折込チラシの効果が高いのは土曜日!曜日ごとの3つの傾向とは?

「折込チラシはどの曜日に配布するのが良いのだろう?」
「他社のチラシがたくさん折り込まれる中で自社のチラシは埋もれてしまうのでは?」

折込チラシを使って販促や集客をしたいと考えている方の中には、チラシの配布日や他のチラシに埋もれないようにする方法について悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、曜日ごとの折込チラシの特徴と、各曜日に適した業種について詳しく解説します。

記事を読むことで、以下の方法を理解し効果的に折込チラシを活用できるようになります。

  • 自社のチラシを何曜日に配布すればよいか
  • 他社チラシに埋もれてしまわない方法

それぞれ見ていきましょう。

また弊社では、紙媒体でのマーケティング方法を「紙媒体広告の効果的な活用法」で紹介しています。

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【消費者目線】折込チラシの曜日ごとの傾向3つ

新聞に折り込まれて配布される折込チラシは、曜日によって下記の3つの傾向があります。

  • 折込チラシの枚数は曜日ごとに異なる
  • 折込チラシが見られる割合は曜日ごとに異なる
  • 折込チラシが見られる時間は平日と週末で異なる

本章では、消費者目線での曜日ごとの折込チラシの傾向を紹介します。

折込チラシの枚数は曜日ごとに異なる

各曜日の中で、土曜日に折込チラシを入れることが多い傾向にあります。

曜日による折込チラシの枚数の傾向を下記の集計データの例から見てみましょう。

  • 調査した期間:2020年7月19日から9月9日まで
  • 調査した地域:大阪市淀川区
  • 調査した新聞:1紙

参考:新聞折込ならオリコミトライ

曜日ごとの折込チラシの枚数の平均

曜日平均枚数比率
月曜日5.4枚11.2%
火曜日6.9枚14.3%
水曜日5.6枚11.6%
木曜日6.1枚12.7%
金曜日8枚16.6%
土曜日11.1枚23.0%
日曜日5.1枚10.6%

折込チラシの枚数は土曜日がもっとも多く、次いで金曜日が多いです。
金曜日と土曜日で全体の約4割を占めています。

金曜日と土曜日にチラシの折込が多いのは、土日に開催されることが多いイベントやキャンペーンへの来店を促すことが理由です。

また、土日は平日に比べると在宅率も高いため、チラシを見てもらいやすいことも理由のひとつとなっています。

曜日ごとの折込チラシの最大枚数

曜日最大枚数比率
月曜日8枚9.4%
火曜日12枚14.1%
水曜日11枚12.9%
木曜日20枚23.5%
金曜日12枚14.1%
土曜日15枚17.6%
日曜日7枚8.2%

木曜日の折込枚数が他の曜日より多い20枚なのは、集計期間中の木曜日が連休初日だったためです。

土日以外の曜日でも祝日や休日初日に当たると折込チラシの枚数が増える傾向にあり、休日と折込チラシの枚数には密接な関係があることがわかります。

曜日ごとの折込チラシの最小枚数

曜日最小枚数比率
月曜日4枚19%
火曜日3枚14.3%
水曜日3枚14.3%
木曜日2枚9.5%
金曜日2枚9.5%
土曜日6枚28.6%
日曜日1枚4.8%

曜日ごとのもっとも折込チラシが少なかった枚数を抽出したデータですが、他のデータと同様、土曜日が他の曜日と比べてチラシの枚数が多いです。

折込チラシが見られる割合は曜日ごとに異なる

曜日ごとの折込チラシの枚数と、折込チラシを見ることが多い曜日には関係性があり、よく見られるのは土曜日です。

また未婚者と既婚者とでは、折込チラシを見る曜日の傾向が異なります。

全体として土曜日にやや多く見る

調査対象の全体として、もっとも折込チラシを見る曜日は土曜日です。
そして日曜日、金曜日と続き、週末に折込チラシが見られていることがわかります。

未婚者は圧倒的に土曜日に多く見る

未婚者が折込チラシを閲覧する曜日は、グラフが示す通り曜日ごとに明確な差があります。
特に、土曜日は未婚者が折込チラシをよく見る曜日であることが顕著です。

平日は仕事で忙しく、家にいることが少ないため、やはり在宅率が高くなる土曜日が折込に目を通す可能性が高くなるのでしょう。

未婚者をターゲットとした折込チラシ広告をおこなう際は、土曜日に配布したほうが効果が期待できます。

既婚者はどの曜日にも見る

既婚者は土曜日にもっとも折込チラシを見ますが、他の曜日も高い割合で見ています。

既婚者の中には在宅率が高い方も多くいるため、偏りなくどの曜日も割合が高いのでしょう。

既婚者を対象に折込チラシによる広告宣伝をおこなう場合、配布する曜日ごとの効果の違いは大きく出ない可能性があります。

参考:チラシの折込の曜日と時間の傾向|ウェブプレス

折込チラシが見られる時間は平日と週末で異なる

折込チラシをほぼ毎日見る人は半数以上で、70%以上の人が午前中に折込チラシを見る傾向があります。

ほぼ毎日見る人が半数以上

折込チラシを見る頻度回答の割合
ほぼ毎日見る61.9%
何日分かをまとめて見る5.0%
たまに見る19.8%
ほとんど見ない10.1%
チラシは入っていない2.6%
無回答0.6%

新聞を購読している層に対して実施されたアンケートから集められたデータです。
「ほぼ毎日見る」という回答が全体の61.9%を占めており、「何日分かをまとめて見る」を合わせると全体の60%以上になります。

Webにシフトする人が多い中でも、まだまだ多くの方が日常的に折込チラシを確認していることがわかります。

参考:新聞購読者のうち、折込チラシを見る人の割合は? よく見られるジャンル1位は「スーパー」 – ITmedia ビジネスオンライン

午前中に見る人が70%以上

折込チラシは圧倒的に午前中に見られる傾向があります
具体的な数値は下記の通りです。

  • 平日の午前中に折込チラシを見る割合:76.8%
  • 休日の午前中に折込チラシを見る割合:83.5%

平日の折込チラシを見る時間帯

平日は午前6時から10時にかけて折込チラシの閲覧が多いです。
この時間帯に多くの人が仕事に出かける前にチラシを確認していると考えられます。

休日の折込チラシを見る時間帯

休日で折込チラシを見るのが多い時間帯は、午前8時から正午までです。

休日は平日に比べて朝起きる時間が遅いこと、買い物などの外出前に折込チラシを確認することが多いことが理由だと考えられます。

参考:チラシの折込の曜日と時間の傾向|ウェブプレス

【出稿者目線】折込チラシの曜日ごとの特徴と業種

自社の広告宣伝を折込チラシでおこなうにあたっては、曜日ごとの特徴を理解することが必要です。

また、それぞれの曜日ごとに適した業種の傾向があるため、ぜひ参考にしてください。

本章では、出稿者目線での曜日ごとのチラシの特徴を紹介します。

曜日ごとの折込チラシの特徴

折込チラシを配布する曜日ごとに、ターゲットや得たい成果が異なります。
月曜日から日曜日までそれぞれの特徴を解説します。

月曜日の折込チラシの特徴

月曜日は、一週間の中でもっとも折込チラシの枚数が少ない曜日です。
理由は、一週間の始まりで多くの人が忙しく、チラシをゆっくり見る時間が限られているためです。

また、月曜日にイベントやキャンペーンをおこなっても、集客が難しいことも理由として考えられます。

しかし、折り込まれるチラシが少なければ、他社のチラシに埋もれにくいため、自社のチラシが目に留まりやすくなるという利点もあります。

火曜日の折込チラシの特徴

火曜日には「火曜市」など、主婦向け特売イベントが多く開催されることから、多くのスーパーが火曜日にチラシを配布しています。

多くの主婦の方が折込チラシを熱心にチェックするため、主婦層の注目を集めやすい曜日です。

スーパー以外でも、火曜日にイベントをおこなうような業種でかつ主婦層をターゲットにする場合は、火曜日に折込チラシを配布することで高い効果が期待できます。

水曜日の折込チラシの特徴

水曜日も火曜日と同様に、主婦層をターゲットとした折込チラシが効果的です。

スーパーだけでなく、小売業関連のチラシも多く配布されます。

ただし、火曜日に比べると特売イベントなどの開催数は少なめです。
折込チラシの種類も、やや少なくなる傾向があります。

木曜日の折込チラシの特徴

木曜日は週末が近づいていることもあり、土日の集客を目的とした折込チラシが配布されます。

主な目的としては、外食や家族のお出かけを促進することや、ショッピングセンターへの来店を促すことなどです。

また、週末に開催するリフォームや不動産の見学会・相談会への来場を促すことも、目的のひとつとして挙げられます。

家族が予定を調整しやすいよう、告知を少しでも早くするために金曜日ではなく木曜日におこなうケースが多いです。

木曜日は全体的にチラシの枚数が少ない傾向にあるため、月曜日と同様に自社のチラシが他社のものに埋もれにくく、目立ちやすくなる利点があります。

金曜日の折込チラシの特徴

金曜日は、土曜日に次いで折込チラシの枚数が多い曜日です。

土日の予定が決まっていないファミリーをターゲットに、ショッピングモールなど商業施設・百貨店・家電量販店・自動車販売店などへ積極的に来店を促すことを目的に配布します。

土日のイベントやキャンペーンへの集客を狙う場合は、金曜日にチラシを配布すると効果的です。

見込み客が金曜日にチラシを見て、紹介されているイベントなどを土日の予定に組み込むことが期待できます。

土曜日の折込チラシの特徴

土曜日は、一週間でもっとも折込チラシの枚数が多い曜日です。

チラシの枚数が多い曜日は、閲覧率も高くなる傾向にあります。
土曜日の折込チラシは、集客面で非常に効果的です。

土曜日の折込チラシ配布が効果的な理由として、土日が続くことで人々が外出や買い物に出かけやすく、さらに折込チラシに対する消費者の関心が高まることが挙げられます。

また、土曜日は休日でチラシをゆっくりとチェックする時間が取りやすいこともあり、特に効果的なのです。

日曜日の折込チラシの特徴

日曜日の折込チラシには次の2通りの目的があります。

  • 日曜日当日のお出かけを促す
  • 翌月曜日からの平日の行動を促す

土曜日と同じく、家族でのお出かけや、商品サービスの購入を家族で相談するための来店を促すために、日曜日の折込チラシは役に立つでしょう。

また、翌月曜日から始まる学校や仕事など平日の行動を促すために、日曜日の折込チラシは効果的です。
教育や趣味、資格や求人などの折込チラシが多くなります。

曜日ごとの折込チラシが多い業種

折込チラシを配布することが多い業種を曜日ごとにまとめました。

下記の通りの傾向があるものの、商品サービスの特性や、対象とする見込客層によっては折込チラシを配布する曜日は調整する必要があります。

曜日多い業種
月曜日学習塾などの教育関係
医療関係
趣味や娯楽
通信販売 など
火曜日スーパー
百貨店
家電量販店
ドラッグストア
通信販売
エステサロン
健康食品 など
水曜日スーパー
百貨店
家電量販店
ドラッグストア
医療関係
通信販売
エステサロン
インテリア など
木曜日ショッピングセンター
ホームセンター
外食産業
居酒屋チェーン
リフォーム
不動産関係 など
金曜日ショッピングセンター
ホームセンター
自動車販売店
家電量販店
家具
外食産業
居酒屋チェーン
化粧品
アパレル・婦人職
ペット関連
スポーツ・レジャー
エステサロン
ヘアサロン
不動産関係 など
土曜日スーパー
ショッピングセンター
百貨店
家電量販店
自動車販売店
携帯電話ショップ
家具
ホームセンター
外食産業
居酒屋チェーン
化粧品
婦人服
紳士服
ペット関連
スポーツ・レジャー
エステサロン
ヘアサロン
不動産関係 など
*あらゆる業種が折込チラシを利用
日曜日学習塾など教育関連
資格
求人
趣味や娯楽
旅行
銀行など金融機関
パチンコ店 など

参考:【豆知識】 新聞折込の効果を高める曜日・新聞の選び方 | ラクスルマガジン
参考:折込チラシの曜日別の傾向一覧と集客効果を得られる曜日の選び方

折込チラシの効果が高いのは土曜日!あえて平日の配布もあり

折込チラシの効果を高めるには、各曜日の傾向や特徴を把握することが重要です。

特に土曜日は、折込チラシが多く配布される曜日であり、土日が休みの人も多いことから、見られる確率があがります。

土曜日の折込チラシは、他の曜日に比べて高い効果が期待できるでしょう。

ただし、商品やサービス、ターゲット層の生活習慣に応じて、適切な配布曜日を選ばなくてはいけません。
業種によっては、土曜日以外の日でも高い効果が期待できる場合があります。

また、月曜日や木曜日は他の曜日に比べて折込チラシの枚数が少ないため、自社のチラシが他社のものに埋もれにくく、目立ちやすいです。

これらを考慮して、最適な曜日に折込チラシを配布し、集客効果を高めましょう。

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