広告コピーとは?キャッチコピーなど8つの種類をまとめて解説

広告のコピーと聞くと真っ先に「キャッチコピー」を思い浮かべるのではないでしょうか。
実際には、キャッチコピー以外にもさまざまな広告のコピーが存在します。

またコピーは大きく2つに分けられます。
企業や商品名のブランドイメージを印象付ける役割のものと、ユーザーに問い合わせや購入など次のアクションを促す役割のものです。

この記事では、広告に関する8種類のコピーとその意味や役割を紹介します。
それぞれのコピーの役割を理解することで、チラシや広告の宣伝効果アップにつながるかも知れません。

記事を読んで、チラシや広告を製作する際に役立ててください。

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広告のコピーとは

広告のコピーには8種類のコピーがあります。
キャッチコピーはよく聞くコピーですが、それ以外にも広告に関するコピーがあり、ひとつずつ目的や役割が分かれています。

1つの広告で文字の大きさ・色・フォントなど異なっているのは、コピーの種類に違いがあり、特徴を効果的に表わす目的も。

それぞれの意味を理解し特徴を活かすことでより魅力的な広告になります。
8種類のコピーを使い分けられるようにしましょう。

①キャッチコピー

広告コピーの必須要素であり代表格ともいえるのがこの、キャッチコピー
その名のとおり人の心を「キャッチ=つかむ」ようなフレーズが求められます。

ユーザーはキャッチコピーを見て商品や企業をイメージします。
そしてイメージした商品が自分に関係のあるものか、興味がわくものなのかを瞬時に判断するのです。
自分に関係があると判断すれば、広告をもっと見てみよう、どんな商品か詳しく調べてみようと思います。

広告の効果を高めるためには、一瞬で人の心をとらえ、その次の行動に移したくなるようなキャッチコピーが求められます。

広告のキャッチコピーは、ユーザーの興味をひくきっかけになる、重要な要素といえるでしょう。
そのため、広告のなかでは一番文字が大きく、目立つようにデザインされることが多くあります。

キャッチコピーの作り方はこちらをご参照ください。
>>売れるキャッチコピーでインパクトのあるチラシを作る3つの方法

②サブコピー

キャッチコピーの補足としての役割があるサブコピー
キャッチコピーのすぐ下や横に配置し、文字の大きさはキャッチコピーより小さめに設定されることが多くあります。

キャッチコピーは、瞬時に人の心をつかむようなインパクトのあるフレーズが求められますが、あまり文字数が多いと読まれません。

そのため、キャッチコピーだけではユーザーに届けたい情報が伝えきれない場合も。
キャッチコピーに書き切れないけれど、ユーザーの心をつかむために重要な内容を、サブコピーで補います。

広告コピーのなかで、サブコピーは必須の要素ではありません。
キャッチコピーで伝えたい情報が網羅できている場合、サブコピーは省かれるケースもあります。

③リードコピー

リードコピーは、キャッチコピーとボディコピーをつなぐ役割のコピー。
キャッチコピーを見た人が、本文(ボディコピー)ボディコピーを読みたくなるように導くためのリード部分です。

リードコピーを見てから、ボディコピーまで読み進めるか判断されることも多く、リードコピーは重要な橋渡し役です。

そのため、リードコピーには大きく分けて2つの役割があります。

  • キャッチコピーやサブコピーを補足する
  • ボディコピーを要約する

上記のうちどちらの要素を含むこともあれば、いずれかひとつの役割を果たす場合もあります。

文字の大きさはキャッチコピーとボディコピーの中間に設定し、ボディコピーの上や横に配置されることが多めです。

リードコピーとボディコピーの区分けがしやすいよう、フォントは同じでリードコピーだけやや大きいサイズで太字にする方法も広告ではよく採用されます。

④ボディコピー

ボディコピーは、いわゆる本文のこと。
広告でアピールしたい商品やサービスを紹介する説明を書く部分です。

文字の大きさは、リードコピーよりも小さく設定し、広告内ではあまり目立たせないようにデザインされることが多くあります。

ボディコピーの文字数は、広告の種類や内容によって異なります。
記事のように長文を書く場合もあれば、手短に要点だけを伝える場合も。

ボディコピーはキャッチコピーやリードコピーとは違い、ユーザーに内容を深く理解してもらう「読み物」としての役割があります。

とはいえ、だらだらと続く文章は読む気が起きません。
読み手が知りたい内容を、なるべくむだを省いた文章でつづるように心がけましょう。

⑤見出しコピー

見出しコピーは、ボディコピーを区切るためのコピーです。
ボディコピーで本文の文字数が多くなる場合、内容を見やすく区切るために使われます。

リードコピーはキャッチコピー、サブコピーに続いて1回しか使われませんが、見出しコピーは、ボディコピーの間を区切るのに2回以上必要な場合に使います。

文字の大きさはリードコピーよりやや小さめ、ボディコピーよりは大きめがいいでしょう。
ボディコピーと見分けがつくよう、見出しコピーは太字に設定することが多くあります。

広告コピーのうち、ボディコピーは内容のすべてを読まれることはあまりありません。
見出しコピーを読んだだけでボディコピーの内容がわかるのが理想的です。
少ない文字数で、いかに要約して伝えるかが鍵となります。

⑥スペック

スペックは商品やサービスの具体的な内容を伝えるコピー。
スペックに書く内容の例は以下のとおり。

  • 商品(サービス)名
  • カラーバリエーション
  • 特徴や性能
  • 注意点
  • 価格

キャッチコピーや見出しで興味を持ちボディコピーを読んだユーザーは、最終的にスペックを見て問い合わせや購入を検討します。
ユーザーが知りたいと思う基本的な要素と、他とは違う自社のセールスポイントも欠かさずに載せたいところ。

スペックは、長々と書かず端的に伝えましょう。
箇条書きや表を活用するのもおすすめです。

⑦キャプション

商品やサービスの画像に添える説明をキャプションといいます。
画像について補足の説明や解説する目的で、画像のすぐ近くに配置されます。
文字の大きさは、画像の邪魔をしないよう小さめに。

画像だけではユーザーが知りえない情報や、伝えることでより購買意欲をかき立てるようなキャプションが望ましいでしょう。

⑧スローガン

スローガンは、企業名や商品名に小さく添えられるコピーのこと。
「ショルダーコピー」「テーマコピー」「キャンペーンコピー」などとも呼ばれます。

スローガンは、企業のブランドイメージを伝える大切なコピーです。
インパクトの強いスローガンコピーで有名になった企業もあるくらい、重要なコピーといえるでしょう。

広告コピーで大切なスローガンを使った企業の例

以下に、印象的なスローガンをかかげている企業の例を3つあげます。

お口の恋人:株式会社ロッテ

引用:株式会社ロッテ

菓子やアイスクリーム、健康食品などを製造・販売している株式会社ロッテ

ロッテのかかげるスローガンは「お口の恋人」。
商品はもちろん、テレビCMや街中の看板でもこのスローガンを見聞きしたことがある方は多いはず。

「お口の」ということから、口に入れる食品であることが想像できます。
またロッテの企業理念に「みなさまに愛され、信頼されるように」とあるように「恋人」という言葉から、多くの人に愛される企業でありたいという思いも込められているのがわかります。

ココロも満タンに:コスモエネルギーホールディングス株式会社

引用:コスモエネルギーホールディングス株式会社

スローガンコピーがそのまま歌になって流れるCMが印象的なコスモエネルギーホールディングス株式会社

スローガンは「ココロも満タンに」。
ユーザーや株主が心豊かに毎日を過ごせるように、という思いが込められて付けられています。

またコスモホールディングスは、グループ企業のコスモ石油マーケティング株式会社の事業であるガソリンスタンドとしてのイメージも強め。
給油でガソリンを「満タンにする」という部分と、心を満たすことを掛けているのがユニークですね。

NO MUSIC, NO LIFE:タワーレコード株式会社

引用:株式会社タワーレコード

音楽・映像ソフトや書籍の販売事業を展開する株式会社タワーレコード
スローガンは「NO MUSIC, NO LIFE」。
日本語では「音楽無しでは生きられない」という意味です。

英語がわからない人でも何となく意味が理解できそうな、シンプルかつメッセージ性のあるスローガン。
音楽を応援し音楽を元気にしていく、という企業の姿勢を表わしており、インパクトの強いフレーズですね。

広告におけるイメージコピーとセールスコピーの違い

広告のコピーは、企業や商品のブランドイメージを印象付けるためのイメージコピーと、広告を見た相手に何らかのアクションを促すためのセールスコピーの2種類に分類されます。

イメージコピー

企業や商品のイメージを印象付けるコピー。
ブランド力を高める役割があります。

イメージコピーはユーザーにイメージを与えるのが目的であり、イメージコピーを見ただけで購入や問い合わせなど次の行動を起こすユーザーはまれです。

8種類の広告コピーのうち、イメージコピーに分類されるのは以下の3つ。

  • キャッチコピー
  • サブコピー
  • スローガン

企業のブランディングを高める広告製作のコツは、こちらをご参照ください。
>>ブランド広告とは?レスポンス広告との違いを詳しく解説!

セールスコピー

広告を見たユーザーに、次のアクションを促すためのコピー。
イメージコピーを見て企業や商品に興味がわいたユーザーは、セールスコピーを読んで、問い合わせや購入するか判断します。

8種類の広告コピーのうち、セールスコピーに分類されるのは以下の5つ。

  • リードコピー
  • ボディコピー
  • 見出しコピー
  • スペック
  • キャプション

セールスコピーは、ユーザーの背中を押すような文章や商品説明が求められます。

広告のコピーは8種類を使い分けて

広告に関する8種類のコピーの意味や役割を紹介しました。

広告のコピーはユーザーの心をつかむキャッチコピーからはじまり、見出しやリードコピーがあります。
そして詳細な説明をするボディコピーやスペックなどです。

広告のコピーそれぞれに、役割があることがわかりました。
8つのコピーの役割を活かした広告で、宣伝効果をアップさせましょう。

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