ECサイトの商品登録は外注すべき?メリット・デメリットも解説

「取扱商品や新商品が増えると、商品登録作業に時間が取られる」
「他にもやりたいことがあるのに、商品登録しないといけないからできない」

ECサイトなど通販事業を展開している方の中には、商品登録に時間を取られてしまうことに頭を抱えている方もいるのではないでしょうか。

新たな商品を考えたり売上戦略を練ったりなど、ECサイトのスタッフがやるべきことは他にも多くあります。
商品登録だけに時間を割いてはいられません。

今回は、通販事業を展開している方なら一度は抱いたことがある商品登録の悩みと商品登録のアウトソーシングについて解説します。

なお弊社では、通販事業の方向けに紙で広告を出すための展開パターンや、出稿までの流れ・準備について紹介しています。

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ECサイトの商品登録は大切だけど面倒!

ECサイトをオープン後、最初に頭を悩ませるのが商品登録です。

商品数が少なければすぐに終わりますが、商売をするにあたって2・3個しか商品がないことはまずないでしょう。
何千、何万とあるのが普通です。

商品登録の方法はシステムによって異なりますが、1商品ずつ手作業で入力する場合でも一括で登録する場合でも、以下の項目を誤って入力していないか念入りに確認しなくてはなりません。

  • 商品名
  • 商品説明
  • 価格
  • サイズ
  • 素材
  • 在庫数
  • 商品ID

商品登録は、間違ってはいけないからこそ時間がとてもかかり、面倒に感じてしまう作業です。

しかし、時間をかけずに手を抜いてしまうと誤った内容で商品を登録してしまい、修正により時間がかかってしまいます。

商品登録を自動化する方法もありますが、間違えないとはいい切れません。
結局は人の目で確認する必要があります。

また、商品登録に割く時間が多いことでさらに困るのが、商品登録に人材が割かれることによる人手不足です。

本来であれば、商品企画やマーケティング戦略を練るために使えるはずの時間もなくなってしまいます。

業務に支障を出すことなく、商品登録をスムーズにおこないたいと思うなら、ECサイトにおける商品登録の外注を検討したほうがいいでしょう。

通販の在庫管理が必要な理由は?おすすめ管理方法4つ」では、在庫管理の必要性や在庫管理の方法を詳しく解説しています。
ぜひ、あわせてご覧ください。

ECの宣伝には紙媒体がおすすめ

ECで集客するための宣伝には、紙媒体がおすすめです。
紙媒体とは、例えば以下になります。

  • フリーペーパー
  • 折込チラシ
  • 新聞

フリーペーパーや折込チラシは、特定の地域に情報を発信できます。
新聞広告はファミリー層・シニア層の集客が期待できる広告です。

Web広告だと、ページが消えて表示されないこともあります。
しかし、紙媒体はずっと手元に残るため、何度も読み返してもらえます。

厚みや手触り、香りなど紙の質感によって五感を刺激できる点も、紙媒体のいい点です。

手触りがよかったり香りがしたりなど、五感を刺激するものはイメージに残りやすく、また読み返してもらえることが多くあります。

ECサイトの商品登録を外注する3つのメリット

ECサイトの商品登録をアウトソーシングすると、以下のメリットがあります。

  • 入力に時間を割く必要がなくなる
  • 商品登録のクオリティが保てる
  • 作業方法を覚える必要がない

ひとつずつ詳しく解説しましょう。

入力に時間を割く必要がなくなる

商品登録を外注すれば入力に時間を割かず、別の業務ができます。

商品登録の労力はとても大きく、決して避けられない作業です。
商品登録して、お客様が購入できる状態が作れなければ「お店」とはいえません。

商品登録は、ECサイトがオープンした後は毎日しなくてもいい作業です。
しかし、オープン前や新商品を販売する場合には大きな手間となります。

毎日数十点の商品が納品されるような大きいショップであれば、商品登録専門のスタッフを雇うことも考えてもいいかもしれません。
しかし、納品数が毎日多いわけではないのなら、コストが無駄にかかってしまいます。

商品登録代行にお願いすれば入力に時間を割く必要がありません。
時間が余った分、他の業務にあたれるため得られるメリットは大きいです。

商品登録のクオリティが保てる

商品登録を外注に継続して依頼すれば、安定したクオリティが得られます。

自社スタッフが商品登録をおこなう場合、それぞれの熟練度・休みや早退、退職といった欠員に左右されがちです。
商品登録にミスが多発したり、遅れが出てしまったりすることがあります。

商品登録をアウトソーシングすれば、仕事におけるクオリティのレベルは同等です。
欠員による遅れや質の低下も心配ないため、安定したクオリティのまま商品登録がされていくでしょう。

作業方法を覚える必要がない

商品登録を外注すれば、自社スタッフが登録方法を覚える必要がありません。

商品登録の方法は、各システムやモールによってさまざまです。
複数のモールを運営していれば倍の作業時間がかかるうえ、システムのアップデートや仕様が変更になったときに覚える労力が必要になります。

新たなことを覚える・慣れる速度は人によって異なるため、自社スタッフ全員がスムーズに商品登録ができるようになるまでには時間がかかってしまうでしょう。

商品登録を外注すれば、登録方法は外注先が覚えてくれます。
特に複数ショップを運営している場合は、アウトソーシングすれば業務の効率が図れるでしょう。

ECサイトの商品登録を外注する3つのデメリット

ECサイトの商品登録を外注すると多くのメリットがありますが、以下のようなデメリットもあります。

  • お金がかかる
  • 自社対応のほうが内容を充実させられることもある
  • 自社内で作業経験を蓄積できない

お金がかかる

当然ですが、商品登録をアウトソーシングすればお金がかかります。
費用や料金形態は業者によって異なるため、費用対効果があるのか事前に検討しましょう。

料金だけで商品登録をおこなう外注先を決めてしまうと、望んでいたクオリティでないものがあがってくる可能性があります。

結局は自社でやり直さなければならなくなり、わざわざコストをかけたのに望んでいた効果が得られません。

期待通りの費用対効果を得るなら、料金はもちろん、どこまで対応してくれるのかなど条件もしっかり確認しましょう。
お金をかけるからこそ、自社が求めるレベルに達するほどの商品登録をしてくれるかどうかを見極めなくてはなりません。

自社対応のほうが内容を充実させられることもある

自社スタッフで商品登録したほうが、内容の充実を図れることもあります。

商品登録をアウトソーシングした場合、自社で扱う商品について詳しい知識はありません。
商品の説明文や検索キーワードに関しては、社内で対応したほう内容を充実させられるため、売上効果も期待できます。

ただ、登録作業の経験やSEOの知識、技術的なことはアウトソーシング社のほうが詳しい傾向です。
すべて外注任せにするのではなく、商品の説明文や検索キーワードなどは自社側から伝えたほうがよいでしょう。

なお、商品登録の内容を充実させれば集客率・売上効果のアップが期待できますが、より効果をあげるなら広告を使うことも大切です。
ぜひ「EC広告に効果的なのはチラシ!確実に集客する法則を解説」をご参照ください。

自社内で作業経験を蓄積できない

商品登録をすべて外注任せしてしまうと、自社スタッフは作業に関する経験やノウハウを積めません。

自社スタッフで誰も登録方法がわからないとなると、金銭面や時間的な問題などから外注できなくなってしまったときに困ってしまいます。

比較的簡単に登録できるものは外注、複雑さや珍しさのある商品については自社でおこなうなどして、ノウハウの蓄積を増やすことも考えたほうがいいでしょう。

ECサイトの商品登録を依頼する会社の選定ポイント

ECサイトの商品登録を代行する会社は数多くあるため、どの会社に決めるか迷いがちです。
実際に企業を選択するうえでのポイントを3つまとめたので、ぜひ参考にしてください。

  • セールやキャンペーン時でも対応してくれるか
  • 紙媒体の広告でもデータ化してくれるか
  • 対応可能なECサイトが豊富か

セールやキャンペーン時でも対応してくれるか

ECサイトの商品登録を依頼する会社を選ぶ際、セールやキャンペーン時など忙しい時期でも対応してくれるかはとても重要です。

特に楽天やAmazonなど、大手のネットショッピングモールでは頻繁にセールやキャンペーンがおこなわれます。
売上アップを狙って、送料無料やセールなど商品ページを修正しなくてはなりません。

また、人気商品は早くに売り切れるため、商品ページを消したり逆に登録したりと、とにかく忙しくなる時期です。

ただ、忙しい時期ではあるものの、売上アップのチャンスでもあります。
しっかりと登録代行会社が、セールやキャンペーン時期でも対応してくれるか確認しましょう。

紙媒体の広告でもデータ化してくれるか

カタログやパンフレットなど、紙媒体からの情報入力も対応してくれるか確認しましょう。

ECサイトの中には、紙のカタログやパンフレットに商品を載せて販売しているところもあります。
紙媒体の場合は、商品情報がデータではないため、商品登録を代行する会社によっては対応できないところもあるのです。

紙媒体の広告をデータ化してくれるのか、確認するようにしましょう。

対応可能なECサイトが豊富か

商品登録する対応サイトが豊富かどうかも、業者選びでは重要です。

業者によっては、AのECサイトでは商品登録ができるけど、BのECサイトは対象外であるケースもあります。
特に複数のECサイトを運営している方は要注意です。

多くのサイトで商品登録してもらえるほうが売上の向上につながるため、多くのサイトに対応可能な業者を選びましょう。

ECサイトの商品登録は費用対効果も考えたうえで外注しよう!

商品登録はECサイトを運営するうえで必要不可欠ですが、手間も時間もかかる作業です。

商品登録作業をアウトソーシングできれば、余った時間を商品の発注や商品企画、アクセス解析などに使えます。

自社でおこなうべき業務と、アウトソーシングできる業務を分けられれば、生産性のあがる体制ができあがるでしょう。
ただ、費用対効果がなければ意味がありません。

しっかり社内で検討したうえで、一度複数の会社へ見積もり依頼をおすすめします。

なお弊社では、通販事業の方向けに紙で広告を出すための展開パターンや、出稿までの流れ・準備について紹介しています。

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