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五大紙とは?大手新聞社の種類と特徴を詳しく解説

新聞は長い歴史を持ち、信用度の高い情報媒体です。

日本には、「五大紙」と呼ばれる5つの新聞がありますが、それぞれの販売部数や論調の違いを熟知している人は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、五大紙の概要とそれぞれの特徴を解説

この記事を読むだけで、読者層や新聞社の歴史まで把握することができます。

新聞の種類も紹介するので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

新聞の4つの種類とは

新聞には、大きく分けて以下の4つの種類があります。

  • 全国紙
  • ブロック紙・地方紙
  • 産業経済紙
  • スポーツ紙

この章では、それぞれの特徴について解説していきます。

①全国紙

全国紙とは、全国向けにニュースを報じる新聞のこと。
首都に本社を置く場合は、中央紙と呼ばれることもあります。

日本では一般的に、以下の5社を指します。

  • 朝日新聞
  • 読売新聞
  • 毎日新聞
  • 産経新聞
  • 日本経済新聞

これら5社の全国紙は五大紙とも呼ばれ、日本の報道の中枢を担う重要な役割を果たしています。

②ブロック紙・地方紙

ブロック紙・地方紙とは、北海道のような広い地域、または複数の都道府県にまたがって販売される新聞のこと。

例として、以下の新聞が挙げられます。

  • 北海道新聞
  • 中日新聞
  • 西日本新聞
  • 河北新報
  • 中国新聞

ブロック紙・地方紙は全国紙よりもローカル情報が多く、県ごとに発行される県紙よりも情報の幅が広いのが特徴です。

③産業経済紙

産業経済紙とは、産業や経済などのテーマに特化した新聞のこと。
一般的に朝刊のみ発売され、全国で同じ内容を掲載します。

産業経済紙の物な例として、以下の新聞が挙げられます。

  • 日本経済新聞
  • 日経産業新聞
  • 中部経済新聞
  • 日経MJ
  • 日経金融新聞

特に産業に特化した新聞では、業界ごとに専門的な情報を発信しており、一般的な新聞ではなかなか見られないようなニュースに触れることができます。

④スポーツ紙

スポーツ紙とは、スポーツ、芸能、レジャー、娯楽などのテーマに特化した新聞のこと。
スポーツ新聞と呼ばれることもあります。

主な例として、以下の新聞が挙げられます。

  • サンケイスポーツ
  • デイリースポーツ
  • 日刊スポーツ
  • スポーツニッポン

日本では第二次世界大戦の後に広まり、大衆向けの情報源として人気を集めてきました。
現在では、競馬などのギャンブルから一般的なニュースまで、幅広いテーマを扱っています。

五大紙とは全国紙や中央紙

五大紙とは、全国的に発行される新聞のことで、全国紙や中央紙とも呼ばれることがあります。

日本において、一般的に五大紙は以下の5つの新聞を指します。

  • 朝日新聞
  • 読売新聞
  • 毎日新聞
  • 産経新聞
  • 日本経済新聞

これらの中でも、特に朝日新聞、読売新聞、毎日新聞をあわせて三大紙とも呼ばれる場合も。

それぞれ読者層や論調に特徴があるので、新聞広告などを出す際は、事前に広告の内容に合った新聞を探すようにしましょう。

①朝日新聞の特徴

引用:朝日新聞

この章では、朝日新聞の特徴を紹介していきます。

販売部数

朝日新聞の販売部数は、朝刊で約516万部、夕刊で約155万部です。

発行社ごとの詳しい部数の内訳は、以下の通りです。

朝刊 夕刊
東京本社版 約293万部 約90万部
大阪本社版 約141万部 約54万部
西部本社版 約44万部 約3.3万部
名古屋本社版 約28万部 約5.3万部
北海道支社版 約10万部 約2.2万部

参照:2021 朝日新聞媒体資料

読者層

朝日新聞の読者の年齢層は、男女ともに60代が最も多く、全体の24.3%を占めています。

読者の職業の特徴としては、特に行政団体の職員や、企業の管理職が多く、他の新聞紙に比べて主婦層も目立ちます。

また、一人あたりの平均年収は306万円。

世帯ごとの金融資産額は2066万円とされています。

平均よりもやや経済的に余裕があり、政治や医療などのテーマに関心の高い層に人気です。

参照:2021 朝日新聞媒体資料

論調の特徴

朝日新聞は1879年に創刊して以降、「報道中心主義(報道を中心とすること)」と「公平無私(ものごとを公平に捉えること)」を編集方針としてきました。

その精神は現在の朝日新聞が掲げる、「不偏不党(どの主義・党にもくみせず、公正中立の立場をとること)」の綱領へと繋がっています。

過去には夏目漱石や石川啄木などの文豪が入社した歴史もあります。

②読売新聞の特徴

引用:読売新聞

この章では、読売新聞の特徴を紹介していきます。

販売部数

世界最大の販売部数を有する読売新聞。
全国版の販売部数は、朝刊で約810万部、夕刊で約216万部です。

発行社ごとの詳しい朝刊の部数の内訳は、以下の通り。

朝刊
東京本社版 約534万部
大阪本社版 約211万部
西部本社版 約65万部
北海道支社版 約19万部
中部支社版 約15万部
北陸支社版 約8.7万部

参照:読売新聞広告局ポータブルサイト

読者層

読売新聞の読者の年齢層は、男女ともに60代が最も多いです。

一人あたりの平均年収は295万円。

全国トップの販売部数を誇る新聞なだけあって、富裕層から庶民的な層まで、幅広く人気があります。

また、近年ではSNSと連携した「よみバズ」という取り組みにより、10代~30代の若者への情報発信にも力を入れています。

参照:毎日新聞 読者データ

論調の特徴

読売新聞の創刊は1874年。

明治時代には、坪内逍遥(つぼうちしょうよう)や尾崎紅葉(おざきこうよう)などの文豪が在籍し、文学新聞としても人気を博しました。

その後は、「よみうり婦人附録」の創設や、読売巨人軍の前身となる「大日本東京野球倶楽部」の設立など、幅広い事業を展開。

現在は「自由主義、人間主義、国際主義」を基本理念に掲げ、安全保障や行政改革など、多くのテーマについて提言をおこなっています。

読売新聞の詳しい特徴や広告の料金については「読売新聞の広告の料金とは?特徴や種類について詳しく解説」を参考にしてみてください。

③毎日新聞の特徴

引用:毎日新聞

この章では、毎日新聞の特徴を紹介していきます。

販売部数

毎日新聞の全国版の販売部数は、朝刊で約225万部、夕刊で約65万部です。

発行社ごとの詳しい部数の内訳は、以下の通りです。

朝刊 夕刊
大阪本社版 約90万部 約38万部
東京本社版 約88万部 約21万部
西部本社版 約7.6万部 約3.9万部
中部本社版 約7.6万部 約2万部
北海道支社版 約2.4万部

引用:毎日新聞 配布エリア・販売部数

読者層

毎日新聞の年齢層は、60代が最多。
また、主婦層も多いためか、個人の平均年収は284万円と他社よりも低めです。

読者の主な興味は、政治や社会福祉など。

一戸建てに住む人が多いため、暮らしに関する広告に関心を示しやすい傾向があります。

参照:毎日新聞 読者データ

論調の特徴

毎日新聞は1872年、東京の浅草で創刊しました。
1875年には世界で初めて新聞の戸別配達を開始。

過去には原敬、芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)、新渡戸稲造(にとべいなぞう)、井上靖(いのうえやすし)などの著名人が多く在社しています。

現在では「言論の自由独立と真実の報道を貫く」ことを編集の基本方針とし、民主主義や世界平和などを尊重した報道を目指しています。

毎日新聞の詳しい特徴や広告の料金については「毎日新聞の広告の料金とは?特徴や種類も紹介」にて解説しています。

④産経新聞の特徴

引用:産経新聞

この章では、産経新聞の特徴を紹介していきます。

販売部数

産経新聞の販売部数は、朝刊で約136万部、夕刊で約35万部です。

発行社ごとの詳しい部数の内訳は、以下の通りです。

朝刊 夕刊
大阪本社版 約80万部 約35万部
東京本社版 約57万部

参考:産経新聞 メディアデータ

読者層

産経新聞の読者の年齢層は、男女ともに50~60代が最も多く、平均年齢は48.3歳です。

三大新聞と比べると特に経営・管理職の層が多く、一人あたりの平均年収は355万円とされています。

年収700万円以上の読者の割合は約15%であり、他社と比べても高い傾向にあります。

参考:産経新聞 産経と読者

論調の特徴

1933に、当時「日本工業新聞」という名で創刊された産経新聞。

自由と民主主義を守り、国益を第一に考える「正論」路線を基本としています。

特に歴史や国際問題を独自の立場から報じ、「モノを言う新聞」としてのスタンスが特徴的。

過去には数々のスクープを発表し、新聞協会賞の受賞歴もあります。

⑤日本経済新聞の特徴

引用:日本経済新聞

この章では、日本経済新聞の特徴を紹介していきます。

販売部数

日本経済新聞の販売部数は、朝刊で約199万部、夕刊で約100万部です。

発行社ごとの詳しい部数の内訳は、以下の通りです。

朝刊 夕刊
東京本社版 約117万部 約64万部
大阪本社版 約52万部 約29万部
名古屋本社版 約15万部 約8万部
西部支社版 約13万部 約2.8万部
北海道版 約3.6万部

参考:日本経済新聞 メディアデータ・読者属性

読者層

日本経済新聞の読者の年齢層は、50~60代が最も多く、全体の48.2%を占めています。

他社と比べても、高い年齢層と言えるでしょう。

また、読者の46.4%がホワイトカラーの職業についており、課長クラスの役職者は40%を超えています。
個人の平均年収は494万円。

他社と比べても高所得な傾向があり、消費財から耐久財、不動産まで高い購買力を持っています。

参考:日本経済新聞 メディアデータ・読者属性

論調の特徴

日本経済新聞の歴史は古く、1876年に「中外物価新報」という名で創刊されました。

当時の発行者は、三井物産の初代社長、益田孝(ますだ たかし)氏。

「​日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一の協力を得ながら、明治維新から間もない日本に新しい風を巻き起こしました。

そんな日本経済新聞の現在の社是は、「中世公平、わが国民生活の基礎たる経済の平和的民主的発展を期す」

国内外の景気動向や企業業績、設備投資、経営戦略などの経済情報を中心に、ビジネスに役立つ情報を発信しています。

新聞社の種類と五大紙の特徴を掴もう

新聞紙の種類と、五大紙の特徴を紹介しました。

新聞には、大きく分けて以下の4つの種類があり、それぞれ異なるテーマに特化した報道をおこなっています。

  • 全国紙
  • ブロック紙・地方紙
  • 産業経済紙
  • スポーツ紙

また日本において、一般的に五大紙は以下の5つの新聞を指します。

  • 朝日新聞
  • 読売新聞
  • 毎日新聞
  • 産経新聞
  • 日本経済新聞

五大紙は、それぞれ販売部数や論調が異なるので、ぜひ自分に合った新聞を見つけてみてくださいね。

他紙の特徴については、以下の記事でも詳しく解説しています。
参考にしてみてください。