新聞、テレビ、ラジオ、雑誌のうち、新聞は最も信頼性の高いメディアとして認識されています。
よってお客さんからの信用が重要な通販において、新聞広告には多くのメリットがあります。
とはいえ、なかなか具体的な活用方法がわかりにくいですよね。
そこで今回は、通販における新聞広告のメリットと、成功のコツを解説。
ちょっとした工夫で大きな効果を期待することも可能です。
ぜひ最後まで読んで、通販ビジネスの戦略立てに役立ててくださいね。
また弊社では、通販事業の方向けに紙で広告を出すための展開パターンや、出稿までの流れ・準備について紹介しています。
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通販に向いている?新聞広告について解説
そもそも新聞広告とはどんな広告なのでしょうか。
新聞広告とは、文字通り新聞の紙面に掲載されている広告を指します。
似た種類の広告に「新聞折り込み」がありますが、こちらは別紙に印刷したチラシを新聞に挟んで配布するため、新聞広告に含まれません。
新聞折り込みについて詳しくは「費用対効果は抜群!?成功に導く新聞折り込みチラシ設計」を参考にしてみてください。
新聞広告は、掲載する内容によって以下の6種類に分けられます。
- 営業広告…商品やサービスの宣伝
- 記事広告…新聞記事と同じ形式の広告
- 意見広告…政治団体や市民団体による非営利の広告
- 社告…商品の回収など、企業の関係者に向けた広告
- 謝罪広告…企業や行政機関によるお詫びの広告
- 案内広告…2~10行ほどの小さな広告
通販の宣伝として新聞広告を利用する場合は、営業広告や記事広告の形式をとる場合が多いです。
通販において新聞広告を出す5つのメリット
通販において新聞広告を出す場合、5つのメリットがあります。
- 読者の信用を得やすい
- 好きな時間にじっくり読んでもらえる
- エリアごとに効率的に配布できる
- テレビやネットを見ない層にアプローチできる
- シニア層の目に留まりやすい
それぞれの特徴について紹介していきます。
①読者の信用を得やすい
新聞通信調査会による2020年の世論調査では、テレビやインターネットを差し置いて、新聞がメディアの中で最も国民に信頼されていることがわかりました。
信頼性の高い新聞に広告を出すことによって、広告の信憑性が高まり、読者に受け入れてもらいやすくなります。
企業の担当者や商品を直接目にすることができない通販において、読者からの信用は問い合わせ数に繋がる大事な要素です。
広告内に企業の具体的な情報や、商品のわかりやすい写真などを載せることで、さらに読者からの信用を高められるよう工夫しましょう。
②好きな時間にじっくり読んでもらえる
テレビ広告やインターネット広告と比較して、読者が自ら料金を払って読む新聞広告には、好きな時間にじっくり読んでもらえるメリットがあります。
また、記事が読まれた後も捨てられない限り、長く手元に置いてもらえる可能性も。
したがって、テレビCMなどの通販広告と比べ、新聞広告では配布後も比較的に長い期間、読者からの反応が得やすい特徴があります。
目立つキャッチコピーやキャンペーンを活用して、思わず何度も見返したくなるような広告を掲載しましょう。
③エリアごとに効率的に配布できる
企業や通販で取り扱う商品によっては、特定の地域だけで宣伝したい場合がありますよね。
新聞広告の場合、ターゲットとなる地域の新聞社を活用すれば、エリアごとに効率的に配布することができます。
新聞の購読者に対して一斉に配布されるため、チラシのポスティングのように各世帯を担当者がまわる必要もありません。
新聞のエリア選定に関する解説は「新聞折込はエリア選定が肝心!重要ポイントを徹底解説」を参考にしてみてください。
④富裕層にアプローチできる
株式会社キャリアインデックスはCareerIndex年収・転職 実態調査 vol.1にて、新聞の購読者には高所得者が多いと発表しました。
特に経済系の新聞であれば、ステータスやビジネスの情報収集として富裕層に好まれる傾向があります。
富裕層をターゲットとした通販ビジネスの場合は、ぜひ新聞広告を検討してみましょう。
富裕層をターゲットとしたマーケティングについては「【富裕層向けマーケティング】市場規模や抑えておくべきポイント・戦略を紹介」を参考にしてみてください。
⑤シニア層の目に留まりやすい
2018年の総務省の発表によると、60代以上のシニアの新聞の利用率は81.9%。
全世代の平均利用率50.7%と比較しても、かなり多くのシニアが新聞を活用していることがわかります。
また、若者と比べてシニア層ほど新聞を娯楽として楽しむ傾向があります。
健康食品や家電など、シニアに人気の商品を扱う通販の場合、ぜひ新聞広告を検討してみましょう。
シニアマーケティングのポイントについては「シニアマーケティングとは?戦略的なポイントやペルソナを解説」にて詳しく解説しています。
通販において新聞広告で成功する6つのコツ
信頼度が高いなどのメリットを持つ新聞広告ですが、6つのコツを意識すると通販ビジネスがより成功しやすくなります。
- 新聞記事のようなデザインにする
- ダイレクトレスポンスマーケティングを取り入れる
- 目立つキャッチコピーを取り入れる
- ターゲットに合わせた新聞を選ぶ
- テレビCMとの相乗効果を狙う
- インターネットとの相乗効果を狙う
この章では、それぞれのポイントについて解説していきます。
①新聞記事のようなデザインにする
新聞記事だと思って読んでいたら、記事のようなデザインをした通販広告だった…という経験はありませんか?
これは「記事広告」と呼ばれるタイプの広告で、新聞記事と同じような活字量と見出しを特徴としています。
新聞記事の中に自然と溶け込むので、広告に抵抗がある読者でも受け入れやすいメリットがあります。
取材記事のような文体や担当者へのインタビューなどを掲載し、読者にとって読み応えのあるコンテンツを制作しましょう。
記事広告の詳しい種類やコツについては「第三者目線で信頼性が抜群!記事広告の基本やメリットを紹介」を参考にしてみてください。
②ダイレクトレスポンスマーケティングを取り入れる
ダイレクトレスポンスマーケティングとは、広告を掲載し、反応(レスポンス)があったお客さんに対してのみ直接商品やサービスを販売するマーケティング手法です。
原型となる手法は紀元前1000年のエジプトで既に存在し、紙媒体を通して遠方に住む人々に商品を販売するために活用されてきました。
広告に反応したお客さんに対し、商品の魅力を直接伝えることができるので、通販ビジネスとの相性が良いとされています。
ダイレクトレスポンスマーケティングの詳しい方法については「ダイレクトレスポンスマーケティングとは?成功するポイントを解説」を参考にしてみてください。
③目立つキャッチコピーを取り入れる
通販における新聞広告では、いかにキャッチコピーで読者の心を掴めるかで反応率が大きく変わります。
キャッチコピーを決める際は、以下の3点を意識してみましょう。
- 特定のターゲットを狙う
- 消費者が抱える不安や不満に訴えかける
- 具体的な数字で信頼性を高める
さらに文字のデザインを工夫することで、読者の目を引くことができます。
キャッチコピーの具体的な考え方は「売れるキャッチコピーでインパクトのあるチラシを作る3つの方法」でも解説しています。
④ターゲットに合わせた新聞を選ぶ
一言で「新聞」といっても、新聞社によって得意とするテーマや読者の層が異なります。
日本では主に以下の種類の新聞があります。
- 全国紙…読売新聞や朝日新聞など
- ブロック紙…中部新聞や西日本新聞など
- 地方紙…地元の話題を伝える県単位の新聞
- 経済産業紙…ビジネスマンや富裕層の読者が多い
- スポーツ紙…スポーツや芸能関係のテーマが多い
- 業界紙…繊維や化学などの業界の話題が多い
新聞によって発行部数や配布地域は様々。
広告の効果を上げるためにも、通販ビジネスのターゲットと新聞の読者の層が合うかどうか事前に確認しておきましょう。
⑤テレビCMとの相乗効果を狙う
通販のテレビCMには、新聞広告と連動したキャンペーンが多くみられます。
「詳しくは今日の朝刊で」というキャッチコピーを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
このようにテレビCMと新聞広告の両方を活用することで、商品の認知度を上げ、お客さんの取りこぼしを防ぐ効果があります。
また、メディアの中でも特に権威性の高い新聞とテレビを両方使うことで、広告の信頼性もぐっと高くなります。
2つの媒体で同じキャッチコピーを繰り返し使い、「ああ、あの商品ね」と認知してもらえるよう工夫しましょう。
⑥インターネットとの相乗効果を狙う
新聞広告に掲載した情報はインターネットの自社ホームページにも載せ、相乗効果を狙いましょう。
こうすることで、新聞広告の商品に興味を持って検索してくれたユーザーに対し、より多くの商品の魅力を伝えることができます。
新聞広告にQRコードなどを印刷し、Webページへの導線を繋いでおけば、何人のユーザーがページにアクセスし、どんな商品に興味を持ったかなどを計測することもできます。
まとめ:新聞広告を活用して通販ビジネスを成功させよう
新聞広告とは、文字通り新聞の紙面に掲載されている広告を指します。
通販ビジネスにおいては、新聞広告の中でも営業広告や記事広告が活用される場合が多いです。
新聞広告には以下の5つのメリットがあります。
- 読者の信用を得やすい
- 好きな時間にじっくり読んでもらえる
- エリアごとに効率的に配布できる
- テレビやネットを見ない層にアプローチできる
- シニア層の目に留まりやすい
信頼性が高いなどのメリットを持つ新聞広告ですが、6つのコツを意識すると通販ビジネスがより成功しやすくなります。
- 新聞記事のようなデザインにする
- ダイレクトレスポンスマーケティングを取り入れる
- 目立つキャッチコピーを取り入れる
- ターゲットに合わせた新聞を選ぶ
- テレビCMとの相乗効果を狙う
- インターネットとの相乗効果を狙う
これらのポイントを意識して、ぜひ通販ビジネスの戦略に役立ててみてくださいね。
なお弊社では、通販事業の方向けに紙で広告を出すための展開パターンや、出稿までの流れ・準備について紹介しています。
詳しく知りたい方はぜひ「通販広告の出稿マニュアル」バナーをクリックして、資料をダウンロードしてください。
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