「YouTube広告って何?」
「効果を得るにはどのようにすればいいの?」
YouTube広告は、YouTube内で放映される動画広告です。
YouTubeを見ていると出てくる広告を見て、出稿しようかと考えている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、YouTube広告の特徴やメリットデメリット、費用対効果の高め方などを解説します。
効果測定の方法もあわせて紹介するため、ぜひ最後までご覧ください。
なお弊社では、Web動画広告の出稿をご検討の方に、こちらの資料を無料で配布しています。
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目次
YouTube広告とは?

YouTube広告とは、YouTubeやGoogle動画パートナーに載せる動画広告のことです。
YouTubeで動画を検索したときの結果ページや、動画の再生前後・再生中に表示されます。
YouTube広告は幅広いターゲット層にリーチでき、動画と音響を効果的に使ってメッセージが伝えられる、優れた広告媒体です。
本章では、YouTubeの歴史とYouTube広告の特性について解説します。
まずは、基本的な背景を押さえておきましょう。
YouTubeの歴史
YouTubeは2005年に創設され、ユーザーが動画を簡単にアップロード・共有・視聴できるプラットフォームとして急速に成長しました。
2006年にGoogleがYouTubeを16億5000万ドルで買収してから、さらに成長は加速し、YouTubeは世界最大級の動画共有サイトへと発展しています。
広告の導入は2007年に始まり、さまざまな広告フォーマットが登場しました。
これにより、広告主はユーザーへの大規模なリーチが可能になり、ターゲティング機能も向上しました。
日本国内では2023年5月時点で月間利用者が7,000万人を超え、世界全体では毎月20億人以上が利用する、非常に影響力のあるメディアです。
参考:YouTube、国内の月間視聴者7120万人 年齢層拡大 – 日本経済新聞
日本におけるYouTubeの現状
総務省の令和5年度調査によると、日本におけるYouTubeの利用率は、10代~40代で90%に達し、50代~60代でも60%以上の人々が利用しています。
2020年以降、コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたことで、YouTubeの視聴時間はさらに増加しました。
視聴スタイルも変化しており、スマートフォンやPCに加えて、コネクテッドTVを利用してテレビ画面でのYouTube視聴が定着しつつあります。
若年層だけでなく、中高年層も一緒にテレビで視聴するようになったことが、利用率増加を後押ししているといえるでしょう。
YouTube広告の特性
YouTube広告の大きな特性は、視聴者が広告の視聴を選択できる点です。
YouTube広告は途中でスキップ可能な広告や非表示にできる広告が多く、ユーザーにストレスを与えることなく情報を提供できるのです。
また、ターゲティング機能が充実しており、年齢、性別、趣味、視聴履歴などに基づいて細かいセグメントにリーチできるため、広告の費用対効果が高まります。
さらに、視覚と聴覚を使った広告は、他の広告媒体に比べて強い印象を与えるため、ブランドの認知度を向上させる効果が期待できます。
Googleアナリティクスなどさまざまな分析ツールとの連携も可能で、広告パフォーマンスの測定が容易なのも特徴です。
なお、YouTube広告の他のSNS広告については、以下の記事で詳しく解説しています。
YouTube広告の種類5つ

YouTubeには、目的やターゲットに合わせて選べる5種類の広告形式があります。
- インストリーム広告
- バンパー広告
- インフィード動画広告
- アウトストリーム広告
- マストヘッド広告
それぞれの特徴を理解し、効果的な広告を展開しましょう。
インストリーム広告
インストリーム広告は、YouTubeの動画再生中に流れる広告形式で、動画の再生前(プレロール)、途中(ミッドロール)、または終了後(ポストロール)に表示されます。
スキップできるものとできないものがあり、スキップできる広告でも最初の5秒間はスキップできないため、最低5秒は広告を視聴してもらえます。
費用は、広告が最後まで視聴されるか、30秒間視聴された場合、もしくは広告内のリンクがクリックされた場合に発生します。
5秒以降、視聴者がスキップした場合でも、30秒以上視聴されない限り課金されないため、コスト効率が良いのが特徴です。
ターゲティング機能を活用すれば、特定の視聴者層に向けて広告を配信できます。
逆にターゲットを緩くすれば、ブランド認知度の向上や潜在顧客の発掘も可能です。
バンパー広告
バンパー広告は、6秒以下の非常に短い広告で、スキップできない形式です。
広告が短いため視聴者に負担がかかりにくく、最後まで見てもらいやすいのが大きなメリットです。
特に、印象的なフレーズを短時間で効果的に伝えたい場合や、フレーズを繰り返し視聴してもらいたい場面で使われます。
主にブランド認知度の向上やリマインド効果を狙ったキャンペーンに適しており、視覚的なインパクトが強いブランドや商品紹介に最適です。
例えば、新商品の公開やイベント告知など、期限があり短期間でインパクトのあるメッセージを伝えたい場合に効果を発揮します。
コストも比較的低く、他の広告形式と組み合わせて使用すれば、さらに広告効果の向上が見込めます。
インフィード動画広告
インフィード動画広告は、YouTubeの関連動画欄・検索結果・モバイルページなどの一覧にサムネイルとして表示される広告形式です。
ユーザーがサムネイルをクリックした場合に初めて動画が再生されるため、クリック数やエンゲージメントを重視したい場合に有効です。
インフィード動画広告はユーザーの興味や検索意図に基づいて表示されるため、自然な形で視聴者にリーチできます。
また、ユーザーが自らクリックして視聴するため、広告に対してネガティブな印象を持たれにくい点が大きなメリットです。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告は、YouTube以外のGoogleパートナーサイトやアプリに表示される広告であり、YouTube上では利用できません。
モバイルデバイスでの再生に特化した広告で、Webサイトのコンテンツやニュースフィード内に動画が表示され、ユーザーはスクロール中に広告を目にします。
視聴者がスクロールを止めて広告面積の50%以上表示された時点で再生が始まり、音声はオプションで、タップすれば再生されます。
料金は、広告面積の50%以上が2秒以上表示された場合にのみ課金される形式です。
この広告形式は、YouTubeを閲覧していないユーザーにもアプローチできるため、リーチを広げるのに適しています。
特に、モバイルユーザーをターゲットにしたい企業にとって効果的な手段です。
マストヘッド広告
マストヘッド広告は、YouTubeのホーム画面上部で最大30秒間、音声なしで自動再生される広告です。
YouTubeのトップページは毎日数百万人が訪れるため、この広告は短期間で非常に多くの視聴者にリーチできます。
主にブランド認知度向上や、新商品発売やイベントの告知など、大規模なプロモーションに使用されることが多いです。
インパクトのあるデザインと、強力なメッセージを組み合わせれば、短期間で大きな効果が得られるでしょう。
ただし、ターゲットとなる視聴者を詳細に絞れないため、特定のターゲティングが必要な広告には向いていません。
YouTube広告にかかるの費用相場

YouTube広告の費用は、出稿費用と制作費用の2つに分かれます。
出稿費用は広告の形式により異なり、制作費用は動画の内容によって変動します。
また、他の広告の費用相場については、以下の記事も参考にしてください。
広告出稿費用の相場
YouTube広告の出稿費用は、広告の種類や配信設定によって異なりますが、一般的な相場はCPV(Cost Per View)で1回の視聴あたり5〜30円程度、CPC(Cost Per Click)でクリック1回あたり30〜100円程度です。
CPM(Cost Per Mille)は、1000回のインプレッションあたり数百円〜数千円の範囲内が相場です。
YouTube広告は広告主が予算を柔軟に設定できるため、小規模な企業から大規模な企業まで幅広いニーズに対応可能です。
1日の予算を数千円から設定でき、広告パフォーマンスを見ながらの調整もできます。
広告制作費用の相場
YouTube広告の制作費用は、広告の内容や動画のクオリティ、制作にかかる時間やリソースにより大きく異なります。
簡単な動画であれば数万円から制作が可能ですが、プロのクリエイターや映像制作会社に依頼した場合、制作費用は数十万円から数百万円に達することもあります。
例えば、シンプルなテキストや静止画を使用した広告では低コストで制作できます。
一方、ブランディングやプロモーションに力を入れる場合、高度な編集を必要とする映像やアニメーション動画などが必要となり、結果的に制作費用が高額になりがちです。
ただし、広告制作費用は投資であるため、費用対効果の追及が重要です。
Youtube広告の課金方法3種類

YouTube広告には3つの異なる課金方法があります。
- CPV(Cost Per View)
- CPC(Cost Per Click)
- CPM(Cost Per Mille)
広告の形式やターゲット・目的・期待する効果に応じて、最適な方法の選択が重要です。
CPV(Cost Per View)
ユーザーが動画広告を一定時間視聴するたびに課金されるのが、CPVです。
広告が30秒以上再生された場合・広告全体が30秒未満であればその全体を視聴した場合・ユーザーが動画内のリンクをクリックするなどのアクションを起こした場合に費用が発生します。
インストリーム広告やバンパー広告でよく使われる課金方法です。
この方式では実際に広告を視聴したユーザーにのみ課金されるため、広告費の無駄を最小限に抑えられます。
また、視聴者が広告をスキップした場合は課金されません。
CPVの単価は広告のターゲットや競争状況によって異なりますが、一般的には1視聴あたり5〜30円程度が相場です。
CPC(Cost Per Click)
CPCは、ユーザーが広告をクリックするたびに課金される仕組みです。
広告がユーザーの行動を促したかどうかを反映するため、インフィード動画広告などクリックを目的とする広告形式でよく利用されます。
広告が表示されてもクリックされなければ課金されず、視聴者が興味を持ってクリックした場合にのみ課金が発生します。
CPCのメリットは、広告のクリック数を直接測定できる点です。
これは、商品の購入ページやキャンペーンサイトへの誘導を目的とする場合に特に有効で、ターゲット層に適切なメッセージを伝えられれば、高いコンバージョン率が期待できます。
CPCの単価は30〜100円程度であり、ターゲティングの精度や競合状況によって変動します。
CPM(Cost Per Mille)
CPMは、1000回の広告表示(インプレッション)ごとに課金される方式です。
CPMは広告が表示されるだけで課金が発生するため、視聴やクリックを伴わない場合でもコストがかかります。
CPMのメリットは、短期間で大量の視聴者に広告をリーチできることです。
マストヘッド広告やアウトストリーム広告など、視聴者に幅広く認知させたい場合に適しています。
CPMの単価は1000回のインプレッションあたり数百円から数千円が相場で、広告の露出度を高めたい場合にはおすすめです。
新商品やブランドの認知度を向上させたい場合、CPMは有効な手段といえるでしょう。
YouTube広告の効果・メリット6選

YouTube広告にはさまざまな効果やメリットがありますが、本章ではその中から6つを選んで解説します。
- ターゲットを絞れる
- 費用対効果が高い
- 潜在層にもアプローチできる
- 認知度向上にもつなげられる
- ユーザーの動向が確認できる
- 5秒間は広告を見てもらえる
YouTube広告の長所を理解し、より魅力的な広告戦略を展開しましょう。
なお、以下の記事ではテレビ広告とYouTube広告の効果の違いを解説しているので、あわせて参考にしてください。
ターゲットを絞れる
YouTube広告の大きなメリットのひとつは、詳細なターゲティングが可能な点です。
Googleの膨大なデータベースを活用し、ユーザーの年齢、性別、興味関心、視聴履歴などに基づいて、広告を配信する相手を細かく設定できます。
これにより、無駄な広告費を削減し、より効果的にターゲット層にリーチできます。
また、特定の動画にのみ広告を配信する「プレースメントターゲティング」を設定すれば、広告を届けたいコンテンツにピンポイントでアプローチが可能です。
さらに、カスタムオーディエンスやリマーケティングの活用により、以前にWebサイトを訪れたユーザーや、特定の行動を取ったユーザーにも効率的に広告を届けられます。
費用対効果が高い
YouTube広告は、費用対効果が高い点も大きな特徴です。
課金方法がCPV(Cost Per View)やCPC(Cost Per Click)など視聴やクリックに基づくため、広告が実際に視聴されたり、クリックされたりしない限り、課金されません。
このため、広告費の無駄が少なく、効果的な広告戦略が展開できます。
また、予算の設定が柔軟で、日単位や月単位での予算管理が可能です。
少額の予算でも、適切なターゲティングとクリエイティブを駆使すれば、費用対効果の向上が見込めます。
潜在層にもアプローチできる
YouTube広告を活用すれば、自社商品やサービスにまだ触れていない潜在顧客層にリーチできる可能性が広がります。
広告は視聴者が関心を持ちそうなコンテンツの前や中間に表示されるため、従来の興味分野外のユーザーにもアプローチできます。
これにより、潜在層や新規ユーザーにブランドや商品を広く訴求できるのです。
特に、インストリーム広告やバンパー広告のような短時間で強いインパクトを与えるフォーマットは、潜在層へのリーチに優れています。
新しい市場に進出する際や、まだブランドを知らない層への認知を広げたいと拡大きに適した広告手法といえるでしょう。
認知度向上にもつなげられる
YouTube広告は、商品やサービスなどの認知度向上にも大きな効果を発揮します。
テレビ広告に似た形式で、視覚的にインパクトのあるコンテンツを提供できるため、視聴者に強く記憶されやすいです。
特に、マストヘッド広告やアウトストリーム広告は、短期間で多くの視聴者にリーチでき、認知度向上を目指すキャンペーンに適しています。
また、YouTubeはSNSとも連携していることも多く、視聴者が動画を共有すれば、さらに認知度が広がる可能性があります。
効果的なストーリーテリングや映像・音響を駆使すれば、ブランドのメッセージを強く訴求できるでしょう。
ユーザーの動向が確認できる
YouTube広告は、ユーザーの動向確認ができる点もメリットのひとつです。
GoogleアナリティクスやYouTubeアナリティクスなどの活用により、いつ・どうやって広告にたどり着いたかなど、より細かくユーザーの動きが分析できます。
以下が分析できる内容です。
- 広告の再生回数
- データセグメント(広告を通じてWebサイトを訪問したユーザーのリスト)
- エンゲージメント(獲得アクション数の指標)
このように広告の効果を測定し、必要に応じてターゲティングやクリエイティブを調整して広告のブラッシュアップが可能です。
また、視聴者の興味や行動傾向を把握すれば、次回の広告制作にも役立つでしょう。
5秒間は広告を見てもらえる
YouTubeのインストリーム広告は、スキップ可能でも最初の5秒間は必ず視聴者に見てもらえる仕組みになっています。
5秒後はスキップ可能であり、興味がない広告であれば見ない選択肢もとれるため、視聴者にも大きな心理的負担がありません。
この特性を活かして、クリエイティブな広告を制作すれば、スキップされることなく、最後まで見てもらえる可能性が高まります。
また、この5秒間の強制視聴を活かして視覚的に強烈なインパクトを与えたり、強いメッセージを伝えれば、スキップされても広告効果が発揮されるでしょう。
YouTube広告のデメリット4選

YouTube広告には多くのメリットがある一方、注意すべきデメリットも存在します。
本章では、YouTube広告のデメリットを4つ解説します。
- 広告をすべて見てもらえない可能性がある
- クオリティの高い動画をつくる必要がある
- 動画制作に費用がかかる
- 審査に時間がかかる
広告制作の前にデメリットを把握し、よく検討してから出稿しましょう。
広告をすべて見てもらえない可能性がある
YouTube広告は5秒経てばスキップできる種類もあるため、すべてを見てもらえない可能性があります。
広告が5秒間でユーザーの興味を引けないと、多くのユーザーはスキップを選択します。
そのため、広告の最初の数秒間でいかにユーザーの興味を引くかが非常に重要です。
視覚的に強いインパクトを与える映像や、ユーザーに関連性の高いメッセージを最初に提示するなど、スキップ率を下げる工夫が求められます。
また、スキップされても効果を発揮するように、ブランドロゴやメインメッセージは冒頭に流すような構成にしましょう。
なお、ユーザーの中には、作業中や移動中などに画面を見ず音だけ聞いている人もいます。
映像はもちろんですが、音楽やナレーションなどでもユーザーの興味をひきつける工夫が必要です。
クオリティの高い動画をつくる必要がある
YouTube広告では、ユーザーの関心を引くために、クオリティの高い動画が求められます。
YouTubeは映像と音響を組み合わせたメディアのため、映像の美しさや編集のセンス、ナレーションの質など、細部までこだわった広告が効果的です。
ユーザーは他の動画コンテンツと比較して広告を評価するため、クオリティの低い動画はすぐにスキップされるか、逆に悪い印象を与える可能性があります。
広告動画のクオリティを上げるためには、ストーリーテリングや映像の美しさだけでなく、音楽や効果音なども重要な要素です。
YouTube広告で成果を得るには、広告制作に十分なリソースを投入する必要があるでしょう。
動画制作に費用がかかる
動画制作に費用がかかる点も、YouTube広告のデメリットです。
特にクオリティの高い動画を作成する場合、専門の制作会社やクリエイターへの依頼が一般的で、数十万円から数百万円の費用が発生する場合もあります。
また、動画の内容や長さによってもコストが変動し、アニメーションや特殊効果を使用すると、さらにコストがかさみます。
広告制作にかかる費用は投資と捉えることが重要ですが、予算に制約のある企業や小規模ビジネスにとっては、負担が大きく感じられるかもしれません。
広告制作にあたっては、費用対効果をしっかりと考慮し、限られた予算内でより効果的な動画を制作するための工夫が求められます。
審査に時間がかかる
YouTube広告は、審査に時間がかかる場合があります。
YouTube広告を出稿する際には、Google広告やYouTubeによって内容の審査がおこなわれます。
審査は早ければ1営業日で終わりますが、場合によっては数日ほどかかることもあります。
特に、内容が規約に抵触している可能性がある場合や、センシティブな内容を含む広告は、審査に時間を要するケースが多いです。
審査に時間がかかると、即時に広告を配信したいときにスケジュールが遅れるリスクがあります。
また、広告が却下された場合は修正が必要となり、再審査を受けるため、さらに時間がかかる可能性があります。
広告を出稿する際は、余裕を持ったスケジュール管理が求められます。
YouTube広告の出稿方法

本章では、YouTube広告の出稿方法について解説します。
YouTube広告の出稿方法は以下の通りです。
- YouTubeに動画をアップロード
- Google広告の管理画面で動画広告を作成
- キャンペーンの目標など詳細を設定する
- 予算や入札戦略などを設定
- 広告グループを設定
- 動画広告を作成する
- 審査後、配信開始
順を追ってご説明しましょう。
1.YouTubeに動画をアップロード
まずはYouTubeにログイン後、画面右上の作成をクリックします。
アップ用画面に切り替わったら、作成した動画をアップロードします。
設定画面タイトル・説明・視聴者を入力します。
タイトルは入力必須です。
次に公開設定をおこないます。
限定公開を選択して保存してください。
2.Google広告の管理画面で動画広告を作成
Google広告アカウントにログイン後、「+新しいキャンペーン」をクリックします。
3.キャンペーンの目標など詳細を設定する
全般設定画面で、まずキャンペーンの詳細を入力します。
最低限、キャンペーン名・予算・日程は設定しましょう。
他にも、ネットワーク・地域・言語の設定をおこないます。
4.予算や入札戦略などを設定
日予算の設定や入札戦略、配信地域を設定します。
5.広告グループを設定
広告グループを設定します。
広告グループでは、年齢や性別などのユーザー属性を選択し、広告を表示するオーディエンスセグメントを設定できます。
ランディングページを訪れたユーザーに対してリターゲティングをおこなったり、旅行やライフスタイルなどの興味や習慣にもとづいてセグメント設定が可能です。
6.動画広告を作成する
①でアップロードした動画のURLを貼り付けて動画を選択します。
また、本画面では最終URL・表示URL(最終URLから自動反映)・広告名が入力必須項目です。
7.審査後、配信開始
審査を無事パスできれば、配信開始です。
審査は早ければ1営業日で終わりますが、場合によっては数日かかることもあります。
YouTube広告の効果測定方法4選

YouTube広告の効果を測定するためには、さまざまなツールがあります。
本章では、これらの効果測定ツールのうち4つを厳選して紹介します。
- YouTubeアナリティクス
- Googleアナリティクス
- Google広告ブランド効果測定サービス
- Googleトレンド
ツールを活用して広告のパフォーマンスを詳細に分析し、改善点を見つけましょう。
YouTubeアナリティクス
YouTubeアナリティクスは、YouTube動画や広告のパフォーマンスを分析するための基本的なツールです。
以下のデータが集計できます。
- 再生回数:日付ごとに回数をグラフ表示
- 視聴者維持率:どこまで動画が見られ、どこで離脱したか
- ユーザー層:年齢や性別などが確認できる
- 再生場所:YouTubeの動画再生ページ、他サイトのURL埋め込みなどユーザーが動画を再生した場所
- トラフィックソース:動画流入の経路
- 端末:PC・スマートフォンなど再生環境
リアルタイムデータも提供されるため、広告の効果を素早く把握し、キャンペーン中に必要な調整が可能です。
利用は無料です。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、主に下記を詳細に分析できるツールで、YouTubeアナリティクスのGoogle版です。
- Webサイトのアクセス数
- Webサイトの流入元
- ユーザー属性
- 各ページのパフォーマンス
- Webサイト内でのユーザー行動
Googleアナリティクスは、Webサイトのアクセス解析ツールであり、YouTube広告からの流入を含むWebトラフィックの詳細なデータがわかります。
特定の広告キャンペーンがどの程度のトラフィックを生んだのか、他のチャネルとの比較も可能です。
また、広告向け機能を有効にすると、視聴者の属性をより正確に把握できるため、広告効果の向上に役立ちます。
Google広告ブランド効果測定サービス
Google広告のブランド効果測定サービスは、Googleアカウント担当者がサポートする一部の大口アカウントに限定して提供されるサービスです。
通常のGoogleアナリティクスでは取得できない、認知・理解・ブランディング・想起などのデータが取得・集計が可能です。
広告が視聴された後にアンケート調査を行い、視聴者の意識変化を測定します。
このデータをもとに、広告がブランドの認知度向上や購買行動にどの程度影響を与えたかが把握できるため、次回の広告クリエイティブやターゲティング戦略に活かせます。
ブランド強化を目的とした広告キャンペーンにおいて非常に有効です。
Googleトレンド
Googleトレンドは、急上昇中の検索キーワードやトピックの検索ボリュームを時系列で追跡できるツールです。
YouTube広告の配信前と後を見比べ、商品名やブランド名の検索ボリュームの変化や、競合他社との比較でどの程度の検索ボリュームがあるかを把握し、ブランド認知度を測定できます。
例えば、新商品を紹介するYouTube広告を配信した後、その商品名の検索回数が増加した場合、広告が効果的に認知を広げたと判断できます。
さらに、地域ごとのトレンドや時間帯による変化も把握できるため、広告配信の最適なタイミングや地域戦略を見直す際にも役立つでしょう。
YouTube広告の費用対効果を高めるコツ5選

YouTube広告の費用対効果を高めるためには、効果的な広告作成と配信方法を意識しましょう。
本章では、YouTube広告の費用対効果を高める5つのコツをお伝えします。
- 5秒で注意を引ける内容にする
- モバイルデバイスで見やすい広告をつくる
- クオリティの高い動画をつくる
- ユーザーが没頭できる動画をつくる
- 離脱率を細かくチェックして改善する
ポイントを押さえて、より高い広告効果を引き出してください。
5秒で注意を引ける内容にする
YouTube広告はスキップ可能な形式が多いため、最初の5秒が勝負です。
最初の数秒でユーザーの興味関心を引き寄せ、広告全体を視聴させる工夫が、最終的なコンバージョン率やブランド認知の向上に寄与します。
例えば、インパクトの強いビジュアルやキャッチーなメッセージ、感情に訴える要素などを取り入れれば、ユーザーの興味を引ける可能性が高まります。
また、ブランドロゴや主要メッセージを冒頭に配置し、広告がスキップされても視聴者に印象を残す工夫をしましょう。
モバイルデバイスで見やすい広告をつくる
YouTube視聴の多くはモバイルデバイスから行われているため、モバイルで見やすい広告作成が非常に重要です。
モバイル広告では画面が小さいため、詳細な情報を詰め込みすぎず、伝えたいメッセージを簡潔にまとめましょう。
スマートフォンの縦画面に対応する広告フォーマットを使用したり、大きな文字やシンプルでわかりやすいデザインを心がけると効果的です。
また、字幕とともに音声を使ったナレーションを活用して、視覚だけでなく聴覚にもアプローチし、ユーザーにしっかりとメッセージが伝わるよう工夫してください。
クオリティの高い動画をつくる
クオリティの高い動画は、ユーザーの興味関心を引き、ブランドの信頼性を高めるために非常に重要です。
音または映像だけでわかるような動画にしたり字幕をつけたりなどの工夫、効果的なナレーションや音楽の選定が、広告全体の印象を左右します。
また、何を伝えたいのかわからない、ターゲットが不明確などの要素は嫌遠されます。
制作段階でターゲットを明確にし、ターゲットに合わせたストーリーテリングを意識しましょう。
動画制作においては、単に美しい映像を作るだけでなく、視聴者が感情的に引き込まれるコンテンツを作ることが効果的です。
ユーザーが没頭できる動画をつくる
ユーザーが広告に没頭できるかどうかは、広告の成功を大きく左右します。
ストーリーテリングを活用した、ユーザーの感情に訴える広告は、強いインパクトがあります。
「自分もやってみたい」「自分に似ている」とユーザーが思うような動画であれば、ユーザーがサービスや商品を身近に感じられるため、広告効果が高まるのです。
ストーリーに加えて魅力的な映像や音楽、興味を引くナレーションなどを組み合わせると、ユーザーは感情を揺さぶられ、より動画に対する没入感を高められるでしょう。
離脱率を細かくチェックして改善する
広告を出す際は広告の離脱率を定期的に分析し、視聴者がどのタイミングで広告をスキップまたは離脱しているかを確認してください。
YouTubeアナリティクスを活用すれば、どの部分で視聴者が離れているのかが分かります。
得られた離脱率のデータに基づいて、広告の構成や内容を見直し、より効果が得られるよう改善してください。
繰り返し分析と改善を行い、広告の効果を着実に向上させましょう。
YouTube広告の特徴を知り効果のある動画をつくろう

YouTube広告は国内だけでもユーザー数が7,000万人を超えており、見ていない人を探すほうが難しそうなほど、多くの人が利用しています。
ただ、広告をスキップするユーザーも多いため、スキップされないような高品質な動画作成がカギです。
YouTubeの特性を理解し、視聴者に刺さる動画広告を作成すれば、効果的なマーケティングが実現できるでしょう。
なお弊社では、Web動画広告の出稿をご検討の方に、こちらの資料を無料で配布しています。
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