毎日新聞の広告の料金とは?種類や特徴を紹介

毎日新聞は今ある日刊紙の中で、最も長い歴史を持つ権威ある新聞です。
そのため、毎日新聞に新聞広告を出してみたいと考える人も多いのではないでしょうか。

とはいえ、具体的な読者層や論調など、分かりにくいことが多いですよね。
今回は、毎日新聞の特徴と、広告の料金について解説。

新聞広告を出す際に必ず必要になる「段」の概念についても紹介するので、ぜひ最後まで読んでください。

また弊社では、新聞広告の効果や成功事例、出稿方法などを解説しています。

詳しく知りたい方はぜひ「新聞広告の解説本」バナーをクリックして資料をダウンロードしてみてください。

新聞広告とは新聞の紙面に掲載する広告

新聞広告とは、新聞の紙面に掲載する広告を指します。

この章では、新聞広告のメリット・デメリットと、新聞特有の「段」について紹介。

新聞広告の基本を押さえて、広告の計画立てに役立てましょう。

新聞広告のメリット

まずは新聞のメリットから紹介。

新聞には、以下の4つのメリットがあります。

  • 高齢者層へアプローチ
  • 高収入層へアプローチ
  • 高い世帯カバー率と即日性
  • ブランディング効果が高い

近年は30代以下の若者向けの施策を打ち出している新聞も多いものの、基本的には読者の多くが60代以上の高齢者です。
そのため、高齢者や経済的に余裕のある層をターゲットとした広告にはぴったりの媒体と言えます。

また、新聞の多くがエリアごとに支社を持ち、一斉に各家庭に配布するため、世帯カバー率と即日性が高いのもポイント。

新聞が持つ権威性と信頼性を活かした広告を出して、自社のブランディングにも力を入れましょう。

高齢者や富裕層をターゲットとしたマーケティングの方法は、以下の記事で詳しく紹介しています。

新聞広告のデメリット

新聞広告にはメリットが多い一方、以下の3つのデメリットもあります。

  • 若年層へのアプローチが難しい
  • 細かいターゲティングができない
  • 効果判定が難しい

一般的に、新聞の読者で最も多い年齢層は60代以上のため、若年層に絞ったアプローチがしにくいデメリットがあります。

世帯ごとに一斉に配布される分、趣味や興味にあわせた細かいターゲティングも大変な傾向も。

また、インターネット広告のような、ユーザーの属性や行動の把握も難しいです。

しかし、企業ホームページのQRコードや、新聞限定クーポンなどを印刷することで、そこからどれだけの反応があったか調べることは可能です。

紙媒体での効果測定の詳しい方法は「紙広告で効果を得るには?効果測定の方法も併せてご紹介」を参考にしてみてください。

新聞広告特有の「段」とは?

段とは、新聞広告の独自の概念であり、広告を掲載するブロックのサイズを表します。

新聞広告を出す際は、ほとんどの場合で段を使うため、実際に出稿の問合せをする前にかならず把握しておきましょう。

基本的には、新聞は15段で構成されるものの、最近は12段の新聞も見られるようになりました。

15段で構成された新聞の場合は、紙面の縦15分の1が1段。
横1行全て使う際は、全〇段、半分使う場合は半〇段と呼ばれます。

段の詳しい解説は、「新聞広告の費用はいくらかかる?料金プランの仕組みを丁寧に解説」を参考にしてみてください。

毎日新聞の特徴

引用:毎日新聞

この章では、毎日新聞の以下の3つの特徴について解説していきます。

  • 販売部数
  • 読者層
  • 論調の特徴

ぜひ新聞を選ぶ際に役立ててくださいね。

販売部数は大阪本社版の方が多い

全国版の販売部数は、朝刊で約225万部、夕刊で約65万部

朝日新聞や読売新聞ほどではないものの、日本経済新聞や産経新聞よりも販売部数が多く、五大紙のなかでも存在感を見せています。

発行社ごとの詳しい部数は、以下の通りです。

大阪本社版約90万部約38万部
東京本社版約88万部約21万部
西部本社版約7.6万部約3.9万部
中部本社版約7.6万部約2万部
北海道支社版約2.4万部

毎日新聞の場合、東京本社版よりも大阪本社版の方が販売部数が多いのが特徴的です。

エリアごとに広告を出す際は、ぜひ参考にしてみてください。

引用:毎日新聞 配布エリア・販売部数

読者層は高齢者の割合が多い

毎日新聞の年齢層は、60代が最も多いです。
また、他紙と比べて70~74歳の割合が高いことから、読者層のメインは高齢者といえます。

そのためか、個人の平均年収は100~300万円未満の層が最も多いですが、他紙と同様に、一定数の富裕層にも支持されています。

読者の主な興味は、政治や社会福祉などです。
一戸建てに住む人が多く、リフォームや住宅設備機器などの広告に関心を示しやすい傾向があります。

引用:毎日新聞 読者データ

長い歴史をを持つ毎日新聞の論調

毎日新聞は1872年に東京の浅草で創刊し、現存する日刊紙の中で最も長い歴史を持っています

3年後の1875年には世界で初めて新聞の戸別配達を開始。
過去には原敬、芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)、新渡戸稲造(にとべいなぞう)、井上靖(いのうえ やすし)などの著名人が在社し、スポーツから文化まで様々な事業を展開しました。

現在では「言論の自由独立と真実の報道を貫く」ことを編集の基本方針とし、民主主義や世界平和などを尊重した報道を目指しています。

毎日新聞は、新聞協会賞(編集部門)を最多の32回受賞するなど、ジャーナリズムにも定評があります。

毎日新聞の主な6つの広告

毎日新聞には、主に以下の6つの広告を出すことができます。

  1. 記事下広告
  2. 書籍・出版物広告
  3. 雑報広告
  4. 臨時物広告
  5. マルチ展開広告
  6. 意見広告

この章では、それぞれの広告の特徴について解説していきます。

①記事下広告

記事下広告とは、各紙面の記事の下に掲載される広告です。

通常、段ごとに料金が決められています。

毎日新聞では、朝刊、夕刊それぞれエリアごとに料金が分かれており、使用する色の数や、形など、様々な種類から選択が可能です。

記事下広告を活用する際は、キャッチコピーやデザインを工夫し、読者の目に留まるようにしましょう。

新聞広告の効果的なデザインについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

②書籍・出版物広告

毎日新聞では、書籍や出版物のための広告枠を用意しています。

一面では、書籍や雑誌のカテゴリーごとに3段分のスペースがあり、広告の内容に合わせたスペースに出稿が可能です。

トップニュースと同じ面に掲載されるため、存在感のある広告を出せます。

また一面以外にも、毎日新聞では以下の面で出版物に関する広告枠があります。

  • 日曜日 書評面
  • ブックウォッチング(第1水曜日 東京・大阪朝刊)
  • 本はともだち(第4水曜日 全国朝刊)

「日曜日 書評面」では、ボリューム感のある書評や、作家インタビューなど、本好きにはたまらない情報を発信しています。

また、「ブックウォッチング」では本に関するイベント情報など、「本はともだち」では児童書などを取り扱っています。

③雑報広告

毎日新聞では、スペースが全1段未満の広告を雑報広告としています。

「毎日新聞」の題字の下や、記事中など、様々な場所に枠が用意されており、以下の面に掲載が可能です。

  • 朝刊・夕刊一面
  • 朝刊 くらしナビ面
  • 朝刊 碁将棋中
  • 朝刊 BSラジオ面
  • 朝刊・夕刊 社会面
  • 朝刊・夕刊 テレビ番組面

小スペースではあるものの、「毎日新聞」の題字の下や、テレビ欄など、読者の注目度の高い場所にも掲載できるのがポイントです。

④臨時物広告

臨時物広告とは、緊急時に出される以下のような広告です。

  • リコール社告
  • 消費者へのお詫びや告知
  • イベント会場の変更
  • 災害・大火事などへのお見舞い
  • 訃報

毎日新聞では朝刊、夕刊共に掲載でき、広告の内容やサイズなどによって価格が定められています。

⑤マルチ展開広告

大型スペースから、記事中の小型スペースまで、紙面の広告スペースをすべて利用した広告です。

様々な面で同じ企業、サービスの広告を一度に出すことで、読者にインパクトを与えることができます。
全てのスペースで色やデザインを統一して、読者が一目でマルチ展開広告だとわかるよう工夫しましょう。

⑥意見広告

意見広告とは、企業や個人などが、幅広いテーマに関して意見を表明する広告です。

毎日新聞では、様々な大手企業などが、業界や社会のニュースに関して意見広告を出し、その度に話題になってきました。

実際にSNSで話題になった意見広告については、「新聞広告で話題になった事例9選!SNSで拡散された例も」でも紹介しています。

毎日新聞の広告料金

この章では、参考までに毎日新聞の記事下広告の基本料金を紹介していきます。

新聞広告は、エリアや掲載される箇所によって料金が大きく異なります。

そのため、最新の情報や詳しい料金については、毎日新聞の公式HPにてご確認ください。

また、他社との広告料金の比較については「新聞広告の費用はいくらかかる?料金プランの仕組みを丁寧に解説」を参考にしてみてください。

記事下広告の基本料金

●朝刊

版 別1.0cm×1段社会面(1.0cm×1段)
東 京52,100円65,000円
北海道6,700円
大 阪37,100円41,000円
中 部9,300円10,300円
西 部17,100円19,000円
全国版108,000円119,000円

●夕刊

版 別1.0cm ×1段
東 京35,600円
大 阪28,000円
中 部5,700円
西 部8,800円
全域版69,500円

引用:毎日新聞

※2021年6月13日時点での料金です。掲載前には必ず各新聞社の公式HPにてご確認下さい。

長い歴史を持つ毎日新聞での広告出稿を事業に活かそう

毎日新聞の特徴と、代表的な広告料金を紹介しました。

毎日新聞の全国版の販売部数は、朝刊で約225万部、夕刊で約65万部

「言論の自由独立と真実の報道を貫く」ことを編集の基本方針とした記事を発表しています。

また、主に以下の6つの種類の広告を出すことができます。

  • 記事下広告
  • 書籍・出版物広告
  • 雑報広告
  • 臨時物広告
  • マルチ展開広告
  • 意見広告

実際に新聞広告を出す際は、毎日新聞の公式HPにて最新の料金を確認してみましょう。

毎日新聞と他の大手の新聞社との比較は、「五大紙とは?大手新聞社の種類と特徴を詳しく解説」を参考にしてみてください。

なお弊社では、新聞広告の効果や成功事例、出稿方法などを解説しています。

詳しく知りたい方はぜひ「新聞広告の解説本」バナーをクリックして資料をダウンロードしてみてください。

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