

利益率の改善には、経費の削減が欠かせません。

  • 人件費
  • 運賃
  • 支払手数料 など

なかでも大きな割合を占めるのが、人件費です。

通販における内部作業には、以下のような業務があります。

  • 企画
  • ページ作成
  • 問い合わせ対応
  • 受発注処理
  • 梱包出荷作業
  • 経理 など

すべての業務において、作業の効率を上げることが重要です。
まずは各業務にどのくらい時間がかかっているか可視化しましょう。

5Sなど、社内ルールに基づいた生産性の向上が効果的です。
5Sとは、以下の5つのこと。

  1. 整理
  2. 整頓
  3. 清掃
  4. 清潔

業務の見直しは、作業時間が短縮のほか、サービスレベルの向上にもつながります。

②外部コストを削減する

企業の利益率を改善するには、外部コストの削減が必要です。
習慣化された備品や業務を見直してみませんか?

梱包資材

梱包用の資材を通販や小売店で仕入れている場合は、大幅なコスト削減につながります。

中間費用がかからず、輸送コストが少なくなる業者と契約しましょう。

例えば、緩衝材が不要な形状のダンボールを使用するのも効果的です。

送料削減

大きなダンボールでの梱包から、梱包用袋やエアーパッキンでの包み梱包へ変更すると、送料を削減できます。

運送会社によって梱包サイズが異なるので、もっとも効率的な発送方法を検討しましょう。

銀行手数料

仕入れや経費の支払いでは、銀行振込を利用します。

もし一般の銀行を利用している場合は、ネット銀行に変更すると、振込手数料を削減できるかもしれません。

他行へのおよその振込手数料は、以下の通りです。

一般的なインターネットバンキング手数料330円~770円程度
ネット銀行の手数料145円~229円程度

 

③業務の外注を検討する

通販の規模が大きくなった場合は、業務を外注するのも効果的です。

システムの導入

労力のかかる業務は、人的ミスが生じやすく人件費もかかります。

労働者のモチベーションを高めるためにも、システムの導入が有効です。

  • 受注処理の自動化
  • 在庫管理システム など

外部委託

通販分野では、サービスや設備の見直しが欠かせません。

  • 物流倉庫
  • 受注/発送業務
  • 通販サイトの管理
  • 広告の制作 など

ただし、外部委託は自社ノウハウの蓄積にはつながらないことも。
現在のショップの状況や、今後の方向性を踏まえて慎重に検討しましょう。

④リピーターを増やす

リピーターの数が多くなると、口コミにより情報が拡散するため広告費の削減につながります。

新規顧客の獲得に比べて、リピーターの獲得や維持にかかるコストは比較的小さいです。

利益率アップに向けて、リピーターの育成に注力しましょう。

  • 購入後にお礼メールを送る
  • 会員限定のメルマガやDMを発行する
  • リピーター購入特典を検討する
  • 定期的に新商品を発表する など

リピーターの獲得は、通販の成長を大きく左右します。

⑤広告費の削減につながる

通販における広告費は、以下のような計算式で求められます。

売上×一定の比率=広告宣伝費

職種や業種によって異なりますが、通販業界では一定の比率として、15~20%といわれています。

(参考:東洋経済「広告比率が高い200社ランキング2015」

紙媒体の広告は、以下のような例があります。

  • 商品カタログ
  • 会員誌
  • フリーペーパー広告
  • 会社紹介のパンフレットやチラシ
  • 商品・サービス紹介のパンフレットやチラシ
  • ダイレクトメール
  • 折込チラシ
  • 吊り広告
  • 店頭掲示用のポスター
  • 社名や商品名入りの販促品
  • 展示会への出品費用
  • 宣伝を目的としたイベントの開催費用 など

商品やサービスのPRに欠かせない広告費ですが、高額すぎると利益率が低下してしまいます。

通販の利益率を向上させるためも、オフライン広告を活用して広告費を抑えましょう。

通販の集客に関しては、以下の記事をご確認ください。
>>通販事業で集客するためにやるべき6つの広告戦略を解説

ネットショップの販売方法を見直すポイント

通販の販売方法はさまざまです。

ここでは、利益率をアップに向けて見直しておきたいポイントを解説します。

販売価格を上げる

利益率を上げるポイントは、安く仕入れて高く売ることです。

  • 商品単価を上げる
  • 売上原価を下げる

原価が安い商品やサービスを高単価で販売すると、利益率がアップします。

付加価値の高い商品を準備して、単価を上げましょう。

たとえば、以下のような例です。

  • アフターサービスの充実
  • ショップ独自の商品活用マニュアル など

仕入れ価格を下げる

利益率をアップさせるには、仕入れ価格の見直しが必要です。
できるだけ安く仕入れる方法を検討しましょう。

また、大量に仕入れて単価を下げる価格交渉も有効です。

メーカーからの直仕入れ

メーカーからの直接仕入れるメリットは4つあります。

  1. 最新の商品情報を入手しやすい
  2. 店舗の信頼感につながる
  3. クレームや問い合わせに可能にしやすい
  4. アフターサービスやオリジナル商品、企画ができる

問屋からの直仕入れ

もっとも安く商品を手に入れる方法は、問屋からの仕入れです。

問屋から仕入れるメリットは以下の通りです。

  • 商品や充実している
  • 在庫量が豊富
  • メーカーごとに取引申請や交渉などをおこなう必要がない
  • 小ロットやアソートでの仕入れが可能
  • メーカー欠品時も在庫を持っている場合がある
  • 一般の販売店のように問屋価格で仕入れができる など

BtoBモールからの仕入れ

開業したばかりのときは、親和性の高いBtoBモールから仕入れ方法がおすすめです。

BtoBモールから仕入れるメリットは2つあります。

  1. さまざまな商品を複数の業者から入手できる
  2. 商品登録用の画像やCSVデータの提供がある

オークションやAmazonからの仕入れ

オークションやAmazonからの仕入れは、手軽に利用できて便利です。

以下のようなメリットがあげられます。

  • 相場よりも安く仕入れができる
  • 商品の種類や情報が豊富

ただし、在庫状況がわかりにくく、価格が変動しやすいなどのデメリットもあります。

海外からの輸入

日本では入手が難しい商品は、海外からの輸入がおすすめです。

メリットは2つあります。

  1. ニッチな商品が多い
  2. 海外正規輸入品が低価格で手に入る

海外からの輸入はハードルが高い傾向なので、慎重な取引を心がけましょう。

まとめ売りの商品を作る

まとめ売りは利益率を上げる販売方法です。

利益率が高い商品とあまり高くない商品をセットにして販売します。

まとめ売りを成功させるポイントを押さえておきましょう。

  1. 一緒に使用するとメリットがあると実感させる
  2. 用途が広がるからまとめて購入したいと思わせる

まったく関係ない商品をまとめ売りをしても、効果はありません。

まとめ売りをする際は、ユーザーにとってメリットにいなる商品をセットにして販売します。

目玉になる定番商品と、こだわり商品をパッケージにするのもおすすめです。

商品のメリットをPRすれば、単体で売れ行きが悪い商品も売れるようになります。

ネットだけでなく紙媒体で販売する

インターネット販売が主流な通販は、紙媒体でのPRが効果的です。

ミドルやシニア層にとって信頼性の高い純広告を検討してみてはいかがですか?

  • 新聞広告
  • 雑誌
  • チラシ
  • DM

ターゲット層がミドルやシニア層の場合、紙広告で訴求すれば集客が見込めます。

紙広告に通販サイトに飛べる工夫を凝らせば、通販サイトへの呼び込みも期待できます。

  • QRコード
  • URL
  • 通販サイトの検索の仕方 など

通販の利益率を見直して安定した経営を目指そう!

この記事では、通販の利益率を改善する方法を詳しく解説しました。

確実に結果を出すために、通販の販売方法を見直しましょう。

  1. 販売価格を上げる
  2. 仕入れ価格を下げる
  3. まとめ売りの商品を作る
  4. ネットだけでなく紙媒体で販売する

ポイントを押さえた販売は、利益率の向上につながります。

通販の経営を見直して、企業はもちろん、ユーザーにとってもプラスとなる運用を目指しましょう。

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