EC広告の代理店を選ぶポイントは?おすすめの代理店6選

「EC広告を始めたい」
「現状より広告の効果をアップしたい」

EC広告を出稿する際に、何から始めればよいのかわからないと頭を悩ませている担当者は多いのではないでしょうか。

EC市場は拡大傾向にありますが、競争が激しく広告の運用も多様化しているため、なかなか効果が得られません。

EC広告の活用には、EC広告の知識とノウハウに基づいた広告の運用が必要です。

この記事では、EC広告の代理店を選ぶポイントを詳しく解説します。
おすすめの代理店を参考に、自社にぴったりの広告を検討しましょう。

なお弊社では、通販事業の方向けに紙で広告を出すための展開パターンや、出稿までの流れ・準備について紹介しています。

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EC広告における広告代理店の役割

EC広告における広告代理店の業務は、大きく4つあります。

  1. 広告主の目的や要望に沿って広告戦略を策定する
  2. 最適なメディアプランを作成する
  3. 広告配信先/掲載先に発注する
  4. 配信した広告の反響をみながら改善・最適化する

ここでは、専門的な知識が豊富なEC広告代理店の種類と、その役割について解説します。

EC広告代理店の種類

EC広告代理店は、4つのタイプに分けられます。

種類特徴具体例
紙媒体広告
  • 紙媒体を取り扱う
  • 雑誌広告
  • 新聞広告
  • 折り込みチラシ広告
  • ポスター
  • 看板 など
総合ネット広告
  • 幅広い広告媒体を取り扱う
  • 企画から制作までを総合的に手掛ける
  • さまざまなメディアに対応
特化型ネット広告
  • 特定のメディアに特化した広告を扱う
  • ディスプレイ広告
  • SNS広告
  • 記事広告
  • アフィリエイト広告
  • リターゲティング広告
  • リスティング広告
  • アドネット広告 など
ハウスエージェンシー
  • 特定企業の広告を専門に手掛ける
  • 大企業の宣伝部
  • 子会社 など

EC広告の代理店は、以下のような企業にとって必要不可欠な存在です。

  • EC広告をどこに/どのように出したらよいかわからない
  • 自社広告を作ってみたけど、審査が通らない など

広告の出稿方法がわからなくても、広告の運用を代行してもらえます。

EC広告に関しては、こちらの記事もご確認ください。
>>広告の役割3つとは?制作のポイントについても徹底解説

EC広告代理店に依頼しないケース

EC広告代理店に依頼しないケースは、2通り考えられます。

  • インハウス運営
  • フリーランスに発注
特徴メリットデメリット
インハウス運営広告の立案から運用まですべて自社でおこなう体制のこと
  • 社内にノウハウを蓄積できる
  • 自社サービスを含む業界の知識を運用に反映させやすい
  • 代理店手数料がかからない
  • スピード感のある運用ができる など
  • 最新の情報や運用ノウハウを自社でキャッチしなければならない
  • 代理店経由でしか実施できない新しいシステムは運用できない
フリーランスに発注広告の運用に関わる業務を代理店に委託する体制のこと
  • 希望の制作者を指名できる
  • コストを抑えられる
  • 連絡が取れなくなる
  • 対応できる分野の判断が難しい など

EC市場の拡大により、競争が激しくなっています。
自社に合った方法で広告を運用しましょう。

EC広告の運用を代理店にお願いするメリット5つ

EC広告の運用を代理店にお願いするメリットはたくさんあります。

以下のような企業は、代理店に運用を代行してもらった方がよいかもしれません。

  • これからEC広告を始める
  • 今よりも広告の効果を高めたい など

ここでは、EC広告の運用を代理店に依頼するメリットを紹介します。

①効率的に広告を配信できる

EC広告の運用には、さまざまな業務があります。

  • 広告の目的や目標の設定
  • 広告媒体の選定
  • ターゲット設定
  • 予算管理
  • 配信スケジュール策定
  • 広告配信の測定効果
  • 改善策の提案と実施 など

広告の実績やノウハウをもっていまる代理店にお願いすれば、トータルかつ効果的な広告運用が可能です。

紙媒体の広告代理店を選ぶポイントに関しては、こちらをご確認ください。
>>紙媒体の広告代理店を選ぶポイントは?おすすめの代理店7社

②人件費を削減できる

EC広告の運用を代理店に依頼しない場合、人材の教育に費用がかかります。

  • 専門知識を有する人材を育成する
  • 社内でEC広告の運用担当を決める など

代理店に匹敵する運用をするためには、ある程度の予算が必要です。

一方、EC広告の運用を代理店に依頼すると、人件費を抑えられます。

③最新の技術を駆使できる

EC広告の運用には、新しい技術やサービスの導入が必要不可欠です。

  • 広告媒体の変動
  • 競合他社の動き
  • 最先端のアプローチ方法 など

インハウス運営による情報収集には限界があります。

最前線で運用に携わる代理店にお願いして、情報を共有してもらいましょう。

④客観的な意見を取り入れた改善ができる

EC広告の運用で重要なのは、スピード感のある改善です。

EC広告で集客したユーザーがECサイトを閲覧した際、ストレスを感じるポイントを見極められないと購入・契約につながりません。

インハウス運営では、どうしても自社に偏った視点から判断してしまいがちです。

代理店に依頼して、第三者の視点から的確なアドバイスをもらいましょう。

  • 競合他社の事例からヒントを得た改善点
  • 運用実績から判断したアドバイス
  • ユーザー目線の分析 など

客観的な視点を取り込むことにより、ユーザーフレンドリーなEC広告を配信できます。

⑤本業に集中できる

EC広告のインハウス運営は、思いのほか時間を費やしてしまいがちです。

知識の習得やリサーチに気を取られて、本業がおろそかになってしまうこともあります。

  • 新たな商品・サービスの開発
  • 既存商品・サービスの改善 など

EC広告の運用を代理店にお願いして本業に集中した方が、集客力がアップする可能性が高まります。

EC広告の運用を代理店にお願いするデメリット3つ

EC広告の運用を代理店にお願いするメリットはたくさんあります。
しかし、デメリットがあることも忘れてはいけません。

ここでは、EC広告の運用を代理店にお願いするデメリットについて解説します。

①広告のノウハウが蓄積しにくい

EC広告の運用を代理店にお願いすると、本業に集中できます。

ただし、すべての運用をお願いしてしまうため、広告のノウハウは蓄積しません。

将来的にインハウス運営を検討している場合は、以下のような対策を立てる必要があります。

  • EC広告の担当スタッフを配置する
  • 代理店からのレポートを自社内で展開する
  • 自社で広告効果の測定/分析をおこなう など

代理店に運用をお願いしている期間に、広告のノウハウを蓄積する環境作りを心がけましょう。

②自社運営に比べて変更がしにくい

インハウス運用に比べて、広告の細かな変更がしにくいのがデメリット。

たとえば「A/Bテスト」をする場合、代理店を経由するため実施までに時間がかかってしまいます。

以下の点に注意して、デメリットを回避してみてはいかがですか?

  • あらかじめ、どのくらいの期間がかかるのかヒアリングしておく
  • 代理店がどの程度の個別対応が可能か把握する
  • 担当者とのコミュニケーション方法を見直す
  • リスクを想定した研修を実施する など

③手数料が発生する

当然のことですが、代理店にEC広告の運用を依頼すると費用が発生します。

  • 広告の出稿費用
  • 代理店に対する手数料

代理店に対して支払う手数料を把握していないと、広告費を捻出できません。

EC広告をお願いする際は、以下の点に注意しましょう。

  • 事前に手数料を含めた予算を把握する
  • 複数の代理店で費用を比較・検討する など

また、社内の経営層に事前に相談し、必要な予算を確保することが大切です。

EC広告の代理店を選ぶポイント3つ

企業の未来を担う代理店とは、長い付き合いになります。

EC広告の代理店を選ぶ際は、下記のポイントに注意しましょう。

  1. 同じEC広告分野で運用実績がある
  2. 担当者の経験値が高い
  3. 定期レポートが充実している

それぞれのポイントを詳しくみていきましょう。

①同じEC広告分野で運用実績がある

EC広告の代理店を選ぶ基準のひとつは、運用実績です。

以下のような点において、実績のある代理店を選びましょう。

  • 全分野において実績がある
  • 自社と同じビジネス分野の実績がある
  • 広告のノウハウが豊富である など

広告を出稿する目的は、商品やサービスの売上アップです。

自社に最適な媒体における実績をしっかり確認することが大切です。

また、EC広告の代理店を選ぶポイントに関しては、こちらの記事も参考にしてください。
>>通販の広告代理店を選ぶコツは?おすすめの広告代理店6選

②担当者の経験値が高い

EC広告の運用には、代理店の担当者との密なコミュニケーションが必要不可欠です。

スムーズに運用するために、以下の点をチェックしておきましょう。

  • 連絡方法
  • 対応可能な時間帯
  • 担当者の保有資格 など

事前にコミュニケーションの方法をイメージしておくことが重要です。

③定期レポートが充実している

EC広告は出稿して終わりではありません。

継続的に効果測定と改善を繰り返しながら運用していく必要があります。

代理店を選ぶ際は、改善に必要不可欠な定期レポートの充実度をチェックしましょう。

  • 定期レポートをもとに、PDCAサイクルを回せるかどうか
  • 「CPA」「ROAS」などの費用対効果は明確か など

費用対効果に関しては、こちらの記事をご確認ください。
>>ROASとROIの違いは?計算式と改善策を解説します!

EC広告に強いおすすめの広告代理店6選

EC広告の運用を依頼する際は、広告代理店の特徴を押さえておく必要があります。

  • どのようなEC広告に強いのか
  • 大まかな予算
  • 広告代理店の特徴 など

また「紙媒体の広告」なのか「ネット広告」のどちらが最適なのか見極めることも大切です。

ここでは、おすすめの広告代理店をピックアップして紹介します。

株式会社J&YOU(ジェイアンドユー)

出典:株式会社J&YOU(ジェイアンドユー)

株式会社J&YOU(ジェイアンドユー)は、新聞社PR誌(拡販誌)や情報誌など、紙媒体の広告を中心に扱う広告代理店です。

株式会社J&YOU(ジェイアンドユー)の強み
  • 新聞社PR誌の広告マーケットシェア65%を占める
  • 綴じ込みハガキのアイデアを導入している
  • 大手広告会社にない柔軟性とこだわりをもっている
  • 広告枠から、販売・進行まで一括で管理している

株式会社J&YOU(ジェイアンドユー)は、以下のような企業におすすめです。

  • 紙媒体で実績のある会社にお願いしたい
  • 新聞と一緒に配布できる拡販誌を出稿したい
  • 新たな広告の出稿を検討している
  • 柔軟性のある提案が欲しい

紙媒体の広告代理店を選ぶポイントに関しては、こちらをご確認ください。
>>紙媒体の広告代理店を選ぶポイントは?おすすめの代理店7社

②Hameeコンサルティング株式会社

Hameeコンサルティング株式会社

Hameeコンサルティング株式会社は、EC広告を含むEC運営全体をサポートしています。

取り扱う媒体は、以下の通りです。

  • リスティング広告
  • リターゲティング広告
  • Googleショッピングリスト広告
  • アフィリエイト広告
  • モール内広告 など
Hameeコンサルティング株式会社の強み
  • 契約期間が1ヵ月単位で設定できる
  • サイト解析やレポート作成を無料でお試しできる
  • 月額固定料金(月額6万円から)なので、予算の確保がしやすい

少ない予算でEC広告の運用をスタートしたい企業におすすめです。

③インターネット広告代理店アイレップ


インターネット広告代理店アイレップ

株式会社アイレップは、インターネット広告に特化した博報堂DYホールディングスの子会社です。

以下の媒体を取り扱っています。

  • 動画広告
  • SNS広告
  • ディスプレイ広告
  • リスティング広告
  • SEO
  • アフィリエイト など
株式会社アイレップの強み
  • 検索連動型広告やネイティブ広告のコンサルティングに定評がある
  • 国内最多のGoogle 広告有資格者が在籍している
  • 国内外で多くの広告賞を受賞したクリエイター陣が在籍している
  • 国内最優秀賞を3部門で受賞した

多様なEC広告を活用して集客効果を実感したい企業におすすめです。

④株式会社ND&


株式会社ND&

株式会社ND&は、SNSの運用・コンテンツ制作に強い広告代理店です。

以下のような媒体を取り扱っています。

  • SNS広告
  • リスティング広告
  • アフィリエイト広告
  • DSP広告
株式会社ND&の強みの強み
  • SNSを活用した提案と、コンテンツの制作までサポートしている
  • ECサイトのアクセス解析を徹底している
  • A/Bテストの提案と実施もサポートしている

株式会社ND&は、SNSを積極的に活用したい企業におすすめです。

⑤株式会社アイエムシー(IMC)


株式会社アイエムシー(IMC)

株式会社アイエムシー(IMC)は、リスティング広告を活用したネット集客に定評のある広告代理店です。

以下の媒体を取り扱っています。

  • リスティング広告
株式会社アイエムシー(IMC)の強み
  • Google認定パートナーである
  • Yahoo!プロモーション広告の正規代理店
  • 広告の運用経験は10年以上なので、広告に関するノウハウが豊富
  • 資格をもった専門家が、専任で担当する

株式会社アイエムシー(IMC)は、運用しているリスティング広告にイマイチ効果を実感できていない企業におすすめです。

⑥マーケティングパートナー株式会社

マーケティングパートナー株式会社

マーケティングパートナー株式会社は、ECサイト運用全般の代行を依頼できる広告代理店です。

以下の媒体を取り扱っています。

  • リスティング広告
  • DSP広告
  • アフィリエイト広告
  • リターゲティング広告
  • SNS広告
  • 動画広告 など
マーケティングパートナー株式会社の強み
  • ECサイトの運営全般の代行を依頼できる
  • KPI設定とアクセス解析に基づくレポートを月次で作成してもらえる
  • 自社ECサイトの運営による独自のノウハウを蓄積している

マーケティングパートナー株式会社は、サイトの運用まで依頼したい企業におすすめです。

自社に最適なEC広告代理店を選んで集客力をアップしよう!

この記事では、EC広告の代理店を選ぶポイントを詳しく解説しました。

EC広告の活用には、EC広告の知識とノウハウに基づいた広告の運用が必要です。

「EC広告を始めたい」「現状より広告の効果をアップしたい」企業は、広告代理店への依頼を検討しましょう。

代理店を選ぶポイントは、3つあります。

  1. 同じEC広告分野で運用実績がある
  2. 担当者の経験値が高い
  3. 定期レポートが充実している

EC広告だからといって、ネット広告だけではありません。
紙媒体の広告代理店だからこそ、相性がよい場合もあります。

自社のニーズに合ったEC広告代理店に依頼して、集客力をアップさせましょう。

なお弊社では、通販事業の方向けに紙で広告を出すための展開パターンや、出稿までの流れ・準備について紹介しています。

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