テレビや新聞など、どのメディアに広告を出稿すればよいのか迷っている通販事業者も多いのでは?
通販広告はポイントを押させて出稿しないと、十分な効果は得られません。
この記事では「通販広告の成功事例」を参考に、反響のある広告を出稿するポイントを紹介します。売上アップにつながるアプローチ方法もしっかり押さえておきましょう。
なお弊社では、通販事業の方向けに紙で広告を出すための展開パターンや、出稿までの流れ・準備について紹介しています。
詳しく知りたい方はぜひ「通販広告の出稿マニュアル」バナーをクリックして、資料をダウンロードしてください。
通販広告の目的別アプローチ方法
通販の広告の目的は、大きく分けて3つあります。
- 認知度向上
- 購入/消費
- 再購入/再来店といったリピート率向上
それぞれの手法について詳しく解説します。
①認知度を向上させる
新たな商品やサービスは、まずユーザーに認知してもらうことが大切です。
認知度を向上させる方法は、オフライン広告とオンライン広告の2つがあります。
広告の種類 | メリット | |
オフライン広告 |
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オンライン広告 |
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認知度を向上させて、商品の購入やサービスの利用へ誘導するには、広告の出稿が効果的です。
ターゲット層に合わせて、オフラインとオンラインを選択しましょう。
またオフラインとオンラインを組み合わせたメディアミックスに関しては、こちらの記事をご確認ください。
>>メディアミックスとは?主な媒体とメリットを解説します!
購入や消費につなげる
商品やサービスの認知度が高まってきたら、購入や消費を促すための販促が必要です。
購入や消費につなげる方法は、以下の通りです。
サンプリング | 街頭などで商品のサンプルを直接手渡す方法 |
プレミアム手法 | ユーザーが商品やサービスを購入する際に特典を提供する手法 |
コラボレーション企画 | 人気キャラクターや他社ブランドとコラボレーションして販促をする手法 |
商品やサービスのサンプル配布は、商品名やロゴなどの認知度アップにつながります。
リピートしてもらう
商品やサービスの認知度が向上し、購入まで促せても、リピートしてもらえなければ売上は安定しません。
ユーザーに繰り返し購入・契約してもらうための工夫が必要です。
リピート客を増やす方法は、4つあります。
ポイント制度を導入する |
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定期的にメルマガを送信する |
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クーポンを配布する | 購買意欲が高まる |
定期購入サービスをおこなう | お得感をアピールできる |
定期購入のユーザーに対して特典を用意するなど、継続して購入してもらえるようなアプローチが有効です。
通販広告の種類
通販の広告には、さまざまな種類があります。
ここでは、4つの方法について解説します。
メリットとデメリットを比較してみましょう。
①4大マス広告+α
マス広告とは、4大マスメディアを用いた広告の手法を指します。
メリット | デメリット | |
テレビ |
| 効果の測定が難しい 回避されやすい |
新聞 |
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雑誌 |
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ラジオ |
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このほか、テレビ番組の途中で放送される「インフォマーシャル」があります。
インフォマーシャルとは、「インフォメーション(情報)」と「コマーシャル(広告)」を合わせた造語です。
15秒~30秒程度から、60秒以上のインフォマーシャルもあります。
メリット | デメリット | |
インフォマーシャル |
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このほか、通販広告を成功へ導くポイントはこちらをご確認ください。
>>通販広告の効果をあげよう!成功のための重要ポイントを解説
②ニッチメディア
ニッチメディアは、マス広告やインターネット広告を除いた広告媒体を指します。
具体的には、以下のような媒体です。
メリット | デメリット | |
会員誌広告 |
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同封広告 |
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イベントプロモーション |
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サンプリング |
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フリーペーパー |
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ニッチメディアを利用した広告は、商品やサービスの利用へつながります。
③ポスティング
ポスティングとは、特定の地域でポストにチラシを投函する手法です。
以下の3点が揃うと、すぐに始められます。
- ポスティングを配布する地域のリスト
- 配布するチラシ
- 配布スタッフ
自社でチラシを制作すると、コストを抑えて導入できるのがメリットです。
ただし、一方的にチラシを投函するポスティングは、クレームになりやすいデメリットもあるので注意しましょう。
ポスティングに関しては、以下の記事をご確認ください。
>>効果的に集客を!チラシのポスティングの押さえるべきコツを紹介
④ポップアップストア
ポップアップストアとは、駅や商業施設の空きスペースを利用して、数日~数週間だけ期間限定で出店する広告の手法です。
ポップアップストアのメリットは、ユーザーが実際に商品やサービスを試して、スタッフとコミュニケーションを取れること。
サークルの認知度が高まり、商品やサービスの利用につながります。
ただし、出店コストがかかるため、大きな利益は望めません。
通販広告で反響が出ない理由
通販広告で思うような反響が得られないのは、広告の出し方に問題があるからかもしれません。
ここでは、3つの可能性について詳しく解説します。
①ターゲットやエリアが絞り込めていない
ターゲットやエリアがうまく絞れていないと、十分な反響は得られません。
ターゲットに合った媒体選びをしましょう。
媒体 | メリット |
4大マス広告 |
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ニッチメディア/ポスティング |
|
商品やサービスのターゲットの行動を予測することが大切です。
- ターゲットの生活圏
- 消費行動
- 生活スタイル など
出稿する広告の目的とゴールを設定し、ターゲットに沿った媒体を選びましょう。
②メリットが伝わりにくい
広告でユーザーを動かすポイントは、商品やサービスのメリットをしっかり伝えることです。
たとえば、以下のような点があげられます。
- 同業他社との違い
- 購入者の口コミ
- キャンペーン/インセンティブの内容 など
単なる情報の積み重ねではなく、魅力的な理由まで伝えるとターゲットにリーチしやすくなります。
③共感ポイントが少ない
広告の第一印象は、キャッチコピーで決まります。
キャッチコピーには、できるだけ多くのユーザーの心を動かす共感ポイントを入れましょう。
たとえば、以下のような方法が考えられます。
例 | |
具体的な数字 |
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印象的なフレーズ |
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キャッチコピーに関しては、こちらの記事もご確認ください。
>>売れる広告の作り方とは?集客率が上がる7つの法則を解説
通販広告の成功事例から学ぶ売上アップのコツ
通販では、ポイントを押さえた広告の出稿が効果的です。
ここでは、具体的に2つの成功例をあげて、売上をアップさせるコツを紹介します。
ターゲット層に合わせてオフラインを活用する
出典:カゴメ
大手総合食品メーカーのカゴメは、自社通販「健康直送便」で従来比120%の成約率を実現しました。
成功の秘訣は、ターゲットを絞り込んだ折込チラシの配布です。
サラッとした飲み心地の「毎日飲む野菜」と、スムージーのような独特の食感を楽しめる野菜飲料「つぶより野菜」の発売に合わせて、健康に関心の高い50~70代に向けて折込チラシを配布しました。
また、郵便番号など顧客の居住地をもとに「ライフスタイル」によるセグメントが可能な「Experian Mosaic Japan」を利用したそうです。
顧客層の多いエリアを絞り込むことで、リーチ率の高い広告を出稿できました。
購買意欲の高いユーザーを狙う
出典:ことせ
シニア女性向け通販メディア「ことせ」は、サンプルやチラシの同封で「美容クリーム」のリピーと率を向上させました。
成功の秘訣は、通販に慣れているシニア層をターゲットにしたことです。
- ターゲット層を「40~50代」から、購買意欲の高い「60~70代」に変更した
- 時間や金銭的に余裕がある
- 購買意欲が高い
- ハイミセス層が多い通販メディア「ことせ」を利用した
注文した商品と一緒に届くサンプルやチラシの同封は、開封率が高く大きな反響を期待できます。
通販広告の事例を参考に戦略を立てよう!
反響のある通販広告を出稿するポイントは3つあります。
- 商品やサービスに合わせてターゲットやエリアを設定する
- 商品やサービスのメリットを伝える
- キャッチコピーに共感ポイントを入れる
また、通販広告の成功事例を参考に戦略を立てることが大切です。
- ターゲットに合わせてオフライン広告を活用する
- 購買意欲の高いユーザーを狙う
ポイントを押さえた広告の出稿は、売上アップにつながります。
なお弊社では、通販事業の方向けに紙で広告を出すための展開パターンや、出稿までの流れ・準備について紹介しています。
詳しく知りたい方はぜひ「通販広告の出稿マニュアル」バナーをクリックして、資料をダウンロードしてください。
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