中吊り広告特有のデザインを理解して効果的な広告を!

「アナログ広告を出したいけれど、どの媒体に出稿すればよいかわからない」
と悩んでいませんか。

アナログ広告にはたくさんの広告媒体があります。
その中でも集中的にかつ、不特定多数の方に広告をしたい場合は電車の中吊り広告がおすすめです。

この記事では中吊り広告の効果や費用、中吊り広告に合ったデザイン方法などを解説します。
中吊り広告を検討している方は参考にしてみてください。

中吊り広告とは

中吊り広告とは、電車社内の天井部よりポスターを吊り下げるタイプの広告です。

広告の出し方や広告サイズについて紹介しています。

エリアごとに広告が出稿できる

中吊り広告はエリアごとに広告が出稿できるので、予算や戦略に沿った広告が可能です。

中吊り広告を出稿したい場合にはまず電鉄会社か、広告代理店に連絡することが最初のステップ。
まずは予算に応じて出稿したい電鉄を決めた後、路線を選択して広告エリアを絞り込みます。

例えば地元の不動産会社なら私鉄のローカルな路線、全国展開している飲食店ならJRのメイン路線などに狙いを定めましょう。

目的に応じて出稿場所を選択できるのが中吊り広告の良いところです。

B5サイズとB5サイズワイド型の2種類

中吊り広告のサイズはB5サイズとB5サイズワイド型の2種類があるので、目的や予算に合わせて選びましょう。

中吊り広告のサイズは基本的にB5サイズ。
B5なので縦幅364mm、横幅515mmです。

電車の中に吊るすので1枚でも十分インパクトがありますが、B5サイズを2枚並べた、一回り大きなB5ワイドサイズもあります。

B5ワイドサイズは縦幅364mm、横幅1030mmです。

大きい枠の方がたくさんの人に見てもらえるので、予算がつく広告であれば大きな方が広告効果は当然大きくなります。

中吊り広告の効果4つ

中吊り広告の効果を4つ紹介します。

  1. 即効性がある
  2. 反復効果がある
  3. 新規顧客の獲得につながる
  4. 信頼されやすい

広告媒体の選択に悩んでいる方は、他の新聞折込や地方紙折込などの広告媒体との違いを意識しながら読み進めてみてください。

①即効性がある

中吊り広告は即効性があるので、売上に反映されやすい広告媒体です。

ターゲットを含む多くの人は、どこかに移動するために電車に乗りますよね。
そんな中でぼんやりと眺めていた中吊り広告に、気になる商品が載っていたら移動ついでに購入する可能性があります。

つまり、広告を見てすぐに行動が起こしやすいのが中吊り広告です。

例えば、自宅でスマホを見ていた時に表示されたWeb広告に気になる商品が表示されていたとします。
外出しないと購入できない商品だとしたら、すぐに行動は起こさないでしょう。

外出中に見る広告はそのまま購買行動につながる可能性があるので、即効性が強いです。

②反復効果がある

中吊り広告は反復効果があるのでターゲットの記憶に残りやすいと言えます。

ターゲットが全員というわけではありませんが、普段の通勤・通学で乗る路線は特別な場合ではない限り、いつも同じです。

毎日同じ電車に乗る場合、週5日間は同じ中吊り広告を見ることになります。
反復効果によって乗降者の記憶にしっかりと定着させることが可能です。

中づり広告に限らず、広告に大事な効果の一つとして単純接触効果があります。
単純な接触を何度もすることで好意度や印象が高まるという効果ですね。

中吊り広告を掲載中、毎日のように同じ広告を見る乗降者は単純接触効果で商品に好意的な印象を持つ可能性があります。

③新規顧客の獲得につながる

電車は誰もが乗る交通インフラなので老若男女に訴求ができます。

通勤・通学以外にも例えば営業でお客様先に訪問するときや友達と遊びに行くときなど、あらゆるシーンにおいて電車は使われます。

年齢性別、収入など関係なく、電車には乗りますよね。
ある意味では、電車の客層は顧客属性が絞られないので中吊り広告はあらゆる層がターゲットになりえます。

例えば今までは30代男性をペルソナにしていたアルコール商品でも、中づり広告に出稿してみたら、非ターゲット層の50代女性からの購入が急増したなどということも起こりえます。

販売するターゲットを広げたいときには、中吊り広告は効果的です。

④信頼されやすい

中吊り広告は信頼されやすいので商品の信頼にもつながります。

中吊り広告は電車の中に載せる広告です。
電車は公共性が高い交通インフラなので、電車に載せる中吊り広告も印象として信頼されやすくなります。

新聞に掲載する広告が信頼されやすい事と同じですね。

中吊り広告を出稿するということは、一般的なメディアに掲載するよりも商品の信頼度が高くなる可能性があります。

中吊り広告の費用

中吊り広告の費用はエリアや範囲によって差があります。

乗降者数に応じて、各社ともに広告費用を設定しているようです。

乗降者数に応じて大きな差がある

エリア的に考えると相対的に首都圏の中吊り広告は費用や高く、地方だと安くなります。

例えば日本一乗降者数の多いJR山手線の中吊り広告のあるプランは7日間で2,170,000円。
掲載できる枚数はおよそ800枚です。

一方でJR東日本 埼京線・りんかい線 の中吊り広告は14日間で650枚掲載でき750,000円。

山手線の方は掲載日数が半分なのにも関わらず、費用は3倍と大きな差があります。

また別の例を出せば栃木県を走るJR東日本の烏山線は、2日間の中吊り広告が20枚で5,500円。
この路線の乗降者は2011年度以降で一日平均1500人未満です。

乗降者数に比例して費用が変わっているのがよくわかりますね。

(参考:Wiki:烏山線
(参考:列車の中吊り広告、いったいいくら? その「ルール」とは

代表的な鉄道の中吊り広告費用

代表的な鉄道の中吊り広告費用を掲載します。
広告掲載の参考にしてみてください。

費用に加えて、どのような層が乗っているかを考えて鉄道会社や路線を選ぶとより効果が高いでしょう。

鉄道会社名 商品名
掲載路線
枚数 掲載料金
JR
東日本
山手線
単線中づり
800枚 ¥2,170,000/7日間
東京
メトロ
メトロ全線
中づりポスター
3,300枚 ¥6,000,000 /7日間
東京都
交通局
(都営)
地下鉄全線
中づりポスター
浅草線 三田線
新宿線 大江戸線
1,420枚 ¥1,350,000/7日間
東急  東横セット
中づりポスター
東横線 目黒線
池上線 多摩川線
2,040枚 ¥1,365,000 /7日間
西武 池袋線
中づりポスター
池袋線 豊島線
狭山線 西武秩父線
西武有楽町線
1,980枚 ¥700,000/7日間
小田急 小田急線
中づりポスター
小田急全線
3,300枚 ¥900,000/7日間

※2020年の情報ですが、変更する場合がありますのでご注意ください。

(参考:中吊り(中づり)ポスターのご紹介です

各社ともに関東エリアなので費用は高めです。
その中でも東京メトロの6,000,000円は群を抜いていますね。

それだけたくさんの乗降者に見てもらえるということでしょう。

中吊り広告3つの効果的なデザインポイント

中吊り広告はデザインがポイントなので中吊り広告にマッチしたデザインを心がけましょう。

ポイントはターゲットの視点とたくさんの人に見てもらえるデザインです。

①下半分に重要な情報を載せる

中吊り広告を見るときにターゲットは下から中吊り広告を見るので、下半分が大事になります。

人々はチラシなどを見るときに視線をZ型で送りますが、中吊り広告の場合は見上げる広告媒体。
上半分は見えづらく、下半分が見やすいのが特徴です。

また中吊り広告は連続して吊るされる場合があるので乗降者の目線だと奥側の広告は手前の広告でかぶってしまい、上部が見えなくなります。

下半分が中吊り広告で最も重要な情報を掲載するスペースです。

ロゴやキャッチフレーズ、キャンペーン情報などは下半分に集約させましょう。

②遠くでも見える

遠くでも見えるデザインが重要です。

中吊り広告周辺の乗降者だけがよく見えるデザインだとしたら、とてももったいないと思いませんか。

遠くの方にも届けるためには遠くの方にも目に入る様なデザインにした方が効果的です。

大事な点はビジュアルを重視すること。
小さな文字を羅列した広告だと5m離れただけで全く見えなくなります。

そのためイラストや写真、大きな文字を多用しましょう。

文字は大きく、ビジュアル重視なデザインがおすすめです。

③インパクト性

中吊り広告はインパクト性がとても大事です。

あまり引き付けられない中吊り広告だと乗降者はすべての情報をまで見てくれません。
飽きられたらスマホに目を落としてしまうでしょう。

乗降者が「お!」と気になる広告デザインを取り入れるべきです。

例えば触りたくなるような中吊り広告。

(出典:【メトロ アド レビュー】VOL.20「都会のなかで”ほっこり”しちゃおう。思わず触りたくなる広告。」

こちらは東京西川の中吊り広告ですが、羽毛布団をそのまま中吊り広告にしています。

またこちらはサントリー天然水の中吊り広告。

(出典:Pinterest

シンプルなデザインですが、かき氷屋さんののれんのようなイメージ。同じビジュアルが連続で並ぶとインパクトがありますね。

乗降者を惹きつけるインパクト性はとても大事です。

中吊り広告はアイデア次第で活きる広告になる

中吊り広告について解説しました。

電車の車内に掲載されるので、不特定多数の方に広告をしたい場合は電車の中吊り広告がおすすめです。

また中吊り広告で特に重要なのがデザインです。
下から上を見上げる広告なので、下半分に情報を集約させる必要があります。

通常の広告とはデザインのベースが違うので気をつけましょう。
ビジュアルが目を引くデザイン、紙にとらわれないデザインなどインパクトがあればたくさんの人に届きます。

面白い中吊り広告はSNSでも拡散されやすいので、二次的な広告効果も期待できます。

中づり広告特有のデザインを理解して、効果的なデザインを作成しましょう。