「リフォームのチラシを出したけど、なかなか効果が出ない」
「見てもらえるチラシは、どうやって作るの?」
リフォームのサービス内容が優れていて、価格も良心的なのにお客さんが来ない理由は、キャッチコピーにあるかもしれません。
チラシに載せるキャッチコピーを変えるだけで、問い合わせが増える可能性も。
まずはチラシを手に取って、気に留めてもらえるようなキャッチコピーを考えてみましょう。
この記事では、リフォームチラシのキャッチコピーを作るときに効果的な9つのヒントをご紹介します。
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リフォームチラシのキャッチコピーの役割
一般的にキャッチコピーの文字数は短いと10文字前後、長くても25文字くらいまでにおさまるものが多いです。
限られたフレーズのなかで、狙ったターゲットの心をつかんで次の行動に移させるようなキャッチコピーが理想的。
リフォームのチラシに置き換えて考えると、リフォームを考えている方がチラシを見て、リフォーム店に問い合わせたり足を運んだりするようなキャッチコピーが求められます。
紹介する9つのヒントを、リフォーム広告のキャッチコピーを作る際の参考にして、集客できるチラシを作りましょう。
①ターゲットを絞りこむ
キャッチコピーを考えるときはまず、ターゲットをできるだけ細かく絞るところからスタートしましょう。
チラシを見てもらいたいのは、どんな相手なのかを明確にします。
- 年齢や性別
- 家族構成
- 住んでいるエリア
- 居住年数
- リフォーム歴
ターゲットによって、提案するリフォームの内容を考える必要があります。
屋根の修繕だけの小さなリフォームをしたい方と、室内のレイアウトを変更するような大規模なリフォームをしたい方では、金額や工期など伝える内容も変わってくるはず。
ターゲット設定の例を挙げてみましょう。
- 〇〇県○○区に在住
- 60代夫婦2人暮らし
- 夫は定年退職したばかり
- 妻はパート勤務
- 築30年の2階建て鉄骨住宅
- 屋根と外壁の修繕歴あり
- 子どもが独立したのでレイアウトを変更したい
- 老後も快適に暮らしたい
上記のようなターゲットには「フルリフォーム」「バリアフリー」などのフレーズが響くでしょう。
伝えたい相手の属性や悩みをできるだけ細かく設定することで、チラシを見た相手は「自分に言われている?」という気持ちになります。
まずは誰に向けて、どんなリフォームを提案したいのかを明確にしましょう。
②ターゲットの意識レベルはどこにあるか
見込み顧客であるターゲットのニーズが、どの段階にあるかによって、リフォーム広告の提案する内容は変わってきます。
見込み顧客の意識レベルを4つの段階に分けて考えてみましょう。
今すぐ客 | 目当てのリフォーム商品やサービスをすぐにでも購入したいと思っている |
お悩み客 | 自分の悩みを解決してくれるリフォーム商品やサービスを探している |
そのうち客 | リフォームに興味はあるけど具体的な検討はしていない |
これから客 | リフォームにまだ興味がない |
そのうち客やこれから客には、まずはリフォームに興味を持ってもらうところからスタートです。
相談会やイベントなどのチラシを作成するなら「来場者にプレゼント」「子どもと参加できる相談会」など、まずは足を運ぶきっかけになるようなキャッチコピーが考えられます。
一方で今すぐ客やお悩み客は、リフォームの詳しい内容を知りたがっています。
- 2部屋をつなげて対面キッチンに⇒○○万円~
- 3ヶ所以上リフォームで10%割引 など
具体的なメニューや金額を打ち出すキャッチコピーがおすすめです。
③伝えたいことは細かく限定する
集客したい気持ちからつい、情報を詰め込み過ぎてしまうことはありませんか?
ですがチラシに載せるキャッチコピーはできれば、1つに絞ってアピールする方が効果的です。
- トイレのことならお任せください
- 1,980円からのリフォーム
- 365日最短30分からスピーディーに対応
キャッチコピーは得意な分野や、売り出したいサービスに絞る方が、チラシを見る人にも伝わりやすいです。
④リフォーム後の未来を想像させる
ターゲットはチラシを見て、そのサービスや商品を手に取ったあとの未来を瞬時に想像します。
リフォームをした後にどんな生活が送れるのか、想像させるようなキャッチコピーをつけるのもおすすめ。
そして伝え方はメリットよりもベネフィットを意識してみましょう。
メリットは、商品そのものの良い点のこと。
ベネフィットは、商品を手に取ったらどんな良いことがあるかということです。
リフォームの特徴や良い点よりも、手に取ったことでどんなライフスタイルが送れるのか、という点がターゲットに伝えたい重要なポイント。
「○○社のヒートポンプ式床暖房がおすすめです」よりも「冬も薄着でゴロ寝できる床」など、リフォーム後のライフスタイルを想像できるものがいいですね。
⑤リフォームしなかったらどうなるか想像させる
そろそろリフォームが必要かも、と思いつつ先延ばしにしているようなターゲットには、キャッチコピーで背中を押してあげるのもひとつの手です。
ハッと気づかせられるようなキャッチコピーの例を挙げてみます。
- そのひび割れ、放っておいて大丈夫?
- 築25年のリフォームが、今後の暮らしの分かれ道
もしこのままリフォームしなかったら、「この家はどうなってしまうんだろう?」と、すこし不安になりませんか。
ターゲットにソフトな警笛を鳴らすことで「まずは話だけでも聞いてみよう」と次の行動につながる可能性もあります。
ただし不安のあおり過ぎや、誇張した表現は読み手に不快な印象を与えることもあるので、気をつけてください。
⑥「今やらないと!」と思わせる
期間限定、といわれるとつい買いたくなってしまう人の心理を活用した方法もあります。
- 今週限りの割引10%価格
- 今ならまだ間に合う!
- この夏こそはリフォームで寒い冬を快適に
時期や期間を書くことでターゲットは、今やらなければという気持ちに。
期間限定のキャッチコピーに加えて、割引やプレゼントなどのお得な情報をプラスするとより、効果的です。
⑦数字を使って具体的に
人は具体的な数字を言われると、その商品やサービスの価値を感じやすくなる傾向も。
「多くの方が満足」と表現するよりも「98%の方が満足」とするほうがより説得力が増します。
数字はわざわざ端数をきりよくする必要はありません。
1,000名が来場とするよりも1,013名が来場など、データに基づいた具体的な数字の方がより、リアリティがあり逆に信ぴょう性が上がりやすくなります。
⑧価格でお得感を打ち出す
今すぐ客やお悩み客は、リフォーム代のことも気になっています。
そんなターゲットには、キャッチコピーでお得感を打ち出してみるのもおすすめです。
- 赤字覚悟の半額セール
- 通常価格より○○%引き
- 頭金0円でリフォーム
- 2メニュー以上でセット割
リフォームの内容も大切ですがやはり、どんな買い物もお得なのは嬉しいですよね。
お得感が伝われば、手に取ってもらえる可能性が高くなります。
⑨簡易性を伝える
リフォームは大ごとだからと敬遠しがちな方には、お手軽にできる方法もあることを伝えるキャッチコピーを付けてみましょう。
手軽さが伝わるキャッチコピーの例です。
- 週末にできるリフォーム
- 住みながらリフォーム
- 1日だけリフォーム
内容にもよりますが、なかには短期間で施工できるリフォームもありますよね。
リフォームはとても大がかりで大変と感じている方に、身近に感じてもらうきっかけになるはずです。
リフォーム会社のキャッチコピー事例
ここからは、実際のリフォーム店のチラシで気になるキャッチコピーをご紹介します。
サービスやターゲットを絞ったキャッチコピー作りの参考にしましょう。
ただし、チラシは過去に配布されていたもので、現在のものではないのでご注意ください。
サービスと価格をシンプルにアピール
三重県にあるリフォーム会社のチラシです。
「水まわりのリフォームがとにかく安い」とシンプルなキャッチコピーです。
ぱっと見ただけでこちらは水回りに関するリフォームの広告で、価格が安いということが理解できますね。
伝えたいサービスが分かりやすく書かれています。
特典付きでお得感をアピール
山梨県にある建物調査やリフォームを行う会社のチラシです。
「おうちの外装クリーンにしたい」と、社名を掛けているところもユニークなキャッチコピーです。
そして赤い円のなかの「先着50名様」QUOカードプレゼントというところが目をひきます。
診断・見積無料に、さらに特典がつくので、お得感が得られますね。
そのうち客やまだまだ客の興味をひく
大阪府にあるリフォーム会社の無料相談会のチラシです。
まだ具体的なリフォームの検討段階にはない、そのうち客や、まだまだ客をターゲットにしたチラシといえます。
「キッズコーナーもございます」と書かれると、小さな子どもがいる家庭では、仕事が休みの週末に家族で行ってみようか、となるかもしれません。
若いファミリーが多くすむエリアには、子連れで行けることが分かるキャッチコピーがささります。
チラシを配布するエリアにどんな家族が多く住んでいるのかもリサーチしたうえで、ニーズに合わせたチラシを配ると、ターゲットの反応率も高くなります。
ぱっと目をひくキャッチコピーで心をつかむ
リフォームチラシのキャッチコピーを作るのに効果的な、9つのヒントをご紹介しました。
- ターゲットを絞り込む
- ターゲットの意識レベルはどこにあるか
- 伝えたいことは細かく限定する
- リフォーム後の未来を想像させる
- リフォームしなかったらどうなるか想像させる
- 「今やらないと」と思わせる
- 数字を使って具体的に
- 価格でお得感を打ち出す
- 簡易性を伝える
せっかくの良い商品やサービスは、多くの方に手に取ってもらいたいですよね。
広告は商品やサービスを提供する会社の玄関口のような存在です。
ターゲットはキャッチコピーを見て、相談会や問い合わせをする可能性も。
ご紹介した9つのヒントや事例を参考に、ぱっと目をひくキャッチコピーを作成してみてください。
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