折込チラシの効果を高める戦略とデザインのコツ

販売促進において、折込チラシを有効に活用すると、更なる集客が期待できます。
つまり折込チラシを効果的にデザインすることで、自社商品やサービスの売上アップが可能です。

とはいっても、
「チラシをデザインする、知識も経験もない」
「どんなことに気を付けてデザインをしたらよいか分からない」
と思う方も多いでしょう。

今回の記事では、折込チラシの効果を高める戦略と、デザインのコツについて解説します。

記事を読み、実践につなげ、集客と売上アップを目指しましょう。

効果がみられる折込チラシのデザインとは

折込チラシで効果を出すには、「誰に伝えるか」と「何をつたえるか」を明確にする必要があります。
目的とターゲティングを明確にすることで、デザインの方向性が決まるからです。

例えば50代の主婦層に化粧品を販売したいのであれば、50代の主婦層の趣味や嗜好から逆算して戦略をたて、デザインを制作する必要があります。

それでは効果の出るデザイン戦略と、デザインのコツについて解説していきましょう。

折込チラシのデザインで重要な3つのコツ

折込チラシは配布してから効果が現れるまでの期間が比較的短く、即効性のある広告媒体です。

即効性と費用対効果を高めるために、おさえるべきデザインのコツを、3つ紹介します。上記のチラシを参考にしながら解説。
まずはコツ①から見ていきましょう。

コツ①:「お得感」を強調

折込チラシを見る人は、自分にとって得になる情報の有無を、瞬時に判断しています。
だからこそ情報は一目見ただけでわかるように、ダイレクトに伝えなければなりません。
つまり一目でわかるように、「お得感」を強調したデザインが必要です。

上記のチラシでは、以下の文言を強調させています。

  • 入会金0円
  • 初月会費0円

0円や無料というワードは,、一目で「お得感」が伝わる、効果的なワードです。
無料キャンペーンなどがある場合は、必ず紙面の中で大きく記載させましょう。

コツ②:期限を記載

折込チラシでセールやキャンペーンを打ち出す際には、必ず期限を設定し、記載してください。

「お得なのは今だけ」「すぐに行動しないと損をする」と感じさせることは、顧客の購買行動をうながすためにとても効果的です。
上記のチラシの例では、締切日時を明記しています。

セールやキャンペーンの期間を折込チラシにわかりやすく記載し、見た人の購買行動を後押ししましょう。

コツ③:数量限定をアピール

期限を設けるのと同じく、折込チラシを見た人の購買行動をうながすために、商品やサービスの数量を限定するのも効果的です。

  • 先着100名様限定
  • 数量限定50個

上記のような文言が折込チラシに記載があるだけで、見た人に「この機会を逃したくない」と感じさせることができます。
上記のチラシの例のように、先着○○名と記載するのも効果的です。

限定数もデザインの配置、配色でしっかり目立たせましょう。

折込チラシの3つの機能とデザインのポイント

折込チラシには主に3つの機能があり、折込チラシをデザインする際のポイントになります。

  1. 知らせる
  2. 理解してもらう
  3. 行動してもらう

順番に見ていきましょう。

折込チラシの機能①:知らせる

折込チラシの重要な機能のひとつは、自社の商品をより多くの人に伝えることです。
まずは、なるべく多くの人に商品やサービスを知ってもらわないと、集客もできず、売上も向上しません。

折込チラシは新聞と一緒に重なり合って配布されるため、手に取ってもらいやすく、保管もされやすい媒体です。

折込チラシを使い、自社の商品をよりたくさんの人に知らせましょう。

アイキャッチを使って折込チラシを見てもらおう

他社の折込チラシも重なり合っている中で、自社の折込チラシを見てもらうにはどうすればよいでしょうか。
まずはチラシを目に留めてもらうことが大切です。

自社の折込チラシを目に留めてもらうためには、アイキャッチを設定しましょう。

アイキャッチとは、デザインにおいて人の注意をひきつめるための、視覚的な要素のことを言います。

以下の要素が、アイキャッチとして主に使われるものです。

  • 写真
  • イラスト
  • 目立つ色やパターン(柄)
  • 気持ちを引きつけるコピー(キャッチコピー)

まずは、自社の折込チラシ内で一番目立たせたいものを決めましょう。
それをアイキャッチとし、デザインのメインにすると効果的です。

折込チラシの機能②:理解してもらう

折込チラシを使い、自社商品に対しての理解を深めてもらうことができます。

自社が事業を通して実現したいことを、メッセージとして記載することができるからです。

例えば商品を通して、人々の生活を「幸福にしたい」のであれば、想いをメッセージとして折込チラシに載せましょう。

顧客から自社への理解が深まることで、更なるファンの獲得にもつながります。

折込チラシの機能③:行動してもらう

折込チラシは見た人に対して、取ってほしい行動へとうながすことができます。
その時の狙いによって、記載する内容を変化させましょう。

商品を買ってほしい場合 セールの開催日時
店舗やイベントに来てほしい場合 アクセス情報
ファンになってほしい場合 スタッフ紹介記事

上記のように、折込チラシをうまく使って、顧客の行動を促しましょう。

折込チラシのデザイン戦略

折込チラシのデザインで重要なポイントは、美しさや目立つなどの見た目だけではありません。

販促や集客で成果を獲得するための、戦略が必要です。

戦略の要点を4つにまとめると、以下の通りです。

  1. 明確に目的を伝達する
  2. マーケティングに関わる情報を把握する
  3. イベントやセールとの相乗効果を狙う
  4. 目標の設定と結果の測定をおこなう

順番に見ていきましょう。

①明確に目的を伝達する

見込み客が折込チラシを目にしたときに、「何を」伝えようとしているチラシなのかが、はっきりと伝わるデザインであることが必要です。
目的を明確化し、デザインで伝えるようにしましょう。

どんなイベント・セール・キャンペーンなのか?

  • 記念セールや期間限定のバーゲン
  • イベントの告知や新商品の案内 など

目玉となるものは何なのか?

  • 数量限定、特別価格の目玉商品
  • 来場者限定の特別な特典 など

②マーケティングに関わる情報を把握する

告知したい情報だけを盛り込んで折込チラシをデザインしても、求める成果を得ることは難しいでしょう。

具体的な成果を得るためには、見込客やエリアなどのマーケティングに関わる情報を把握することが必要です。

  • ターゲット層の生活パターン
  • 競合する店舗や業種・業態
  • 市場の動き
  • 対象とする地域の特性 など

より多くのターゲット層が反応してくれるような要素を、折込チラシのデザインに落とし込みましょう。

③イベントやセールとの相乗効果を狙う

実際に開催されるイベントと折込チラシを、同時に活用していくことで相乗効果が生まれます。

  • チラシを見た人だけの来場特典
  • チラシに記名を要するクーポンを付けてリスト収集 など

広告主にとっても来場客にとっても、メリットとなるような付加価値を提供しましょう。

④目標の設定と結果の測定をおこなう

折込チラシの効果を高めていくには、チラシからどんな結果が得られたのか分析する必要があります。
分析と改善を、重ねていきましょう。

分析の手順は以下の通りです。

目標の設定

目標を数値化し、設定しましょう。
設定する目標の例は、下記の通りです。

  • 売上20%アップ新
  • 規客100人獲得
  • 利益率10%アップ など

目標を設定することで、必要な予算を逆算することもできます。
予算を決めることで、チラシ制作における以下の要素を決めることができます。

  • 紙面のサイズとページ数
  • 配布エリアと部数
  • デザイン制作費

折込チラシの制作費用については、自分の地域の相場がわかる!折込チラシ料金相場の調べ方を参考にしてください。

結果の測定

折込チラシの効果を確認するために、費用対効果を数値化しましょう。
計算式は以下の通りです。

  • 得た利益-かかった費用=費用対効果

また反応してくれた見込客・成約客の声の収集などもおこなうと、次回の戦略を立てる際に役立ちます。

費用対効果が高まる!折込チラシ効果測定の方法を徹底解説の記事でも詳しく解説しています。

折込チラシのデザイン移り変わり

折込チラシのデザインに対する考え方は、時代とともに大きく変わりました。
考え方がどのように変わったか、なぜ変わったかについて解説します。

過去のチラシのデザイン

かつてチラシデザインは下記のような考え方でした。

  • 「チラシはデザインではない」と考えるデザイナーが多かった
  • チラシはパンフレットやポスターよりデザイン面で格下に見られていた

現在のチラシのデザイン

近年では、販促や集客においてチラシのデザインはとても重要なものとなっています。
以下のような効果が得られると考えられ、デザインの重要性が増しています。

  • 具体的に人が行動するきっかけを作ることができる
  • 生活に関わる身近なこところで人に購買行動を起こさせる
  • 新聞購読層である中高年に購買を動機づけるための強力な武器

なぜチラシのデザインは変化したのか

チラシデザインに対するかつての考え方から現在の考え方に変化したのには主に2つの理由があります。

理由①:テレビ離れとインターネットの発展

パソコンやインターネットが発展し普及すると、以前のようにテレビのCMのみで人に購買行動をうながすことが難しくなってきました。

近年では消費者はチラシを手にとってから、更にインターネットで情報を収集をし、行動を起こすかどうかを決めることも珍しくありません。

そして最も広く利用されている紙媒体のうちのひとつが、折込チラシです。
折込チラシは、人々の暮らしに密着して購買行動をうながす、有効な手段として活用されています。

折込チラシの効果を一層高めるために、デザインの重要性が高まっています。

紙媒体が根強く残る理由!広告の種類と活用法を徹底解説」の記事を、ぜひ参考にしてください。

理由②:個人がチラシをデザインできる時代

パソコンが一般的に普及する前は、専門知識や技能を持ったプロのデザイナーが、チラシのデザインをおこなっていました。

従来のデザイナーが担当していた主な業務は、下記の通りです。

  • ロゴやイラストの作成
  • 専門性の高いレイアウト
  • 印刷会社とのやりとり

しかし現代では、以下のように著しく環境が変化しています。

  • 高性能で安価なパソコンが普及している
  • デザインを容易におこなえるソフトが豊富にある
  • 高品質なテンプレート(雛形)が無料で入手できる
  • 少部数なら家庭用プリンターで印刷できる
  • 部数が多ければネット印刷で安価で印刷できる

上記のような環境の変化の結果として、プロのデザイナーが作ったものに近いレベルのチラシを、個人で自由に気軽にデザインできるようになりました。

売れる通販チラシの作り方!無料デザインプレートの活用の記事でも、詳しく解説しています。

折込チラシにはデザイン戦略が欠かせない

折込チラシのデザインへの考え方は、時代とともに変化しました。
今では、販促や集客に欠かせない重要なものとなっています。

折込チラシを使った販促や、集客で成果を獲得するためには、下記のポイントを理解してデザインをおこなうことが必要です。

  • 短期間ではなく、長期スパンを見据えた戦略
  • 「知らせる・理解してもらう・行動してもらう」というチラシの機能
  • 「お得感・期限の設定・数量の限定」という即効性を高めるコツ

今回の記事を折込チラシのデザインに活用して、ぜひ販促および集客力アップを実現させてください。