「カタログ広告ってなに?」
「カタログと何が違うの?」
などの疑問はありませんか。
カタログ広告とは、カタログに掲載または配布時に同封される広告です。
一般的に広告というと、テレビ・ラジオ・雑誌・新聞などの4大マスメディアを通した広告を想像しますよね。
しかし実はカタログ広告は、以前から根強い人気のある広告媒体です。
この記事では、以下の内容を紹介します。
- カタログ広告について
- カタログ広告の効果
- カタログ広告の例
カタログ広告でターゲットを絞ったマーケティングを行い、効果的な広告を出しましょう。
また弊社では、紙媒体でのマーケティング方法を「紙媒体広告の効果的な活用法」でご紹介しています。
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カタログ広告とは
カタログ広告は大きく分けて2つに分けられます。
- 実際にカタログに掲載される「カタログ設置広告」
- 配布されるカタログに同封される「カタログ同封広告」
この章ではカタログについてと、2種類あるカタログ広告のそれぞれの違いを説明します。
カタログとは
カタログとは、自社商品やサービスの内容を記載した目録です。
商品やサービスのみの内容が基本ですが、たまにコラムなどがわずかに記載されていることも。
商品のメーカーや通信販売の会社などから刊行されています。
同じ紙媒体の冊子としてパンフレットもあります。
パンフレットはカタログと比べて、ページ数が少ないことが特徴的です。
また雑誌とも混同されることがあります。
雑誌の出版元は出版社で、複数の記事が掲載されている出版物です。
雑誌も広告を出稿する媒体として使用することができます。
雑誌広告に興味がある方は、以下の記事を参考にしてください。
また雑誌広告の相場について知りたい方は、こちらをお読みください。
種類①カタログ設置広告
カタログ設置広告は、お店などに設置されているカタログに出稿する広告です。
ターゲットに合わせて、掲載するカタログを選ぶことができます。
カタログ設置広告を出稿できるカタログの種類は様々です。
よくお店に設置されているカタログの種類の例を以下にあげてみましょう。
- ファッションカタログ
- 生活用品カタログ
- 家具のカタログ など
買い物した時などに、お店の出入り口あたりで見たことはありませんか?
カタログ設置広告の効果
カタログ設置広告は、ターゲットを絞ってのマーケティングが可能です。
お店に設置されているカタログは、そのカタログに興味を持った人が手に取るという特徴があるからです。
またエリアの選定も可能なので、ターゲットの属性に合わせてカタログの設置場所を選びましょう。
カタログを手に取り読んでもらうことで、他社の広告に埋もれることなく、広告に目を止めてもらえる確率が高くなります。
設置場所
設置する場所は、以下のようなターゲットの生活圏内が効果的です。
- スーパーマーケット
- ドラッグストア
- 書店
- コンビニエンスストア
- 100円ショップ
- ホームセンター など
設置場所を選べることから、ターゲットを絞った広告を作成することが可能です。
お店のなかでは、ターゲットが集まる場所に設置することが多く見られます。
一般的に店の入り口など、人の出入りが多い場所にカタログ用のラックが設置されているのを見ることが多いのではないでしょうか。
種類②カタログ同封広告
カタログ同封広告は、通販カタログに広告を同封するタイプの広告媒体です。
すでに通販カタログを購読している層に届けるので、通販による購買に対して抵抗がないターゲットにアプローチできることが特徴です。
通信販売会社のファッションカタログだけでなく、旅行会社や生活雑貨、美容雑貨を取り扱う企業がカタログを顧客の自宅に送付する場合に、カタログ同封広告が使用できます。
カタログ同封広告の効果
いつも購読しているカタログに同封されているので、カタログを開封することで自然とカタログ広告へ目を通す確率が高くなります。
ほとんどの人は、カタログに興味があって送付を希望するため、カタログの開封率は高いです。それに合わせて、カタログ同封広告の開封率も高くなります。
またカタログ同封広告はサンプルをつけることができるので、商品を実際に体験してもらうことができます。
体験の機会を使うことで、購買のきっかけになり効果的です。
カタログ広告の活用例
カタログ広告の活用例について紹介します。
- 旅行会社のカタログ広告
- ファッションカタログ広告
- その他のカタログ広告
の3つを見ていきましょう。
旅行会社のカタログ広告例
旅行会社が発行している旅行カタログに広告を掲載・同封することが可能です。
旅行会社は顧客向けに、毎月または2〜3ヶ月ごとに旅カタログを発行し、配布しています。
大手の旅行会社だと、地域ごとに旅行カタログを発行しているので、地域に合わせて広告を配布することも可能。
企業だけでなく、地域の魅力を伝えたい地方自治体にも相性が良い広告媒体です。
旅行会社が発行するカタログ広告におすすめの商品やサービスの一例です。
- 地域の特産品
- 観光地の魅力
- 旅行保険
- 交通
- 旅行グッズ など
(参照:株式会社JTBメディアリテーリング)
ファッションカタログ広告例
ファッションカタログは女性用や男性用だけでなく、キッズ、ベビーなど様々なジャンルがあることが特徴です。
ファッションカタログへの広告掲載や同封は、商品やサービスのターゲットを絞りやすく効果を期待できます。
千趣会が発行する、ベルメゾンキッズでは子供の誕生日などを登録してカタログを配布しています。
登録された生年月日から、子供の年齢に合わせた広告を掲載することも可能。
ファッションカタログは、生活圏内にカタログ設置広告として置かれている場合もありますが、各家庭へ配送するカタログも多くあります。
配送されるカタログに対しては、広告を掲載するだけでなくサンプルなどを同封するカタログ同封広告としての利用も可能です。
その他のカタログ広告例
カタログは商品の数だけ種類があります。
野菜や健康食品などを通信販売として提供するカタログや、ご高齢の方向けに介護用品の通信販売をするカタログもあります。
発行部数が多いカタログを選ぶことで、より多くの人にカタログ広告を目を留めてもらうことが可能です。
大手の食品宅配Oisix(オイシックス)が発行するカタログには、飲料メーカーや食品メーカーなどの食品に関する企業の広告だけでなく、調理器具のメーカーや家電メーカーも広告を出稿しています。
介護用品のカタログには介護用品のメーカーだけでなく、デイサービスなどの事業所、介護タクシーなどのサービス、ウィッグなどのおしゃれに関する商品の広告を見ることも。
ターゲットを明確にした上で、広告を出稿するカタログを選ぶことが重要です。
カタログ広告の未来
インターネットの普及により、紙媒体での広告は減っています。
しかし一方で、カタログなどの紙媒体から商品を選びたいと思う通販販売の愛好者も多くいます。
この章では、カタログ広告の状況と今後に関して解説します。
カタログの発行部数は減少傾向
通信販売会社の大手である「千趣会」が出している「平成25年12月期 第2四半期決算短信通信」で、販売事業のカタログ事業で売上高が、前年同期比0.8%減と示しています。
カタログを使用する通信販売会社は年々、ECサイトの普及などにより売上高が減少している傾向です。
またカタログ発行部数も年々減っています。
発行部数 | 紙の使用量 | |
2010 | 8,031万部 | 46,190t |
2015 | 6,766万部 | 35,271t |
(参照:千趣会レポート2015、千趣会レポート2016)
カタログの発行部数だけでなく、紙の使用量も減少。
カタログに使用するページ数が少なくなっていることもわかります。
しかし千趣会は、カタログとWEBのコンテンツを連動するなどの新しいアイデアを採用。
カタログの写真を携帯で撮るだけで、商品の検索や注文ができるアプリを提供しています。
デジタル化に移行してもカタログが消えない理由
ECサイトは商品単体に注目されやすいのに比べて、カタログは多くのアイテムから選ぶことが可能です。
カタログはたくさんの商品から選べるので、潜在的な購買意欲を掻き立てることが可能。
多くの人に伝えることができる、プッシュ型ツールとしてECサイトにはない優位な点があります。
つまり、インターネットが普及しECサイトが増えたとしてもカタログはなくなることがないと言えます。
発行部数が少なくなったとはいえ、毎年6,766万部発行されているカタログはこれからも多くの人が手にします。
カタログ広告はカタログがある限り、有効な広告手段です。
- ネットで買い物をするのではなく、カタログで選びたい人
- 買い物に出かけるのではなく、家で商品を選びたい人
- 多くの商品の中から選びたい人
これらの人に対しての、カタログ広告は今後も有効です。
まとめ:カタログ広告はデジタル化が進む現在でも有効
カタログ広告について解説しました。
カタログ広告は大きく2つに分けられます。
- カタログそのものに掲載され、生活圏内のお店などに置かれる「カタログ設置広告」
- 家庭などへ直接送付されるカタログとに同封されている「カタログ同封広告」
カタログ広告はターゲットが直接手に取ることが多いので、ターゲットを絞って広告を出すことが可能。
ダイレクトなレスポンスを得ることのできる広告媒体です。
カタログの発行部数は以前より減っていますが、根強い人気があります。
ターゲットが明確な広告を出すのであれば、カタログ広告は有効的な広告媒体です。
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