「紙媒体はマーケティングに使える?」
「紙媒体を使うとどんなターゲットに効果が出るのか?」
紙媒体を使って商品やサービスの訴求を考えている方であれば、こんな疑問を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、マーケティングに紙媒体使用の可否や効果について答えます!
「マーケティング」とよく混同されがちな「広告」との違いや、広告の種類もあわせて解説しますので、マーケティング施策の参考にしてください。
この記事を読めばマーケティングや広告のことが知れて、商品やサービスの効率的な訴求につなげられますよ。
また弊社では、紙媒体でのマーケティング方法を「紙媒体広告の効果的な活用法」でご紹介しています。
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目次
広告とマーケティングの違い
広告とマーケティングはよく混同されがちです。
マーケティングは商品やサービスを売る・利用してもらうための活動で、広告はマーケティングをおこなう手段のひとつです。
詳しく解説していきましょう。
マーケティング
マーケティングとは、顧客が商品やサービスを利用・購入しやすくするための活動を指します。
商品やサービスを利用・購入してもらうには、まずは商品やサービスの存在、利用・購入できる場所を知ってもらう必要があります。
その上で、顧客の好みやライフスタイルに合った商品・サービスを提案し、興味を持ってもらわなくてはいけません。
商品やサービスのよさをアピールし、興味を持ってもらい「購入したい!」「利用したい!」と思って実際の購入に結び付けていくのがマーケティングの目的です。
マーケティングは「消費者にとってのメリットを提供する」という考えのもと、アメリカで誕生したものです。
後に日本も導入するようになり、今ではどの企業もマーケティングを取り入れるほど主流となりました。
広告
広告とは、商品やサービスを広く認知させ、関心・興味を持たせる情報活動のことです。
企業がおこなうマーケティング活動のひとつとされています。
つまり、マーケティングの一部に広告が含まれているということです。
マーケティングは4つの要素で構成されている
マーケティング活動の基本は以下4つの要素に分けられ、各頭文字を取って「4P」と呼ばれています。
- Product(商品)
- Price(価格)
- Promotion(販売促進)
- Place(流通)
4Pの特徴は下記の通りです。
要素 | 特徴 |
Product(商品) | ・商品、サービスが持っている価値や機能のこと ・例:品質・色・デザイン・パッケージング・保証・アフターサービスなど |
Price(価格) | ・商品やサービスの価格に関することを指す ・例:標準価格・割引・支払い期限など |
Promotion(販売促進) | ・商品やサービスを広く認知してもらうための方法を指す ・例:広告・セールス・イベントなど |
Place(流通) | ・商品やサービスの流通経路・販売方法のこと ・例:標準価格・割引・支払い期限など |
商品やサービスの認知度をあげたり、利用・購入してもらったりするためには4Pそれぞれの領域で戦略を立て、ターゲットに対して効果的なマーケティングをおこなうことが大切です。
広告ではこんなマーケティングができる
広告は、大きくオンライン広告とオフライン広告の2つに分かれます。
広告 | 種類 |
オンライン広告 | リスティング広告 動画広告 SNS広告 |
オフライン広告 | テレビ・新聞・ラジオ・雑誌・折込チラシ セールスプロモーション広告(交通広告・デジタルサイネージなど) |
オンライン広告は、狙うターゲットにピンポイントで広告を表示させやすいのが大きなメリットです。
つまり、ターゲットをしっかり絞ったマーケティングができます。
オフライン広告は、例えば新聞や折込チラシなどであればエリアを絞ってマーケティングできます。
テレビや看板などであれば露出度が高いため、商品やサービスの認知を目的としたマーケティングが可能です。
オフライン広告については「オフライン広告のメリットや活用法、オンライン広告との違いを解説!」で詳しく説明しています。
マーケティングに使用する広告の種類
マーケティングに使用する広告にはさまざまな種類があり、昔からあるテレビや新聞などのマス広告を含め、近年ではインターネット広告も増えています。
広告の具体的な種類について、Web・紙とともに紹介しましょう。
マス広告
マス広告とは、テレビ・新聞・ラジオ・雑誌に掲載する広告のことです。
「マス」には「大衆・群衆」といった意味があることから、マス広告とは幅広い層に向けて一斉に訴求できる広告であることがわかります。
不特定多数の幅広い世代にアピールができるため、商品やサービスの認知度をあげるのに適しています。
信頼性や即効性が期待できることも大きなメリットです。
一方で、広告の掲載費用や制作費用が大きいというデメリットもあります。
セールスプロモーション広告
セールスプロモーション広告とは、販売促進のための広告です。
商品やサービスの認知度をあげるのではなく、購入・利用してもらうことを目的として使います。
例としては交通広告、駅や電車などの広告・チラシ・DM・看板などがあげられます。
例えば新商品のラーメンを、CMで見て知ったからといってすぐ「買おう!」とはなりません。
スーパーに並んでいるのを見たり、どれだけ美味しいのかを聞いたりすることで「買ってみようかな」と思うようになります。
顧客に「買ってみようかな」と思ってもらうために、イベントや実演販売するなど直接アピールするのが、セールスプロモーション広告です。
セールスプロモーションの種類は、主に以下3つがあります。
- イベントプロモーション
- インストアプロモーション
- キャンペーンプロモーション
インターネット広告
インターネット広告は、オンライン上に広告を出す方法のことです。
ユーザーが検索したキーワードに連動して表示されるリスティング広告や、成果報酬型と呼ばれるアフィリエイト広告などがあります。
他にも動画広告やSNS広告など、今の時代ならではの広告もあります。
リスティング広告
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!でユーザーが検索したキーワードに連動して表示される広告のことです。
下記の画像を見ると「手数料10%の……」のすぐ左上に「広告」という文字があります。
この表示がある広告がリスティング広告です。
引用:Google
広告料はユーザーが広告をクリックした場合のみ発生します。
低予算から出稿でき、顕在層と呼ばれる商品やサービスの購入・利用などを検討している人に向けてアプローチが可能です。
一方で専門知識が必要だったり、潜在層には向かなかったりといったデメリットもあります。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、成果報酬型広告とも呼ばれています。
Webサイトなどに広告を載せ、そのページを見た人が商品を購入したり会員登録をしたりなど成果があった際に広告料が発生する広告です。
アフィリエイターが個人ブログやサイトで宣伝記事を書くため、人件費を削減できます。
ただ、成果が発生するまでに時間がかかるため即効性がありません。
効果を出すには長い目で見る必要があります。
動画広告
動画広告とは、動画を広告として配信するものを指します。
YouTubeの視聴中に流れる広告が、動画広告としては有名です。
文字や画像だけの広告よりも、短時間で多くの情報がユーザーへ発信できることが大きなメリットです。
情報が多いと記憶にも残りやすいため、商品やサービスの購入・利用につながりやすくなります。
しかし、視聴者の心に響かないものであれば、スキップされてしまい視聴されない可能性があります。
SNS広告
SNS広告とは文字通り、Twitter・Facebook・InstagramなどSNSに配信する広告のことです。
ユーザーのプロフィール・趣味・好みなどを分析し、最適なターゲットを探してピンポイントに配信ができます。
広告感を出すことなく自然にタイムライン上へ配信できる一方で、魅力的で目立つものでないと流し見されてしまう可能性があります。
紙媒体でマーケティングではリピーターが獲得できる
紙媒体でマーケティングをおこなうのであれば、新規顧客ではなくリピーター獲得を目的として利用すると効果が期待できます。
紙媒体のメインターゲットは、50代以上のシニア層です。
シニア層は、ある商品やサービスを一度気に入ると他に目移りすることがあまりありません。
長く使い続ける傾向にあります。
現在、多くの企業はリスティング広告や動画広告、SNS広告などWeb媒体を中心にマーケティング施策をおこなっています。
しかしWeb媒体は新規顧客の獲得に強い一方で、リピーターにはつながりにくいという特徴もあります。
よって紙媒体でマーケティングをおこないたいと考えるのであれば、新規顧客の獲得よりもターゲットを絞ってのリピーター獲得に的を絞るほうが成功しやすいといえるでしょう。
紙媒体を使うメリットや活用法については「紙媒体が根強く残る理由!広告の種類と活用法を徹底解説」を参考にしてください。
目的によっては紙媒体でマーケティングをしたほうが効果的
今の時代、Web媒体でマーケティングをおこなう企業が多いため、紙媒体だと効果が期待できないのではないかと不安になりますよね。
紙媒体は、シニア層のリピーター獲得に効果が期待できます。
既存顧客に何度も商品やサービスを購入・利用してもらいたい場合に向いているのです。
目的によって、マーケティングに利用する媒体を選ぶようにしましょう。
またあわせて、広告とマーケティングの違いについても解説しました。
広告とマーケティングは混同されがちですが、それぞれ意味が違います。
意味の違いやそれぞれの種類、特徴を理解した上で活用しましょう。
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