EC広告の運用のコツとは?集客アップにつながる運用法を種類別に解説

「ECサイトで集客するためにWeb広告を使いたいが、運用方法がわからない」
「EC広告の運用のコツが知りたい」

ECサイトの集客数を増やすためにEC広告を始めたい、または始めたいが運用方法がわからないと悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。

広告費用や時間を無駄にしないためにも、うまく運用するためのコツは知っておきたいものです。

今回は、EC広告の運用のコツについて紹介します。
広告の種類別でも解説するため、この記事を読めばEC広告の運用に対して抱える不安を解消できますよ。

なお弊社では、通販事業の方向けに紙で広告を出すための展開パターンや、出稿までの流れ・準備について紹介しています。

詳しく知りたい方はぜひ「通販広告の出稿マニュアル」バナーをクリックして、資料をダウンロードしてください。

EC広告の種類ごとに運用のコツをチェック

EC広告で効果を得るには、うまく運用していかなければなりません。
ここでは以下のEC広告ごとに運用のコツを紹介します。

  • Googleショッピング広告
  • リスティング広告
  • アフィリエイト広告
  • SNS広告

また「EC広告費の決め方とは?目的別の予算設定方法を紹介!」では、広告費の決め方を詳しく解説しています。
EC広告についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。

Googleショッピング広告

Googleショッピング広告は商品画像・価格・店舗名の表示が基本です。
もし他にも似たような商品があれば、価格だけで判断されてしまう可能性があります。

価格以外で目をひかせるために、カテゴリの設定や画像、商品名を見直しましょう。

具体的な施策としては、男女兼用の服であれば男性と女性両方のカテゴリを設定したり、画像を変えたりなどです。

商品名を変更する場合は、前のほうへユーザーに見てもらいたいキーワードを入れましょう。
なぜなら検索結果画面に表示される商品名は、文字数に限りがあるからです。

例:タイトスカートの場合

  • ブランド名 無地 ロングタイトスカート 秋冬……
  • タイトスカート 春夏 ロングスカート……

もし改善のための施策をおこなってもクリック率があがらない商品があれば、掲載をやめてみましょう。
そして、広告効果が出ている商品に絞るのもひとつの方法です。

リスティング広告

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを利用して検索したとき、検索結果の上部に表示される広告です。
ユーザーがよく検索するキーワードをしっかり選定することで、クリック率をあげます。

リスティング広告は、キーワードを設定するときに「部分一致」にすると、CVとは関係ないキーワードでも広告が表示されてしまい、費用が余計にかかってしまいます。

「完全一致」にして上位表示させて、なるべく費用をかけずにCV率向上を狙いましょう。

ただし、売れにくいニッチな商品で効果をあげたい場合は「部分一致」にして「完全一致」のキーワードを除外します。

売れにくいからこそ部分一致にしたほうが検索に引っ掛かりやすく、クリック率もあげやすくなります。

また、広告文の改善もクリック率をあげる上で必要です。

「2000件の受注件数!」「駅から徒歩5分の好立地!」など、会社名よりも具体的な数字を入れてみましょう。
シンプルかつわかりやすい広告文を載せるほうがユーザーの興味もひけます。

例えば会社名が大きく載っていたり、訴求文がわかりにくい内容であったりする場合は改善したほうがいいでしょう。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告で効果を出すには、クリエイティブ部分で改善を施すことが大切です。

定期的にバナーリンクの画像を更新したり、広告紹介文に記載した商品詳細をもっとわかりやすく魅力的なものにしたりするなどして手を加えてみましょう。

ユーザーに「クリックしたい」と思ってもらうために、広告のクオリティをあげることが重要です。

キャンペーンや最新情報などをバナーに反映させれば、ユーザーの購買意欲もあげられるでしょう。

また、定期的にバナーや紹介文を更新すればアフィリエイターの掲載意欲があがり、掲載数の増加も期待できます。

SNS広告

SNS広告には主に、TwitterInstagramFacebookLINEがあります。
それぞれのSNSならではの運用ポイントを紹介しましょう。

Twitter

Twitter広告で集客をあげるには、鮮度の高いクリエイティブを用意することが大切です。
Twitterはリアルタイムで起きていることが話題になるものであるため、鮮度の高いクリエイティブを用意することで、広告効果をあげやすくなります。

また、出稿した広告を見たユーザーがリツイートすれば拡散されるため、ユーザーにとって価値の高いコンテンツであれば二次拡散が狙うことが可能。

多くリツイートされるよう、共感・共有されやすい内容のツイートを作りましょう。

Instagram

Instagram広告は、データをもとに機械やパソコンが自動で学習する「機械学習」によって、一人ひとりの利用者にあったコンテンツが表示されます。

Instagram広告の運用を始めたら、まずはCV件数を増やして機械学習をたくさんおこなわせることが重要です。
機械学習によって「費用対効果が高くなるパターン」が見えてきたら、効果がある広告に予算を使うといいでしょう。

Facebook

Facebook広告には13種類の広告フォーマットがあります。
アピールしたい商品の魅力が伝わるものを選んだほうが、より効果が期待できるでしょう。

例えば複数の商品を紹介したい場合は、投稿形式で横にスワイプできるカルーセル広告が最適です。
1投稿につき最大10個のコンテンツが載せられます。

間取りや部屋のイメージを伝えたい不動産系であれば、動画でPRできる動画広告があっています。

LINE

LINE広告には、静止画と動画の2種類があります。
どちらを使うにしても、種類を複数作成して配信しましょう。

それぞれの反応の違いを検証することで、より効率よく効果が得られます。

静止画の場合、作成費用は抑えられますが、伝えられる情報は限られてきます。
動画の場合、作成費用はかかるものの、伝えられる情報は多くユーザーの目もひきやすいです。

配信する広告の内容にあったものを選ぶようにしましょう。

また、ある程度CVがとれてきたら、類似配信機能を活用してみてください。
類似配信機能は、CVを獲得したユーザーと似ている人に広告を配信できる機能です。

効率よく潜在顧客を見つけられる機能であるため、自社が持っている顧客データなどもあわせて活用してターゲティングの精度をあげていきましょう。

EC広告すべてに通ずる4つの運用ポイント

EC広告を使って効果を狙う場合、EC広告の種類に関係なく覚えておくべき運用ポイントがあります。

  1. 自社にあった広告を選ぶ
  2. 広告のクオリティを高く保つ
  3. A/Bテストをおこなう
  4. 効果測定と改善をおこなう

ひとつずつ詳しく解説します。

①自社にあった広告を選ぶ

EC広告でECサイトへの集客をアップさせたいなら、さまざまなEC広告の中から商品や目的にあった広告を選ぶことが重要です。

例えば、多くのユーザーにサイトを訪問してもらうことが目的であればリスティング広告があっています。

商品やサービスの利用・購入よりもユーザーを増やしていきたい場合はSNS広告。
逆に購入者や会員登録者を増やしたい場合は、アフィリエイト広告が最適でしょう。

飲食やファッションなど視覚的に訴えるものが商材であれば、Instagram広告がおすすめです。

自社の商品や出稿する目的を考えた上で選べば、効果も期待できます。

EC広告の種類や特徴については、「ECサイトにおすすめの広告5種類!特徴や選び方も解説」で紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

②広告のクオリティを高く保つ

EC広告の効果は、広告のクオリティの高さによっても大きく変わるため、クオリティにこだわって制作したほうがいいでしょう。

デザイン性が高いことも重要ですが、高すぎると親しみやすさや温かみが感じられないものになってしまう可能性があります。

例えば、家族団らん・人の温かみなどが重要となる不動産系はデザインが高すぎると、あわないかもしれません。

広告に必要なのは、ユーザーに突き刺さるようなキャッチがあるか、色が使われているかなどのデザイン性だけではありません。
ECサイトが見やすいか・商品紹介がわかりやすいかなどの機能性も大切です。

同じようなデザインが続いてしまうとユーザーは飽きてしまいます。
定期的にテイストを変えつつ機能性もキープして、広告のクオリティを高い位置に保つことで、安定して集客を得られるでしょう。

広告の作成ポイントについては「広告の役割3つとは?制作のポイントについても徹底解説」でも紹介しています。

③A/Bテストをおこなう

同じ内容の広告であっても、色や訴求ポイントの見せ方によって印象は変わります。
見せ方がクリック数に影響することもあるため、A/Bテストをおこなうのもひとつの手です。

例えばバナー形式で表示されるディスプレイ広告であれば、デザインや訴求ポイントを変えた2つのバナーを用意しておき、何週間後か置きに変えて表示させます。

一番効果があったバナーを利用すれば、広告のクリック数やCV率を高められるでしょう。

また、A/Bテストをおこなうことで、どのようなバナーがユーザーに刺さりやすいかもわかるため、バナーのデザインをリメイクする際にも役立ちます。

④効果測定と改善をおこなう

EC広告で集客を目指す場合、効果測定と改善を繰り返して運用することが重要です。

Web広告であれば、アクセス数やクリック数などを瞬時に把握できます。
アクセスやクリックをしたユーザーの属性、アクセス数やクリック数が多い時間帯などを確認し、常に効果測定をおこないましょう。

効果測定と改善を継続的に繰り返していくことは、EC広告を運用する上でとても大切なことなのです。

新規顧客を獲得する方法は?具体的な4つの取り組み」では顧客の獲得へ向けてすべき具体策について解説しています。

EC広告運用のコツを知ってユーザーを集めよう!

EC広告は、ECサイトの集客アップを目的に出稿するため、うまく運用していかないと宝の持ち腐れになってしまいます。
広告ならではの特徴を知って運用していきましょう。

また、どのEC広告を使うにしても、高クオリティの維持・A/Bテスト・効果測定や改善は必須です。
何より、自社の商材にあった広告でないと効果は発揮しません。

EC広告をうまく運用すれば、ECサイトへの集客も見込めます。
運用のコツを知り、定期的に見直しをしながら集客を狙っていきましょう。

なお弊社では、通販事業の方向けに紙で広告を出すための展開パターンや、出稿までの流れ・準備について紹介しています。

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