通販事業で集客するためにやるべき6つの広告戦略を解説

「自社がおこなう通販事業の集客を増やしたい」
「通販の集客には広告を使うべき?」

通販事業をしている方であれば、常に集客数が気になっているのではないでしょうか。
かといって集客のために広告を使うとなるとお金がかかります。

しかし通販は、広告を戦略的に使うことで集客が期待できます。

今回は、通販事業で集客するために必要な広告戦略について解説します。
本記事を読むことで、広告を使った通販の集客方法が把握でき、集客アップが狙えますよ!

なお弊社では、通販事業の方向けに紙で広告を出すための展開パターンや、出稿までの流れ・準備について紹介しています。

詳しく知りたい方はぜひ「通販広告の出稿マニュアル」バナーをクリックして、資料をダウンロードしてください。

通販事業の集客に広告戦略が欠かせない理由

通販の集客には戦略的な広告出稿が欠かせません。

通販事業は競合が数多くあり、今後も増え続けることが予想されます。
多くの通販会社の中からユーザーに選んでもらうためには、集客が重要となってくるでしょう。

しかし、通販は実店舗のようにショーケース・看板・のぼりなどで宣伝はできません。
ユーザー自身が検索をしたり調べたりするなどして自社を見つけてもらう必要があります。
ユーザーに見つけてもらうために、広告を使っての宣伝が必要なのです。

しかし広告は、単に出すだけでは効果が出ません。
集客できるよう広告を戦略的に使って初めて、新規獲得が増やせられるのです。

集客に必要なEC広告のについては「ECサイトにおすすめの広告!特徴や選び方も解説」で詳しく紹介していますので、ぜひあわせてご一読ください。

通販事業の集客アップでやるべき6つの広告戦略

通販事業の集客のためにやるべき6つの広告戦略を紹介します。

  1. 紙広告単体またはWeb広告を併用して集客を狙う
  2. 新聞広告で信頼性・ブランドイメージをあげて集客を狙う
  3. 比較的安価な折り込みチラシから徐々に呼び込む
  4. リスティング広告で顕在ニーズに直接アプローチ
  5. リターゲティング広告で一度サイトに訪れた人へ再アプローチ
  6. ディスプレイ広告で幅広い認知を狙う

単品通販を成功に導くマーケティング施策と戦略を解説!」でも通販の戦略について詳しく説明していますので、ぜひ戦略を立てる際はあわせて参考にしてください。

①紙広告単体またはWeb広告を併用して集客を狙う

通販事業の広告戦略として紙広告を利用する場合、例として以下のような広告があります。

  • 新聞広告
  • 雑誌
  • チラシ
  • DM

紙広告はミドルやシニア層にとって信頼性の高い媒体です。
ミドルやシニア層向きの商品を扱っている通販事業であれば、商品を紙広告で訴求することで集客が狙えるでしょう。

また、通販サイトに飛べるQRコードやURL、通販サイトの検索の仕方などを載せておけば、通販サイトへの呼び込みも期待できます。

最近では、遠くにいる孫とつながるために、スマホやネットの使い方を覚えようとするシニア層もいます。
カタログ通販などはもちろん、通販サイトでも紙広告経由での集客は十分期待できるでしょう。

折り込みや雑誌などを使って通販に集客する場合は、ぜひ「オフライン広告のメリットや活用法、オンライン広告との違いを解説!」を参考にしてください。

②新聞広告で信頼性・ブランドイメージをあげて集客を狙う

新聞は社会的信頼度が高い媒体のため、掲載された情報は信用されやすいのが特徴です。
実店舗での買い物に慣れているミドル・シニア層に対し、信頼感を与えられます。

また、継続的に企業名や商品名を信頼性の高い新聞に掲載して周知をおこなうことは、ブランドイメージの向上にもつながるでしょう。

経済紙では、ビジネス関連の商品やサービスを載せています。
ビジネスマン向けの商品を扱っている通販事業であれば、効果が期待できるでしょう。

③比較的安価な折り込みチラシから徐々に呼び込む

チラシは1部数円など安価な場合が多いため、部数によっては費用をおさえられます。
予算が限られている場合は特に最適な広告戦略でしょう。

基本白黒の新聞の中に混ざっているチラシは、ポストからとったときすぐ目に入りやすいです。
そのまま家に帰ってじっくり見てもらえることから、主婦層やシニア層からの効果が期待できます。

広告の大きさやデザインに制限がなく、自由度が高いため、自社が扱う通販商品をしっかり訴求できるのも大きな魅力です。

小予算から始められる折り込みチラシで少しずつ認知度をあげ、集客につなげていきましょう。

④リスティング広告で顕在ニーズに直接アプローチ

リスティング広告は、ユーザーが検索したキーワードに関連した広告が表示されるシステムです。
顕在ニーズにピンポイントでアプローチができます。

広告は興味や関心がある・高い購買意欲を持っているユーザーに表示されるため、売上に結びつきやすくアクセス数も伸ばしやすいのが特徴です。
顕在ニーズに直接訴求することで、集客が期待できるでしょう。

ただ、文字だけの使用になるため、視覚的な訴求ができません。
キーワードの選定や商品の紹介文が重要となります。

⑤リターゲティング広告で一度サイトに訪れた人へ再アプローチ

リターゲティング広告とは、一度通販サイトに来たユーザーに向けて再度広告を表示させるWeb広告です。
一度その通販サイトに興味や関心、購買意欲を持ったユーザーに対しての再アプローチになるため、売上につながりやすくなります。

特に売上につなげやすいのは、高額な商品を扱う通販サイトです。

高額商品は購入を決断するまでに時間がかかるため、通販サイトへの訪問を繰り返すユーザーが必ずいます。
リターゲティング広告は訪問を繰り返すユーザーに対してアプローチできるため、高額商品の購入が促しやすいのです。

ただ、リターゲティング広告はユーザーの動きを追跡して、ユーザーが見ている別サイトの広告枠に広告を載せるシステムです。
ユーザーによっては、どのサイトを見に行っても同じ広告が何度も出ることに嫌悪感を抱く人もいます。
広告の表示頻度などを調整しないと逆効果になってしまうでしょう。

⑥ディスプレイ広告で幅広い認知を狙う

ディスプレイ広告とは、一般的なWebサイトやアプリに表示される広告のことです。

例えば以下のYahoo! JAPANのトップページであれば、右横に「DE BEERS」などの文字があってメダリオンの写真が出ています。
DE BEERS(デアビス)が出しているディスプレイ広告です。

引用:Yahoo! Japan

バナーで表示される広告も多いことから、バナー広告とも呼ばれています。

ディスプレイ広告の大きな魅力は、自社の商品を知らない層に幅広く訴求ができることです。
扱っているものの種類や対象が広く、認知度をあげて集客アップを狙いたいと考えている通販サイトに向いています。

画像や動画を使って視覚に訴えかける訴求が可能なため、文字だけよりも記憶に残りやすく購買率アップが期待できるでしょう。

通販事業の広告戦略はどう選べばいい?

広告を使った通販の集客方法は数多くあるため、どれをすべきか迷ってしまうのではないでしょうか。
迷ったときは、ターゲットや目的にあわせて選ぶようにしましょう。

ターゲットであれば、若い世代なのか、ミドル・シニア世代なのか。
また、目的であればすぐに売上につなげたいのか、認知度をあげたいのかなどです。

広告戦略を立てたとしても、戦略がターゲットや目的にあっていないとCVは獲得できません。

どのような人に訴求して、どういったことを実現させたいのかを考えて広告戦略を立てていけば、効果が期待できるでしょう。

また、予算をもとに決めるのも選び方のひとつとしてあります。

広告は有料です。
予算と利用したい広告がマッチしていないと、無駄にお金を使ってしまうことになります。

予算はもちろん無限に出るわけではないため、予算と利用したい広告があっているかの見極めはとても重要なのです。

通販事業の集客アップを目指した広告戦略に加えてやるべき2つのこと

通販事業として更に成長するためには、広告を使っての戦略以外にもやるべきことがあります。

  • 顧客の動向を分析すること
  • 質の高いコンテンツを作ること

ひとつずつ解説します。

顧客の動向を分析すること

通販事業で集客を目指すなら、ユーザーの動向分析もやるべきです。

動向分析というと「Web広告を出さないと分析なんてできないのでは?」と思いがちですが、紙広告を使ってもユーザーの動向は分析できます。

例えば折り込みチラシは、チラシを複数パターン制作して配布すればWeb広告と同じように効果が比較できます。
どのような訴求方法であればユーザーの心が動くのか分析でき、効果があったチラシの配布枚数を増やすなど施策がとれるのです。

紙広告でおこなうユーザー分析については、効果測定の方法を解説した「紙広告で効果を得るには?効果測定の方法も併せてご紹介」もご覧ください。

ネット通販であれば、アクセス解析ツールを使うことで分析は可能です。
いつ・どこから・どのような商品を探したのかがわかります。

ユーザーのことがわかれば、よりニーズにあった商品を販売したり、サイトデザインを変えたりなどの施策がとりやすくなります。

ニーズにあった運営ができれば、自然にユーザーも増えてくるでしょう。

質の高いコンテンツを作ること

質の高いコンテンツを作ることも、通販事業を成長させる上では重要です。

例えば通販カタログなど紙のコンテンツの場合は、ミドルやシニア層のことを考えて文字を大きく記載するといいでしょう。
見やすくてわかりやすいとなれば、リピーターになる可能性があります。

他にも、文章内に通販サイトのURLを記載する・QRコードを掲載するなどの工夫をすれば効果が期待できるでしょう。

通販サイトの場合は、検索をして表示された広告からの流入だけでなく、自然検索での流入を増やすことが大切です。

関連性の高いキーワードを多く盛り込んだ質の高いコンテンツを作り、自然検索からの訪問を狙いましょう。

戦略的に広告を使って通販事業を盛りあげよう!

通販への集客には、正解がありません。
これなら効果が出る!という方法はないため、紹介した以下の広告戦略を試してみることが大切です。

  1. 紙広告単体またはWeb広告を併用して集客を狙う
  2. 新聞広告で信頼性・ブランドイメージをあげて集客を狙う
  3. 比較的安価な折り込みチラシから徐々に呼び込む
  4. リスティング広告で顕在ニーズに直接アプローチ
  5. リターゲティング広告で一度サイトに訪れた人へ再アプローチ
  6. ディスプレイ広告で幅広い認知を狙う

通販事業は始めたばかりの頃が一番重要な時期です。
さまざまなアプローチをおこない、自社にあった集客方法を見つけましょう。

なお弊社では、通販事業の方向けに紙で広告を出すための展開パターンや、出稿までの流れ・準備について紹介しています。

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