クロスメディア戦略とは?成功した広告事例も合わせてご紹介

「サービスや商品の売上を伸ばしたいけど、上手くいかない」
「もっと幅広い層にアピールしたい」

どんどん新しいもので溢れる今、こんな悩みを抱えているマーケターは多いのではないでしょうか。

そこで近年注目されているのがクロスメディア戦略ですが、どの媒体をどう組み合わせればいいのか迷う方も少なくないはず。

しかし、媒体のことを理解すればそんな迷いはなくなります。

今回は、クロスメディア戦略に使用する媒体の種類や特徴について解説。

この記事を読めば、クロスメディア戦略を成功させる上で大事なことが見えてきますよ。

クロスメディア戦略に使われる主な広告媒体

クロスメディア戦略に使われる代表的なメディアは、次の通りです。

オフラインメディア
  • テレビ
  • ラジオ
  • 雑誌
  • 新聞
  • DM
  • 屋外・交通広告など

 

オンラインメディア
  • Webサイト
  • ブログ
  • メルマガ
  • 動画配信

メディアは、オフラインメディアオンラインメディアの2つに大きく分類。

さらにテレビ・ラジオ・雑誌・新聞は、オフラインメディアの中でも4大マスメディアと呼ばれています。

4大マスメディアを比較すると、もっとも情報の即時性があるのはラジオ。
災害時などの情報も、いち早くキャッチができるからです。

次いでテレビ、新聞、雑誌の順番に続きます。

クロスメディア戦略は広告の特徴を知ることで成功に繋がる

クロスメディア戦略を成功させるためには、いろんなメディアを使えばいいというわけではありません。

幅広くある広告媒体ごとの特徴を知ることが重要です。

ここではオフラインメディア(マスメディア)とオンラインメディアの特徴について、種類ごとに解説していきましょう。

オフラインメディア(マスメディア)

利用者が多いことから、サービスや商品の認知度を短期間で一気に高めることができるのがオフラインメディア(マスメディア)です。

テレビ広告

どの家庭にもあるテレビで流れる広告には、タイムCMスポットCMの2種類があります。

タイムCMとは、広告主が提供した個別の番組に含まれているCM枠内で放送される広告のこと。
最低単位は30秒で、購入できる期間は2クール(6ヶ月)が基本です。

よくテレビを観ていると「ご覧のスポンサーの提供でお送りしました」というアナウンスが流れますが、これが番組提供です。

スポットCMとは、番組に関係なくテレビ局が定める時間にCMが流せる広告枠になります。
最低単位は15秒で、購入できる期間は自由に設定できます。

ラジオ広告

ラジオは、番組内で流すCM枠や番組間で流れるCM枠があります。

電波が届く範囲が限られることから、地域性が少し強くなるメディアのため、ターゲット特定はせず地域を絞ってアピールしたい場合には適した媒体です。

雑誌広告

雑誌は、読者のジャンルに特化した媒体です。
特定の年代向けの趣味やライフスタイルの雑誌、ミドルやシニア層向けの健康系雑誌などがあります。

読者は「自分の好きなジャンルの情報を得たい」と思って購入しているため、特定のターゲットへ効率よくアピールすることが可能です。

雑誌広告のメリットデメリットに関しては、以下の記事をお読みください。
雑誌広告は効果的?3つのメリットと2つのデメリットを紹介

新聞広告

新聞広告は広告出稿の厳しい審査や、新聞自体の信頼性の高さのため「新聞に広告を掲載した」というだけで社会的な信頼を得やすい媒体です。

新聞の種類は一般紙・経済紙・地方紙など様々あるため、読者層に合わせてアピールができます。

新聞広告の効果に関しては、「新聞広告の効果がないって本当?メリットデメリットを徹底解説!」で解説しています。

DM(ダイレクトメール)

DMとは、ハガキやFAXなどで企業や団体が持っている個人や法人のリストを基に送られる広告です。
紙の媒体以外であれば、電子メールもDMのひとつになります。

DMは情報を多く伝えることはできますが、紙面なので文字数が多いと逆に読まれません。
あくまでもDMは、Webページに顧客を誘導するための集客方法のひとつです。

より効果を得るにはテレビCMなど他のメディアも掛け合わせる必要があるでしょう。

屋外・交通広告など

屋外広告とは、一定の期間継続して屋外で公衆に表示される広告のこと。

交通広告とは、駅構内のポスター・ホームの看板・車内に貼られたステッカーなど、公共の交通機関に表示される広告のことです。

屋外広告や交通広告は、日常的に利用している道や交通機関の中で移動しながら自然と目にするもの。
毎日繰り返し見てもらうことで、効率的にいろんな層へアピールできる媒体です。

交通広告のひとつである、中吊り広告に関しては「中吊り広告特有のデザインを理解して効果的な広告を!」で解説しています。

オンラインメディア

様々な層に幅広くアプローチでき、日本にとどまらず世界中に発信することもできるのがオンラインメディアです。

ひとつずつ解説していきましょう。

Webサイト

Webサイトとは、Web上にある複数のWebページの集まりのこと。
今あなたが見てくださっているこのページも、Webサイトです。

ほとんどの企業や団体が、自身のサービスや商品を紹介するために自らWebサイトを作っています。

公式サイトやオウンドメディアとも呼ばれ、実質的な広告費用が掛からないのが大きなメリットです。

ブログ

ブログとは、日記や持論、最新情報などをWeb上に書き記し、不特定多数の人へ公開するWebページのこと。

ブログを通して、商品やサービスを販売することができます。

人が商品やサービスを検索するのは、商品やサービスに興味がある・購入意欲があるからこそ。

検索者のニーズに自社の商品やサービスが合っていれば検索結果にブログが表示され、ブログへ呼び込むことができます。

公開自体は範囲を限定しませんが、必要としている人に検索を通してピンポイントに情報を伝えるのがブログです。

メルマガ

メルマガは、情報を書き記した後アクセスされるのを待つブログとは違い、自らサービスや商品をアピールしていく攻めのメディアです。

メルマガを定期的に配信することで、受け取った側は企業自体や、サービス・商品のことを少しずつ知っていきます。
そして親近感が湧いてきて信頼を持つようになり、最終的には購入への意欲が生まれるのです。

わずかな通信料で済み、コストを大幅に下げられることもメリットと言えます。

動画配信

代表的なものとして、YouTubeやニコニコ動画などがあります。

最近では、TikTokを使って踊ったり歌ったりしながら、従業員や企業の紹介動画を投稿するケースも。
アルバイトや社員を募るための手段として利用するなど、用途は多様化しています。

テレビをあまり見ない若い世代などへのアプローチには適した媒体です。

こちらの記事では、オフライン・オンラインそれぞれのメリット・デメリットをご紹介しています。
オフライン広告のメリットや活用法、オンライン広告との違いを解説!

クロスメディア戦略を成功させる広告展開例

クロスメディア戦略には、様々な広告の組み合わせがあります。
組み合わせ方によって効果も大きく変わってくるため、媒体選定は非常に重要です。

ここでは、コンバージョンポイントに繋げるための展開例を3パターンをご紹介します。

  1. Webサイトから
  2. 雑誌・チラシなどの紙媒体やDMから
  3. テレビCMを経てのWebサイトから

①Webサイトから

Webサイトを作り、集客してから資料・カタログ請求に繋げる方法です。

Web広告は、紙媒体と比べると信頼度は少し低めです。
なぜなら、紙媒体は一度印刷をすると修正ができないから。

Web広告は、修正が早く対応できてかつ何度もできることから広く活用できる反面、信頼性に欠けるといったデメリットもあります。
だからこそ、信頼度を高めるために資料やカタログ請求につなげた方が良いです。

②雑誌・チラシなどの紙媒体やDMから

雑誌・チラシなどの紙媒体を使ってWebサイトへ誘導し、資料・カタログ請求に繋げる手法です。

Webサイトでどんなにサービスや商品をアピールしたとしても、Webサイトに見にきてもらわなければ意味がありません。

例えば、新聞を取っている人が必ず手に取る折込チラシに広告を出すなどして、Webサイトへのアクセスを促すのです。

③テレビCMを経てのWebサイトから

2種類の媒体を使って資料請求へ導く手法もあります。

コストはかかるものの、まずは幅広い世代へアピールするためにテレビCMを使用。
サービスや商品を広く露出・認知させます。
CMの最後に、よく聞く「続きはWebへ!」と打ち出せば、Webサイトへ誘導できます。

そしてWebサイトには、商品を思わず購入したくなるような詳しいサービスや商品の説明を載せておけば、購入を促せるでしょう。

クロスメディア戦略で成功した広告3つ

では実際にクロスメディア戦略を行い、売上を伸ばした広告を3つご紹介します。

  1. LIFECARD
  2. 妖怪ウォッチ
  3. サントリーのハイボール

詳しく解説してきますね。

①LIFECARD

テレビCM⇒Webサイトへのクロスメディア戦略の先駆けとなったのが、ライフカード株式会社のCMです。

引用:ライフカードCM 海外出張篇

放映は2005年~2007年。
今でこそ「つづきはwebへ」は当たり前ですが、WEBと連動した企画ものはライフカード株式会社のCMが日本初でした。

主演は俳優のオダギリジョーさん。
サラリーマンの日常における選択シーンを「カードの切り方」に見立て、緊迫感を出しつつもコミカルに描いた作品です。

2006年に、国内最高峰のCMコンクールといわれる「ACC CM FESTIVAL」のTVCM部門においてグランプリを獲得し、2015年度にはCM殿堂入りとなっています。

パーマネントコレクション CM作品集(ラジオ) 殿堂入り年度順

②妖怪ウォッチ

引用:妖怪ウォッチ!テレビ東京アニメ公式

一大ブームとなった妖怪ウォッチも、クロスメディア戦略の成功例です。

妖怪ウォッチは、2012年12月に『月刊コロコロコミック』で連載開始。
2013年7月には3DSソフトが発売され、わずか3週間で10万本を売り上げる大ヒット。
さらに半年後の2014年1月からアニメ放送が始まったことで、全国的に注目を浴びるように。

続いておもちゃ、映画、グッズ、スマートフォンアプリなど、さまざまな媒体で積極的に商品をアピールした結果、利益や売上が増加しました。

③サントリーのハイボール

引用:サントリー

ハイボールといえば、一昔前までは年配の方が飲むというイメージでした。

そこでサントリーでは、ハイボールを若者に浸透させるため、テレビCMに女優の井川遥さんを起用。
その他、カラフルなデザインのポスターなどを組み合わせて飲みやすさをアピールしました。

クロスメディア戦略を行なった結果ハイボールのイメージを転換させることができ、若者のハイボール認知度を上げることに成功しました。

クロスメディア戦略で広告効果を高めよう

この記事では、クロスメディア戦略に使用する媒体の種類や特徴について解説しました。

オフライン・オンラインメディアには下記の種類があります。

オフラインメディア
  • テレビ
  • ラジオ
  • 雑誌
  • 新聞
  • DM
  • 屋外・交通広告など
オンラインメディア
  • Webサイト
  • ブログ
  • メルマガ
  • 動画配信

サービスや商品をアピールするための広告媒体は幅広くあります。
様々な広告媒体を使って媒体同士による相乗効果を高め、購入などの結果に繋げるのがクロスメディアを行う目的です。

しかしクロスメディア戦略は様々な手法があるため、どれが正解なのか判断しにくいこともあるでしょう。

だからこそまずは、クロスメディアで使われるオフライン・オンラインメディアの種類を知る必要があります。

それぞれの特徴をしっかり理解して上手く組み合わせ、途中で消費者の興味を失わせないようにしましょう。

クロスメディアを活用し、実際にサービスを利用・商品購入などの最終目標まで誘導することが重要です。