「チラシをポスティングすることで集客できるのかな?」
「チラシって捨てられることが多いイメージだけど広告媒体としてどうかな?」
そんな疑問はありませんか。
チラシのポスティングは、手に取ってもらえる確率が高く集客に効果的な広告の方法です。
この記事では、チラシのポスティングの種類やメリット、反響率に関して解説します。
ポスティングによるチラシ配布を考えている広告担当者の方にとってのヒントとなりますよ。
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目次
チラシのポスティングってなに?
ポスティングとは、広告や案内などが記載されたチラシを家や事業所の郵便受けなどに入れる広告手法のひとつ。
来店や購入などの集客を目的としているチラシであれば、クーポンやプレゼントなどが付いているものもあります。
自宅の郵便受けに直接配られるので、見てもらえる確率が大きくサービスや事業内容を知ってもらうのに有効的な広告の手法です。
また最近ではチラシだけでなく、小冊子型のものであったり、冬場はカイロ、夏場は小さなウチワを一緒につけたチラシだったりなど、さまざまな種類があります。
またポスティングされるチラシの比較対象として挙げられるのが新聞の折り込み広告です。
新聞の折り込み広告は新聞を購読している層にしか届かない反面、ポスティング広告は新聞を読んでいない層にもアプローチできるのがポイントです。
チラシのポスティングに掛かる費用について知りたい方はこちらの記事もチェックしてみてくださいね。
>>チラシのポスティング費用は節約できる!押さえるポイントを解説
チラシのポスティングの種類
ポスティングには、エリア全体に配布するローラー配布と、絞った場所に配布するセグメント配布があります。
それぞれの内容を見ていきましょう。
ローラー配布
ローラー配布は軒並み配布とも言われます。
指定のエリアであれば、居住地なのか会社やテナントビルなのかなどの区別をしません。
ターゲットを絞ることは難しいですが、一度にポスティングすることが可能なので配布スピードが早いことが特徴です。
セグメント配布
セグメント配布は、エリアの中でも居住地に絞ってポスティングを行います。
会社や事務所には配布しないので無駄打ちがありません。
しかし、ローラー配布よりはポスティングの費用が高くなる傾向です。
ポスティング広告のメリット3つ
チラシのポスティングを行うメリットは以下の3つがあります。
- 基本的に見てもらえる
- ターゲットによってエリアを絞ることができる
- 新規顧客の開拓に強い
順番に見ていきましょう。
①基本的に100%見てもらえる
ポスティングされたチラシは、自宅の郵便受けに入るので基本的に100%手に取ってもらうことができます。
新聞の折り込みチラシは、人によりますが見られずに全て一気に捨てられることもあります。
またダイレクトメールは開封をしてもらえなければ、見てもらうこともできません。
チラシをポスティングすることは、サービスを知ってもらうのに有効的な手段です。
②ターゲットによってエリアを絞れる
チラシをポスティングするエリアによって、ある程度ターゲットを絞ることが可能です。
商品やサービスのターゲットがファミリー層なのか、独身の一人暮らしなのか、高級思考の層なのかなどによって、ポスティングするエリアを絞ることが可能です。
通行している人へチラシを配る方法よりも、確実にターゲットを絞ることができます。
③新規顧客の獲得に強い
ポスティングは一軒一軒行うので、新聞を読まない層へのアプローチもできます。
また、インターネットをあまり見ない高齢者などの層へもアプローチが可能です。
チラシのポスティングでは、性別や年齢層をターゲットにしない商品の方が売れる傾向があります。
チラシのポスティングはターゲットを絞っておこなう
チラシのポスティングは、性別や年齢などの細かいターゲット設定は難しくなります。
しかし、エリアによって一人暮らし層、ファミリー層、富裕層などのターゲット設定は可能です。
ここではチラシのポスティングにおけるターゲット設定に関して紹介します。
使い回さず、ポスティング専用のチラシをつくる
素敵なチラシを作っても、なかなか全ての人に興味をもってもらうチラシを作成することは難しいです。
ファミリー層なのか、主婦なのか、学生なのかなどのターゲットに合わせてチラシを作成することがおすすめです。
地域でのターゲットを設定する
ポスティングはターゲットを地域で絞ることが可能です。
ターゲットによって、住んでいるのがマンションなどの集合住宅なのか、戸建てなのか考える必要があります。
例えば、マンションの売買を行う不動産業であれば特定のマンションにターゲットを絞ってポスティングすることで反響を得やすくなります。
しかしマンションに張り紙で「ポスティング禁止」とある場合は注意しましょう。
張り紙があるのにも関わらず、ポスティングしてしまうと違法行為となることがあります。
実際にも裁判になり、住居侵入罪での有罪判決が出ることも。
戸建ての場合は、郵便受けが外にある場合があるので住居侵入罪にはならないようです。
しかし、ポスティング禁止やチラシお断りと書いてある場合はイメージダウンにつながる可能性があるので気をつけた方がいいですね。
ターゲット層でエリアを選ぶ
チラシのポスティングにおいてターゲットを絞るのであればエリア選別が重要です。
子育て世代、ファミリー層、主婦などをターゲットにするのであれば、学校が近い集合住宅地や家族用のマンションがある地域などでポスティングをしましょう。
また一人暮らし層であれば、駅前や繁華街のワンルームマンションなどが多いエリアを選ぶといいですね。
高級な商品やサービスに関するチラシであれば高級住宅街に、高齢者がターゲットであれば、老人向けマンションがあるエリアにポスティングすることがおすすめです。
配布エリアの選択は公的機関の統計調査データを活用
配布エリアを決める場合に、総務省や公的機関の統計調査のデータを活用することをおすすめします。
5年に1度行われる国勢調査の結果を基に作成された統計調査データは「e-Stat」で見ることが可能です。
地図上で人口が集中している地域や何丁目あたりでの世帯数や年齢、家族構成、男女比率、持ち家かどうかなどを調べることができます。
ポスティングを行うにあたっての重要な情報です。
どのようなデータが欲しいのか、どのようなデータが把握されているのか知りたい方は、国土交通省が発行している「市町村住生活基本計画のための 統計データ活用マニュアル」を参考にしてみてください。
チラシのポスティングを反響率から改善する
チラシによる集客はポスティングをして終わりではありません。
ポスティングをした結果どのような反応があったかを確認することが重要です。
ターゲットの反応は反響率で計算します。
この章ではチラシのポスティングによる反響についてと、改善方法に関して解説します。
チラシのポスティングにおける反響とは
チラシのポスティングにおける反響とは、以下の例があります。
- 電話での問い合わせ
- ホームページへ誘導
- 直接来店
- 商品やサービスの購入
どのような反響を目標にするかを、チラシをポスティングする前に設定しておくようにしましょう。
ターゲットの反応が直接反響率につながることをダイレクトレスポンスと言います。
以下の記事でダイレクトレスポンスを得れるレスポンス広告に関して解説しているので参考にしてください。
PDCAサイクル
反響率を改善するにはPDCAサイクルの利用が効果的です。
PDCAサイクルとは、反響率を改善するのに効果的なビジネスフレームワークです。
行ったことに対しての評価と改善を繰り返すので、徐々に良い結果へと導きます。
チラシのポスティングに対してのPDCAサイクルは以下のように考えられます。
Plan(戦略) |
|
Do(実行) |
|
Check(確認) |
|
Act(改善) |
|
チラシのポスティングは1回のみで効果が出ることは難しいと考えましょう。
何度も繰り返し行うことで、地域への認知度もあがり結果へと繋がります。
ただ毎回同じようにポステイングを行うのではなく、PDCAサイクルを回してみましょう。
次回への改善ポイントを探り、次へ活かすことが重要です。
ポスティングはどのくらい反響がある?
一般的にポスティングの反響率は0.1%から0.3%といわれていますが、専門的に行う業者であれば反響率が0.75%というところもあります。
新聞折り込みは0.32%と言われています。これは新聞を購読する層に集中したマーケティングによるものと考えられます。(参考:ラスクル)
例えば、住宅展示場のイベントのチラシをポスティングした場合、以下の来場者数が期待できます。
反響率 | 10,000枚配布した場合の反響数 |
0.1% | 10人 |
0.3% | 30人 |
0.75%(専門業者) | 75人 |
0.32%(新聞折り込み) | 32人 |
反響率の目安を知り、また得たい反響率を設定して戦略を考えることが効果的であることがわかりますね。
チラシのポスティングと相性の良い業種は?
チラシをポスティングと相性の良い業種は、コンバージョンポイントによって異なります。
コンバージョンポイント | 相性の良い業種 |
来場 |
|
商品やサービスの購入 |
|
認知 |
|
問い合わせ |
|
業種によって、何をコンバージョンポイントに設定するのかを戦略的に検討することが重要です。
チラシのポスティングに業者を選ぶメリットとデメリット
チラシをデザインし、印刷し、次は実際にポスティングします。
ポスティングを専門的にチラシのポスティングを行う業者に頼むか、または社内の人間で行うのか2つの選択肢があります。
ここではポスティングの業者を選ぶメリットとデメリットを見ていきましょう。
ポスティング業者に頼むメリット
大きなメリットは、ポスティングに対する手間や時間がかからないことです。
またポスティングをメインに行っている業者であれば、ポスティング禁止のマンションやポスティングをするのに最適なルートなどを知っています。
社内のマンパワーを使う場合は素人が行うことになるので、ポスティングの方法から学ぶ必要があります。
また業者によっては、ポスティングだけでなくデザインや印刷も請け負ってくれるところもあり、全体的に任せることができるので良いですね。
ポスティングを業者に頼むデメリット
業者によりますが、社内教育がきちんとされておらず責任感がない場合も。
実際にパートを雇っているポスティング業者に頼んだ際に、チラシのほとんどがゴミ箱に捨てられていたという事例もあるようです。
パートやアルバイトを雇っていたとしても教育体制や管理体制がしっかりした会社を選ぶことが重要になります。
チラシをポスティングして効率よく集客しよう
チラシのポスティングは、広告媒体としては効果的な手法です。
ポスティングのメリットは以下の3つです。
- 基本的に見てもらえる
- ターゲットによってエリアを絞ることができる
- 新規顧客の開拓に強い
特に業種やターゲットによってエリアを設定することで、反響率を上げることが可能です。
効果的なチラシのポスティングを行い、効率よい集客を行いましょう。
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