ティッシュ広告を利用して効果的な広告宣伝を行うためには、ターゲットに届くデザインが欠かせません。
そしてティッシュ広告のデザインと広告宣伝に要する費用の間には、密接な関係性があります。
とはいえ、
「ティッシュ広告のデザインについて、知識も経験もないので分からない」
「デザインによって費用が変わるといっても見当がつかない」
という方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、
- ティッシュ広告のデザインの種類
- ポケットティッシュに広告を入れる方法
- デザインを社内で行う方法と外注する方法
について詳しく解説していきます。
記事を読むことで、ティッシュ広告をデザインする際のポイントと具体的な注文方法を理解することができますよ。
弊社では、紙媒体の広告を出稿をご検討の方に「紙媒体広告の戦略本」を紹介しています。
詳しく知りたい方はぜひバナーをクリックして、資料をダウンロードしてください。
ティッシュ広告のデザインとは?
効果的なティッシュ広告を行うためには、チラシやポスターと同じようにターゲットの興味を引きつけるデザインが必要です。
この項ではティッシュ広告ならではの、デザイン上の注意点について解説します。
ティッシュ広告はサイズで費用が変わる
ティッシュに広告をいれる場合は、ティッシュと広告のサイズによって全部で4種類ある中から選びます。
- レギュラーサイズ×ラベルタイプ
- レギュラーサイズ×折りたたみタイプ
- スクエアサイズ×ラベルタイプ
- スクエアサイズ×折りたたみタイプ
ティッシュ広告の種類ごとに、費用が異なります。
詳しくは下の記事を参考にしてください。
参考記事:ティッシュ広告の費用とは?節約法や他媒体との比較も解説
ティッシュに広告を入れるには
ティッシュ広告は、ポケットティッシュに広告面を付け加えて広告宣伝する販促ツールです。
ポケットティッシュに広告面を付け加える方法には、主に次の4種類があります。
片面ラベル印刷
片面印刷したミニサイズのチラシ(ラベル)をポケットティッシュに封入します。
少ないロットから安価に作ることができ、ティッシュ広告の中でも定番です。
両面ラベル印刷
両面に印刷したミニサイズのチラシ(ラベル)をポケットティッシュに封入します。
ティッシュを使い終わったあとにラベルの裏面が見えることが特徴です。
片面印刷ラベルに比べて広告面の広さが2倍になります。
広告面が広いことで、より多くの情報を伝えられることが可能です。
巻きラベル印刷
ポケットティッシュを1枚のラベルで包む加工方法。
片面印刷ラベルに比べて、常に見える広告面の広さが2倍になります。
フィルム印刷
ポケットティッシュの外装フィルムに、直接印刷する方法です。
ポケットティッシュ全体に印刷できるのでとても目立ち、広告の面積も広く取れます。
ティッシュ広告をデザインする
ティッシュ広告のデザインを行うにあたっては、次の2点を事前に明確にしましょう。
- 誰をターゲットにティッシュ広告を行うのか
- ティッシュ広告を受け取ったターゲットにどんな行動をとってほしいか
上記を明確にすることで、効果的なデザインをすることができます。
ティッシュ広告のデザインをする方法としては、自分の会社やお店のスタッフなど自分たちで担当する方法と業者にデザインを依頼する方法があります。
自分の会社やお店のスタッフがデザインする
自分の会社やお店のスタッフは、現場や顧客のことをよく分かっているはずです。
そのためターゲットが興味を持ってくれそうな、デザインができるでしょう。
デザインを外注しないので、デザイン代を節約することができます。
ただしデザインを起こす能力や、デザインソフトを使いこなすスキルが必要になります。
業者にデザインを依頼する
広告用のポケットティッシュを作る業者は、ラベルのデザインも請け負ってくれるところがあります。
チラシなどに比べて、安価にデザインをしてもらえることが多いです。
業者にデザインを依頼する際は、全て任せるのではなくしっかり相談しながらデザインしてもらってください。
相談しながらデザインを依頼することで、ターゲットに合った効果的なデザインに仕上げることができるでしょう。
ティッシュ広告を発注する方法
ティッシュ広告を発注する方法には、以下の2通りがあります。
- 通常のティッシュ広告業者に注文する
- ティッシュ広告のネット通販業者に注文する
ティッシュ広告を利用するには事前に広告の予算を確保し、配布後には費用対効果を測定します。
そのためにティッシュ広告の制作料金の相場を、把握することは重要です。
ティッシュ広告の注文方法
ティッシュ広告を注文するには、次の2つの方法があります。
- ティッシュ広告業者に見積や確認を取りながら注文する
- ネット通販サイトを運営しているティッシュ広告業者に注文する
ポケットティッシュ本体とラベルを選ぶ・デザインを決める・数量を決めて発注するなど、行うことは共通ですが流れが異なるので、それぞれの特徴を理解してティッシュ広告を注文してください。
ティッシュ広告業者に見積や確認を取りながら注文する
ティッシュ広告業者に確認を取りながら、注文する流れは次の通りです。
- ティッシュ広告のターゲットと目的を決める
- 業者に問い合わせして、デザインの方法や費用を確認する
- サイズ・数量などを決めて見積もりをもらう
- 見積もりに納得できたら注文を確定させる
ネット通販サイトを運営しているティッシュ広告業者に注文する
ティッシュ広告のネット通販業者に注文する場合は、ほとんどの情報が業者のWebサイトで公開されているので簡単です。
- ティッシュ広告のターゲットと目的を決める
- ターゲットと目的、予算にあったティッシュ広告を選ぶ
- デザインを社内で行うか、業者に依頼するか決める
- Webサイトから注文する
- デザインを進める
ネット通販業者といっても、すべてをWeb上で完結させるわけではありません。
特にデザインについては、電話やメールなどで相談できることが多いです。
ティッシュ広告の料金相場を知っておく
ティッシュ広告の制作料金を把握することは、広告予算の決定や費用対効果を測定するためにとても大切です。
また、業者から受け取った見積もりが適正な価格であるかどうかを判断しなければなりません。
そのためには、ティッシュ広告の制作料金の相場を知っておく必要があります。
ティッシュ広告の料金相場を知るためには、ティッシュ広告のネット通販サイトを参考にするとよいでしょう。
ティッシュ広告の制作料金の一例を紹介します。
【ティッシュの仕様】
- 8W(2枚重ね8枚入り)
- ラベルサイズ:73mm×104mm
- 片面フルカラー印刷
- 注文後4営業日後の出荷(デザインに要する日を除く)
- デザイン代は別途3,000円
- 金額にはポケットティッシュ本体とラベル印刷代を含む
- 金額には配布料金を含まない
- 金額は税別
- 表記の価格は一例であり業者によっても価格は異なる
個数 | 単価 | 合計金額 |
1,000個 | 8.54円 | 8,540円 |
2,000個 | 7.74円 | 15,480円 |
3,000個 | 6.66円 | 19,980円 |
4,000個 | 6.05円 | 24,200円 |
5,000個 | 5.80円 | 29,000円 |
10,000個 | 4.80円 | 48,000円 |
20,000個 | 4.33円 | 86,600円 |
30,000個 | 4.11円 | 123,300円 |
40,000個 | 4.01円 | 160,400円 |
50,000個 | 3.93円 | 196,500円 |
100,000個 | 3.85円 | 385,000円 |
出典:ポケットティッシュ:ラベル印刷|ポケットティッシュ工場
ティッシュ広告を安価に制作する方法
ティッシュ広告に要する費用を節約するために、ティッシュだけを注文して他の作業は自社で行うという方法があります。
また1回の注文数を多くすることで、スケールメリットを生かしてティッシュ広告の単価を下げることもできます。
ティッシュのみを注文する
ティッシュ広告を行うにあたって時間と手間を節約するためには、ティッシュ配布の専門業者に依頼するのが最も効率的です。
ただし、次のような状況の場合には配布を業者に外注せずに、自分の会社やお店のスタッフでやりくりすることも選択肢の1つでしょう。
- 予算が乏しくできるだけ出費を押さえたい
- 社内のスタッフにティッシュを配布する余力がある
- 回数を分けて少量の配布を数多く行いたい
最も安価なのは無地のポケットティッシュ
出費を抑えるための方法の一つが、安価なポケットティッシュを注文することです。
最も安価なポケットティッシュの仕様は次の通りです。
- 無地:広告は入っていないが広告を差し込むポケットはある
- レギュラーサイズ:120mm×105mm
- 中身6W:2枚重ね6枚入り
個数 | 単価 | 合計金額 |
1,000個 | 3.48円 | 3,480円 |
2,000個 | 3.28円 | 6,560円 |
3,000個 | 3.14円 | 9,420円 |
4,000個 | 3.10円 | 12,400円 |
5,000個 | 3.06円 | 15,300円 |
10,000個 | 2.85円 | 28,500円 |
ティッシュ以外の手間がかかることを理解しておく
安価な無地ポケットティッシュを注文することで、出費を抑えることができます。
しかしポケットティッシュ本体以外の、手間や時間がかかります。
かかる手間や時間の代表的なものは次の通りです。
- ポケットティッシュに差し込む広告面のデザインと印刷
- ポケットティッシュへの広告面の封入
- 街頭でのティッシュ広告の配布
社内スタッフに時間的余力があれば、上記の作業を行うことは可能でしょう。
作業を社内で行うことで、業者に依頼した場合の差額を、節約することができます。
反対に社内スタッフの余力が乏しい場合は、ティッシュ広告の作業に時間をとられてしまいます。
そうなるとスタッフの本来の業務に支障をきたし、本末転倒な結果になりかねません。
大きな数量で注文する
広告付きのポケットティッシュは、少ない数量よりも大きな数量で注文するほうが、単価が低くなります。
数量が大きくなると単価が低くなる理由は、次の通りです。
- 単純に数量が金額が大きくなることに対しての割引
- 広告面について、印刷物の特性として枚数が多いほどコストが下がる
広告付きポケットティッシュの仕様と数量ごとの単価の例です。
個数/仕様 | 片面ラベル印刷8W 120mm×80mm | 片面ラベル印刷8W 120mm×105mm | フィルム印刷1色8W 120mm×105mm |
5,000個 | 5.80円 | 6.19円 | - |
10,000個 | 4.80円 | 5.49円 | 6.24円 |
20,000個 | 4.33円 | 4.99円 | 5.44円 |
30,000個 | 4.11円 | 4.75円 | 4.84円 |
40,000個 | 4.01円 | 4.64円 | 4.79円 |
50,000個 | 3.93円 | 4.55円 | 4.64円 |
ティッシュ広告の配布を業者に外注する
ティッシュ広告は、街頭で配布してはじめて効果を発揮します。
ここでは用意した広告付きポケットティッシュの配布を専門業者に依頼した場合のポイントを解説します。
ティッシュ広告を配布する時間の目安
人から人へ手渡しするティッシュ広告は、時間あたりの配布できる数に限りがあります。
また通行量の多い少ないによっても、配布できる数は変化するでしょう。
- 通行量の多い時間帯:150~230個
- 通行量の少ない時間帯:70~110個
ティッシュ広告の配布に要する人件費
ティッシュ広告の配布するため専門業者に依頼した場合、配布するスタッフの人件費を負担します。
状況によっては配布スタッフに加えて、管理スタッフが必要な場合もあります。
- 配布スタッフ:1時間あたり3,300円(3時間以上から)
- 管理スタッフ:1時間あたり5,500円(3時間以上から)
管理スタッフが必要となる状況は次の通りです。
- 夜間21時以降の配布
- 治安の悪い地域での配布
- 配布依頼者の立ち会いがない
- 配布スタッフが2人以上
- 配布の内容が複雑な場合
- 配布個数や写真での報告が必要な場合
ティッシュ広告の配布に要する費用の試算例
【配布スタッフが1人の場合】
ティッシュ広告1,000個を、1人のスタッフで配布する場合の例です。
1,000個÷1時間あたり200個=5時間
1時間あたり3,300円×5時間=16,500円
16,500円÷1,000個=ティッシュ広告1個あたり16.5円
【配布スタッフが2人の場合】
ティッシュ広告2,000個を、2人のスタッフで配布する場合の例を紹介します。
配布スタッフ2人なので、別に管理スタッフが必要です。
〈配布スタッフ〉
2,000個÷スタッフ2人=1,000個
1,000個÷1時間あたり200個=5時間
1時間あたり3,300円×5時間=16,500円
16,500円×スタッフ2人=33,000円
〈管理スタッフ〉
1時間あたり5,500円×5時間=27,500円
〈合計〉
配布スタッフ33,000円+管理スタッフ27,500円=60,500円
60,500円÷2,000個=ティッシュ広告1個あたり30.25円
このようにティッシュ広告の配布を業者に外注するには、相応の費用が必要になります。
ティッシュ広告のデザインやサイズを工夫して効果の高い広告宣伝を!
ティッシュ広告は、サイズに別に4つの種類があり、それぞれに要する費用が変わります。
ポケットティッシュに広告を入れる方法は次の4種類です。
- 片面ラベル印刷
- 片面ラベル印刷
- 巻きラベル印刷
- フィルム印刷
ティッシュ広告をデザインするには、自社でデザインする方法と、専門業者にデザインを依頼する方法があります。
ティッシュ広告を発注するためには2通りの方法があります。
1つはティッシュ広告業者に見積や確認を取りながら進める方法で、もう1つがネット通販サイトを通して注文する方法です。
ティッシュだけを注文して、広告のデザインや広告の封入は自社で行うことで、ティッシュ広告の費用を節約することができます。
また大きな数量で注文すると、ティッシュ広告の単価は下がることがほとんどです。
ティッシュ広告を自社で配布すると、自社スタッフに負担がかかります。
手間と時間を節約するために、ティッシュ広告の配布を外注することができます。
ターゲットに届くティッシュ広告をデザインして、効果の高い広告宣伝を目指しましょう。
なお、弊社では、紙媒体の広告を出稿をご検討の方に「紙媒体広告の戦略本」を紹介しています。
詳しく知りたい方はぜひバナーをクリックして、資料をダウンロードしてください。
コメントを残す