紙媒体の広告の料金はいくら?媒体別に相場を徹底解説!

紙媒体の広告でも、各媒体によって掲載料金は大きく異なります。

「広告を出稿したいが、相場がよくわからない」「費用が高そうで、なんとなく掲載を諦めてしまっている」という方も多いでしょう。

今回の記事では、紙媒体の広告の相場と、適正な広告料金の算出方法を解説します。

地域など条件によっても広告料金は変わるため、地域別でも紹介。
詳しく料金表にまとめて、記載しました。

今回の記事をぜひ、広告出稿の際の検討材料として参考にしてください。

また弊社では、通販事業で紙媒体の広告を出稿をご検討の方に「紙媒体広告の料金相場」を紹介しています。

詳しく知りたい方はぜひバナーをクリックして、資料をダウンロードしてください。

紙媒体の広告への出稿はいくら?料金の相場を解説

紙媒体の広告における相場を各媒体別に、なおかつ種類や地域ごとに解説します。

  • 新聞広告
  • 雑誌広告
  • フリーペーパー
  • 折込チラシ
  • 中吊り広告

媒体によりターゲットとして届けやすい層も異なるため、ターゲット層の違いについても紹介。
届けたいターゲット層と費用の相場を知り、自社の広告戦略に最適か検討しましょう。

新聞広告

新聞は社会的信頼度がとても高いメディアであり、商品や企業に対する信頼を獲得した場合に有効です。
その分、広告掲載料は比較的高いといえるでしょう。
年々読者は減少していますが、高齢者層へのアプローチに優れている点が特徴です。

各新聞の料金は、以下の通りです。(2022年1月時点)

新聞英配布エリアスペース掲載料金
朝日新聞全国全ページ39,855,000円
朝日新聞東日本全域全ページ22,695,000円
読売新聞全国全ページ47,910,000円
読売新聞東日本全域全ページ33,900,000円
北海道新聞道内全域全ページ7,395,000円
千葉日報千葉県全域全ページ1,860,000円
沖縄タイムス沖縄県全域全ページ2,670,000円

参照:広告ダイレクト

掲載地域や夕刊・朝刊、また掲載サイズによって料金は大きく異なるため、詳しくは各Webサイトをご参照ください。

新聞広告については、「通販における新聞広告の5つのメリット!成功のコツと一緒に紹介」の記事もぜひご覧ください。

雑誌広告

雑誌の読者も年々減少の傾向にありますが、ターゲットの趣味嗜好・年齢層に合わせて広告を出せるため、反響率は期待できる媒体です。
新聞と同様、社会的信頼も得やすい媒体でしょう。

雑誌も新聞同様に、種類や地域によって金額が異なります。
検討される方は、以下の金額を参照にしてください。(2022年1月時点)

雑誌名雑誌の種類掲載サイズ掲載料金
サンデー毎日週刊誌4色1P1,100,000円
ViVi(ヴィヴィ)女性誌4色1P1,900,000円
men’s FUDGE
(メンズファッジ)
男性誌4色1P1,200,000円
週刊ダイヤモンドビジネス・マネー誌4色1P1,300,000円
オレンジページ料理・グルメ・レシピ誌4色1P2,500,000円

参照:雑誌広告ドットコム

広告の商品が化粧品などの場合は女性誌を、商品が食品の場合は料理誌を、など目的に合わせて雑誌の種類を選ぶと効果的です。

しかし地域や掲載サイズにより金額が異なるため、都度確認しましょう。

雑誌広告は効果的?3つのメリットと2つのデメリットを紹介」の記事でも、雑誌広告について解説しています。

フリーペーパー

フリーペーパーは、無料で配られる雑誌のことです。
新聞や雑誌に比べてかかるコストが低く、低予算で広告を出すことができます。

またグルメや美容など、趣味嗜好によって雑誌の目的が分かれているため、ターゲティングもしやすい媒体です。

フリーペーパー名配布エリア掲載サイズ
(単位:mm)
金額
ホットペッパー池袋、新宿、渋谷・恵比寿
銀座、吉祥時、八王子・立川
町田・厚木版
1/4P135,000円
から
150,000円
ぱど埼玉西、埼玉東、埼玉中央
埼玉南、埼玉南西
タテ1/4P
H123×93
70,000円
タウンニュース神奈川県内全域・町田市全1段
H30×249
44,000
から
106,500円
朝日ファースト東京都千代田区・中央区
港区・新宿区・渋谷区
文京区・豊島区・その他
全2段
H78×254
260,000円
メトロガイド東京メトロ全駅全3段
H98×243
900,000円から

参照:株式会社メディアバルーン

新聞や雑誌に比べ低価格といっても、掲載のフリーペーパーによっては高額となる場合もあります。
掲載の際は各フリーペーパーまで問い合わせ、確認しましょう。

フリーペーパーへの掲載を検討している方は、「フリーペーパーに広告を載せたい人必見!みられるデザインとは」も参考にしてください。

折込チラシ

折込チラシは、各新聞にチラシを折り込んで配布する方法です。
1枚から計算が可能で、地域性が強く、地域に向けたターゲティングがしやすい媒体といえるでしょう。

料金については、以下を参考にしてください。(2019年1月時点)

主要新聞地域サイズ1枚あたりの料金
東京都/全紙東京都23区内B4もしくはA43.3円
埼玉県/全紙埼玉県全域B4もしくはA43.5円
千葉県/全紙千葉県全域B4もしくはA44.0円
北海道新聞札幌市、旭川市、苫小牧市
小樽市,函館市,旭川市,帯広市
釧路市の一部、上記以外
B4もしくはA43.11円
から
3.55円
沖縄タイムス
琉球新報
沖縄県内
離島以外全域
B4もしくはA44.0円

参照:マストチラシ.com

折込チラシを利用する際の注意点としては、サイズや紙の種類により料金が異なる場合があります。
また一部地域では、販売店ごとに別途手数料がかかるケースも。

反面、発行枚数が多い時は割引となる場合があります。

委託する業者によっても料金が異なるため、予算を確認する場合は各業者へ問い合わせてください。

中吊り広告

中吊り広告は電車内に掲載される広告で、不特定多数の人に触れることが可能な媒体です。
選ぶ電車により地域も限定でき、ターゲティングにも効果があります。

以下は、中吊り広告の料金です。(2022年1月時点)

電車名掲載期間数量料金(B3サイズ)
東京メトロ全線7日9,9006,000,000円
都営地下鉄全線2~3日1,420780,000円
西武新宿線2~3日600335,000円
JR大阪3~4日1,450709,000円
JR名古屋3~4日670330,000円

参照;車両広告料金表一覧 オリコム

広告を出稿する電車によって料金とプランが異なります。

日数によっても料金が異なるため、掲載した日数も踏まえて検討しましょう。

Web広告は1円から!料金の相場を解説

広告媒体として、需要が高まってきたWeb広告についても、相場を紹介。
Web広告の場合は紙媒体の広告と異なり、広告のクリック数や表示回数によって料金が異なります。

以下はWeb広告の相場を、表にまとめたものです。

Web広告の種類費用
リスティング広告1クリックにつき1円~数百円程度
SNS広告(クリック課金)1クリックにつき20円~数百円程度
動画広告動画閲覧1回につき5円~200円程度

上記に加え、期間によっても料金が異なります。

Web広告の掲載を検討する方は、期待できる効果も含めて検討するとよいでしょう。

適正な広告料金とは?後悔のない決め方を解説

適正な広告料金を決める際は、特定の基準を決めてから算出することをお勧めします。

なんとなく広告料金を決めていると、望むような費用対効果は出せません。

適正な広告料金の算出方法を、今回は3つ紹介します。

目標の売上高から算出

目標の売上高予算を決定する方法は、経営にとって無理のない予算の算出が可能です。

例えば、「目標売上の〇%を広告の予算にする」というように決定します。
毎月の全体の売上が100万円見込める場合で、広告費を10%使用すると決定した場合、広告にあてる予算は10万円です。

計算方法がとてもシンプルなため、利用しやすい計算方法といえるでしょう。
しかし売上が目標金額に届かなかった月や、利益率の低い商品ばかり売れた場合、期待した純利益に届かないケースもあります。

期待していた効果が出なかった場合は、媒体や地域を変更するなどし、決まった予算の中で効果の高い広告を探しましょう。

損益分岐点から算出

損益分岐点とは、商品やサービスに必要な費用をカバーする点、つまり売上と費用が一致する点です。
売上と費用がプラスマイナス0になった点以上から、利益が発生します。

損益分岐点から広告の費用を算出することで、損失を防ぐことが可能です。

例えば販売する商品・サービスの価格が6万円の場合で、原価と販売コストを含めた金額を3万円とします。
上記の場合、損益分岐点は3万円となります。

ただ損益分岐点である3万円を全て広告に使った場合は利益が発生しないため、損益分岐点から目標とする利益も含めて計算し、広告費用を決定するのがベストでしょう。

ライフタイムバリュー(LTV)から算出

ライフタイムバリューとはLTV(Life time value)と記載し、顧客が企業に生涯を通じ出てもたらす利益をいいます。
LTVを算出することで、適切な広告費の決定が可能です。

LTVの計算方法は複数あり、以下の通りです。

  • (売上高-売上の原価)÷購入者の総数
  • 平均的な購買単価×平均的な購買頻度
  • 平均的な購買単価×平均的な購買の頻度×継続している購買の期間

以下の条件で、一番の計算方法でLTVを計算してみます。

  • 平均的な購買単価:5,000円
  • 購買の頻度:月1回
  • 継続している購買の期間:8ヶ月

上記の場合、LTVは40,000円です。

算出したLTVより一人あたりの顧客でどれくらいの利益を出したいかを計算し、広告費用を決定することが可能です。

LTVなどの指標について詳しくは、こちらの記事でも解説しています。
>>単品通販の事例を交えて成功するビジネスモデルを解説!

広告の料金を把握し予算と目標に合った運用を

今回の記事では、紙媒体の広告における相場を表にまとめて紹介しました。

新聞広告や雑誌広告は、数百万円となるケースも少なくありませんが、消費者からの信頼性は高い媒体です。

折込チラシやフリーペーパーは新聞広告や雑誌広告に比べ、低単価で挑戦しやすい媒体といえるでしょう。
また、中吊り広告は不特定多数を対象にでき、新聞広告や雑誌広告より低価格な媒体です。

適正な広告料金の算出方法も紹介しました。
自社に合った算出方法で、広告の予算を決める参考にしてください。

また弊社では、通販事業で紙媒体の広告を出稿をご検討の方に「紙媒体広告の料金相場」を紹介しています。

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