オフライン広告の種類やメリットを解説!オンライン広告との違いは?

「広告」と聞いたとき、街中で見かける「大きな看板」やポストインされた「チラシ」と答える方も多いのではないでしょうか。

オフライン広告には、さまざまなメディアがあります。

  • 雑誌広告
  • 新聞広告
  • フリーペーパー
  • チラシ など

商品やサービスのPRには、オフライン広告とオンライン広告のどちらが効果的なのでしょうか。

この記事ではオフライン広告とオンライン広告の「メリット・デメリット」のほか、広告の活用方法について詳しく解説していきます。

また弊社では、紙媒体の広告を出稿をご検討の方に「紙媒体広告の戦略本」を紹介しています。

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オフライン広告とオンライン広告の違い

インターネットやSNSが普及した現代の広告には、大きく分けて2種類あります。

  1. オフライン広告
  2. オンライン広告

両者には、どのような違いがあるのでしょうか。

オンライン広告とオフライン広告の違いについて、詳しく解説していきます。

オフライン広告とは

オフライン広告とは、インターネットを介さずに企業が商品やサービスの宣伝を行う広告です。

オフライン広告には、以下のような種類があります。

  • テレビ
  • 雑誌
  • 新聞
  • ラジオ
  • 交通広告
  • 屋外広告
  • デジタルサイネージ など

インターネットの普及に伴いオフライン広告は減少傾向にありますが、オフライン特有のメリットもあるため、現在でも広告として使われています。

オンライン広告とは

オンライン広告とは、インターネットを介して企業が商品やサービスの宣伝を行う広告です。

「インターネット広告」や「デジタル広告」と呼ばれます。

オンライン広告の主な種類は次の通りです。

  • リスティング広告
  • バナー広告
  • ネイティブ広告
  • アフィリエイト広告
  • SNS広告 など

パソコンはもちろん、以下のようなデバイスに表示される広告もオンライン広告に含まれます。

  • 携帯電話
  • スマートフォン
  • タブレット型端末

インターネットの普及により、オンライン広告は増加傾向にあります。

オフライン広告のメリット3つ

オフライン広告には、3つのメリットがあります。

  1. エリアを絞り込んだ配信が可能
  2. 露出が保証されている
  3. 知名度や企業イメージが向上する

それぞれ詳しくみていきましょう。

①エリアを絞り込んだ配信が可能

オフライン広告は、広告を出稿するエリアを絞り込んだ配信が可能です。

アプローチしたいエリアに向けて、重点的に広告を出せるので大きな効果が期待できます。

例えば、新規オープンしたばかりの店舗をPRする際は、店舗を基準に近隣エリアへ向けて広告を出してみましょう。

店舗や企業が行う地域密着型の広告には、以下のような種類があります。

  • 雑誌広告
  • 新聞広告
  • フリーペーパー
  • DM
  • チラシ
  • ポスター など

駅や店舗など、日常生活の中でよく見かけるのはオフライン広告です。
用途に応じて、伝えるべきことがしっかり反映できる媒体を選定しましょう。

②露出が保証されている

オフライン広告は露出が高く、多くの人に訴求できるのが特徴です。

特に4大マスメディアは、影響力があります。

  1. テレビ広告
  2. 雑誌広告
  3. 新聞広告
  4. ラジオ広告

また、以下のような地域密着型の広告も生活の中で目につきやすい傾向があります。

  • フリーペーパー
  • DM
  • チラシ
  • ポスター など

インターネットを介さないオフライン広告は、オンライン広告ではアプローチしにくいシニア層にもリーチしやすく、露出が保証されています。

シニア層の広告についてさらに詳しい内容は「シニアマーケティングとは?戦略的なポイントやペルソナを解説」の記事を参考にしてください。

③知名度や企業イメージが向上する

一度に多くのターゲットに向けたアピールができるオフライン広告は、以下のような効果が期待されています。

  • 知名度アップ
  • 企業のイメージ向上

「雑誌〇〇に掲載されました」「テレビ番組〇〇で紹介されました」といった宣伝も、ブランディングの一環です。

オンライン広告では届きにくいリーチ層まで、しっかりアプローチできます。

「20代女性」や「40代男性」など、商品やサービスに合わせて属性の高いメディアへ広告を出稿しましょう。

また、影響力のあるタレントやアーティストの起用も、企業のイメージ向上やブランディングに有効です。

ブランドの広告については「ブランド広告とは?レスポンス広告との違いを詳しく解説!」の記事を参考にしてください。

オフライン広告のデメリット3つ

オフライン広告には、以下のようなデメリットが考えられます。

  1. 費用が高額なケースが多い
  2. 商品によって向き不向きがある
  3. 効果測定が難しい

では、詳しくチェックしていきましょう。

①費用が高額なケースが多い

幅広い層にアプローチできるオフライン広告ですが、メディアによっては制作費用が高額になるケースがあります。

特に伝統的な広告手法である4大マスメディアは「製作費+α」の費用が高騰しやすいため、注意が必要です。

媒体料金の名称製作費
テレビCM放映料金1回15秒~の値段
雑誌掲載料金場所・色・サイズにより異なる
新聞掲載料金全国紙・朝刊夕刊・地域・サイズにより異なる
ラジオ放送料金1回20秒~の値段

一度制作したオフライン広告は簡単に修正できないため、変更内容が多い場合は手間とコストがかかってしまいます。

とはいえ、オフライン広告を自社制作すれば、費用を抑えることも可能です。

WordやPowerpointでチラシやDMなどの作成ができます。
印刷代はかかりますが、デザインにかかる費用を抑えられ、コストダウンにつながります。

チラシの費用に関しては「費用対効果は抜群!?成功に導く新聞折り込みチラシ設計」の記事を参考にしてください。

②商品によって向き不向きがある

オフライン広告は、ある程度ターゲットを絞った場所や人に対して、情報を発信するのに適しています。

媒体広告の種類
テレビ広告新商品のPR
新聞広告シニア層へ向けた商品やサービス
雑誌広告ターゲットを絞った商品のタイアップ記事
ラジオ広告音声のみで魅力が伝わる地域密着型の商品やサービス
交通広告通勤・通学中の人へ向けた反復広告
フリーぺーパー特定の地域でPRしたい商品やサービス

しかし、商品やサービスによっては、オフライン広告が不向きのケースもあります。
広告を検討している商品やサービスが、オフライン広告に適しているのか見極めることが大切です。

③効果測定が難しい

オフライン広告は、オンライン広告に比べて効果測定が難しく、費用対効果が見えにくいといわれています。

しかし、以下の2点に注目することで、ある程度の効果測定ができます。

  1. 直接効果・・・テレビCMを見て商品・サービスを購入する
  2. 間接効果・・・テレビCMを見て商品・サービスのWebサイトへ行き、サイトで購入した

さらに以下の3点を基準にすると、一歩踏み込んだ効果測定もできます。

  1. 広告を出稿する前後の購買数・登録者数の比較
  2. 広告を出稿した地域と出稿していない地域の購買数・登録者数の比較
  3. 商品やサービスの認知度が広告の出稿により向上したかのアンケート調査

また現在では、オフライン広告の効果測定もデータ化できるようになってきました。

効果測定が難しかったオフライン広告ですが、今後はもっと精度の高い効果測定が可能になるでしょう。

オンライン広告のメリットとデメリット

オンライン広告には、3つのメリットがあります。

  1. 料金プランが幅広い
  2. 効果測定をしやすい
  3. ターゲットを絞りやすい

また、3つのデメリットも想定されます。

  1. 広告媒体の選定が難しい
  2. 運用にスキルが必要
  3. 企業イメージがダウンすることがある

ここでは、メリットとデメリットを詳しく確認しましょう。

オンライン広告のメリット

オンライン広告は、出稿する広告の種類によって料金が異なります。

種類内容料金が発生するタイミング
インプレッション課金ディスプレイ広告・DSP・ーシャルメディア広告出稿した広告が表示された回数に応じて料金が決まる
クリック課金リスティング広告・ディスプレイ広告・アドネットワーク広告表示された広告をユーザーがクリックするごとに料金が発生する
配信課金SNS広告LINEやメールマガジンに広告の掲載を依頼して、1通配信ごとに課金される
エンゲージメン配信課金と課金ソーシャルメディア広告・アドネットワーク広告シェア(リツイート)やフォロー、クリックなど、ユーザーのアクションが起きるたびに課金される
成果報酬アフィリエイト広告を見たユーザーがリンクをクリックして、商品やサービスを購入すると報酬が発生する
視聴課金YouTube・動画広告動画が視聴されると課金される

料金プランが幅広いので、最適な方法を選択できます。

また、オンライン広告は効果測定をしやすく、出稿した広告に関するデータの可視化も可能です。

考えられる効果測定は、以下の3つがあります。

  1. インプレッション数・・・広告が表示された回数
  2. CTR・・・広告がクリックされた割合
  3. CVR・・・商品やサービスが購入された割合

これらの効果測定を参考に、配信内容の変更が手軽にできるのもポイントです。

ターゲットを絞り、ユーザーの行動データを測定することで、無駄のないアプローチが期待できます。

オンライン広告のデメリット

オンライン広告の費用効果を高めるためには、Webマーケティングの知識が必要です。

知識が乏しいと、ターゲットの選定や運用後の効果測定も難しくなってしまいます。

また、集客を狙ったオンライン広告を出稿するには、商品やサービスに合わせた広告媒体を選定しなければなりません。

ターゲットを誤った広告の出稿は、企業のイメージダウンにつながるケースもあります。

  • しつこく広告が表示されてうっとおしい
  • 動画再生中に何度も興味がない広告が表示された

ユーザーに苦痛を与えるような広告を出稿しないように注意しましょう。

また、年間売上げの5%~10%を広告費に設定することが一般的です。
しっかりと広告に対しての予算を組み、配信方法をしっかり検討しましょう。

オフライン広告の種類と活用法4つ

オフライン広告には、さまざまな種類があります。

ここでは、以下の12種類について活用方法を詳しく紹介します。

  1. テレビCM
  2. ラジオCM
  3. 雑誌広告
  4. 新聞広告
  5. 交通広告
  6. 屋外広告
  7. デジタルサイネージ
  8. エレベーター広告
  9. イベント
  10. フリーペーパー
  11. DM
  12. 同梱広告

さっそくみていきましょう。

①テレビCM

テレビCMとは、番組中や番組と番組の間に放送される動画広告のことです。

近年ではWeb広告に押されていますが、今でも強大な影響力を持っているのがテレビCMです。

老若男女を問わず幅広い層に短時間で届けられるため、商品を問わず利用できる広告媒体といえます。

テレビCMを出稿するまでに審査を経ていることから高い信頼性があり、テレビCMを出しているとブランディングに大きな効果が得られます。

②ラジオCM

ラジオは、車の運転や家事・作業などをやりながら聴いている人が多いのが特徴です。

ラジオCMは、番組のリスナーに何度も聴いてもらって、刷り込み効果を狙うのに適しています。

「引っ越しといえば〇〇社」「車の買取なら〇〇社」のように覚えてもらうと、サービスが必要になったときに思い出してもらえる可能性があります。

ラジオを聴いている層は時間帯によって異なるため、広告効果を得るには商品やサービスによってマッチする時間帯を精査する必要があるでしょう。

③雑誌広告

雑誌広告は、読者の趣味嗜好や年齢層が絞られているため、ターゲットに合った商品やサービスを宣伝するのに適した媒体です。

定期的に購入している読者は、何度も読み返しているうちに、雑誌に掲載された広告にも目を通すようになり、親しみを感じるでしょう。

このようにブランディングに活用できるほか、商品によっては広告からの直接購入にもつなげられます。

専門性が高い雑誌であれば、さらに絞ったニーズにマッチする広告が出せるので、高い反応を狙えます。

④新聞広告

新聞読者は高齢者層の割合が高く、新聞広告では健康食品など高齢者向けの商品やサービスを扱うケースが多くなっています。

新聞に対する信頼性は非常に高く、掲載するには審査を経ているため、商品やサービスに対する信頼度も高まる傾向があります。

こうした特性を活かし、ターゲットを絞った見込み客を獲得するのに利用するとよいでしょう。

⑤交通広告

電車やバス、タクシーなどの車内に掲載される交通広告には、4つのメリットがあります。

  1. ふと目にする媒体だからリーチ率が高い
  2. 毎日の通勤・通学で反復訴求できる
  3. 利用する駅や路線からターゲットを絞り込める
  4. 閉鎖的な空間でほぼ強制的に視界に入る

嫌われにくい広告と呼ばれる交通広告は、新規ユーザーの獲得に効果的です。

オンライン広告にはない強烈なインパクトで、ユーザーの心をぐっとつかんでみてもよいでしょう。

電車の中でよく見る広告に関しては「中吊り広告特有のデザインを理解して効果的な広告を!」の記事で詳しく解説しています。

⑥屋外広告

屋外広告には、さまざまな種類があります。

  • 屋上広告
  • 壁面広告
  • 電柱広告
  • 車体広告など

これらの屋外広告には、メリットが2つあります。

  1. 広告を設置する場所によってターゲットを絞れる
  2. 反復訴求できる

通行量の多い場所や建物に屋外広告を設置すれば、幅広い年齢層へアプローチできます。

また、屋外広告は目にする機会が多いため、無意識のうちにユーザーに記憶してもらえるのです。

素材や大きさの制約に捉われないインパクトのある屋外広告や、「続きはWebで」といった仕掛けのある屋外広告も効果的です。

⑦デジタルサイネージ

屋外や店頭、公共交通機関などの場所で、電子的なコンテンツを表示できるデジタルサイネージには、5つのメリットがあります。

  1. ユーザーに合った情報を提供できる
  2. ユーザーの目にとまりやすい
  3. 掲示パターンを変更できる
  4. リアルタイムで更新できる
  5. 多言語で表示できる

これらのメリットから、以下のようなシーンで活用されています。

  • 店頭看板
  • 電子POP
  • 総合案内など

動く広告=デジタルサイネージは、効率的に情報を発信し集客をしたい企業におすすめです。

デジタルサイネージについては「東京メトロのデジタルサイネージとは?特徴やメリット・広告プラン例を解説」の記事で詳しく紹介しています。

⑧エレベーター広告

エレベーター広告とは、エレベーターホールやテレベータ内に取り付けられたモニターに表示される広告です。

オフィスビルや商業ビルなど、利用者層に合わせて商品やサービスの宣伝をするのに適しています。

エレベーター内では手持無沙汰になり、階数表示付近が注目される傾向があるため、広告効果は高くなります。

また、オフィスビルでは毎日何度も利用するため接触頻度が高まり、刷り込み効果も期待できるでしょう。

⑨イベント

展示会などのイベントに出展し来場者と接触する販促手法は、来場者の属性がある程度見込めるので、ターゲットを絞ったアプローチが可能です。

ブースに立ち寄ってくれた人には、資料を手渡すだけでなく、実際に体験してもらったりサンプルを渡したりできます。

また、ユーザーのニーズや不満の声を直接聞ける貴重な場ともなります。

イベントを通じてより興味関心を高め、購入に近づける大きなステップになるでしょう。

⑩フリーペーパー

フリーペーパーは、駅やコンビニなどで自由に持ち帰れる無料冊子です。

全国で配布しているものもありますが、エリアを限定しているものも多いので、地域を絞った広告媒体として利用できます。

フリーペーパーの読者層はそれぞれ異なるので、読者のニーズに合わせて広告を展開できれば、効果が期待できるでしょう。

⑪DM

DMは郵送などで、販売につなげるためのメッセージや販促物を送付します。

近年では、電子メールが普及したことで、電子メールによる販促が広がりましたが、受け取るメールの件数が増えたため開封されにくくなりました。

郵送で実際に手元に届くDMのほうが、見てもらえる確率は高くなります。

ただし、封入物の作成や送付コストがかかるため、送付先の精査は重要です。

購入履歴がある人や、高い興味を持っている見込み客などに送付すると、反応が期待できます。

⑫同梱広告

同梱広告とは、商品やカタログ、冊子などに同封するチラシなどによる販促のことです。

同梱広告は、自前のリストが不要なだけでなく送付費用がそれほどかからないため、低コストで届けられる販促手法として注目されています。

しかも、同梱するものによってアプローチ先がある程度ターゲティングができるため、やみくもに送付するよりも高い反応が得られるのも魅力です。

オフライン広告の料金相場

オフライン広告の掲載媒体は幅広く、広告料金も媒体によって大きく異なります。

ここでは、媒体ごとの広告の料金相場をみていきましょう。

テレビCMの相場

テレビCMを放送するには、制作費と放送料が必要です。

制作費は、静止画をスライドショーのように編集したものであれば、30万円程度で作成できますが、有名タレントを起用すると500万円~数千万円になるケースもあります。

CM15秒1本あたりの放映料金は、全国ネットのテレビ局で100万円以上になりますが、地方のテレビ局であれば2万5000円程度で放送できるところもあります。

ラジオCMの相場

ラジオCMには、番組スポンサーとして30秒からのCMを放送できる「タイムCM」と、番組の指定はできず、15秒からのCMを「期間」「時間帯」「回数」を指定して放送できる「スポットCM」の枠があります。

CMの出稿費用は、放送局によって幅がありますが、20秒スポットCM1本で1万5000円~8万円程度になります。

雑誌広告の相場

雑誌広告の掲載料は、雑誌それぞれに掲載ページ、掲載サイズによるプランが用意されています。

一般的に、発行部数が多い雑誌ほど広告掲載料金は高くなります。

また、表紙や裏表紙は目立つため特別の料金設定がされているケースがほとんどです。

雑誌広告1件あたりでは、約50万円~250万円が相場となっています。

制作費は別途かかるので注意が必要です。

新聞広告の相場

新聞広告の料金は、掲載場所とサイズによって異なり、それぞれの新聞で料金プランが用意されています。

広告として一番利用されるのが「記事下」のエリアで、一段あたりの料金は85万円~300万円。

記事した広告の上部で記事欄に突き出すように掲載される「突き出し」が45万円~200万円。

記事欄の内部の広告欄として掲載される「記事中」では35万円~120万円程度となっています。

交通広告の相場

交通広告では、ポスターやステッカーがよく用いられています。

交通機関ごとの料金相場は下記のようになっています。

電車社内ポスター:1万円~

ステッカー:5万円~

バス車内広告:3万円~

車体広告:8万円~

ポスター:1,600円~
タクシー窓ステッカー:月900円~

車体ステッカー:月1万円~

屋外広告の相場

屋外広告は、掲載場所に応じて料金は変動します。

人通りや交通量が多い場所に掲載されると料金が高くなります。

サイズによって異なりますが、費用相場は1週間で100~150万円/回、2週間で200~300万円/回です。

デジタルサイネージの相場

デジタルサイネージは、電車内や駅構内のほか、さまざまな場所で見られるようになりました。

掲載場所ごとの料金相場は下記の通りです。

掲載場所広告内容料金相場
電車内15秒~30秒 1週間100万円~480万円
駅構内15秒 1週間20万円~
屋外ビジョン1h 15秒/4回 1週間70万円~375万円
タクシービジョン30秒 1週間

60秒 1週間

250万円~450万円

650万円~

バス停東京 139面 2週間

横浜 84面 2週間

1000万円~

600万円~

エレベーター広告の相場

エレベーター広告の料金は、掲載するビルによって異なります。

料金の相場は、150万円~300万円/回となっています。

イベントの相場

イベント出展には、イベントごとの出展費用のほか、設置費用、販促費用などがかかります。

費用の相場は下記の通りです。

出展費用30~50万円/回
ブース設置費用50~100万円/回
集客費用10万円/回
配布物の制作費用10万円/回

フリーペーパーの相場

フリーペーパーの広告料金は、発行部数や掲載ページ、サイズによって異なります。

目安となる料金の相場は、下記の通りです。

A4サイズ50~80万円/回
A4の1/4サイズ10~20万円/回
A4の1/16サイズ3~5万円/回

DMの相場

DMにかかる料金は、発行部数や仕様によって変動します。

目安となる料金の相場は、下記の通りです。

はがきDM50~75円/件
圧着はがきDM60~100円/件
A4版普通DM70~100円/件

同梱広告の相場

同梱広告は低コストで取り組めて、高い効果が得られることから注目されています。

費用の目安としては、1回の同梱広告で5円~25円程度で、件数によって異なります。

オフライン広告の効果測定のやり方

オンライン広告と比べて効果測定が難しいといわれるオフライン広告ですが、どの程度効果があったのかを調べる方法はあります。

オフライン広告の効果測定のやり方を3つ紹介します。

アンケート調査

商品を実際に購入した人に対してアンケートを行い、商品の認知があったのか、どの広告を見て購入したのかを調査する方法です。

オフライン広告がどの程度の効果をあげているのかとあわせて、商品に対する顧客の印象や不満点、さらなるニーズなど直接的な声を収集でき、貴重なデータとなります。

前後での比較

オフライン広告の効果を調べる方法としてわかりやすいのが、広告出稿の前後で比較することです。

売上や販売個数、登録者といった測定の指標を設定して、どれほど増えたのかを調査します。

取り組みやすいため、多くの企業で実施されています。

指標データの推移を追っていくことで、効果がわかりやすく現れ、わかりやすいでしょう。

調査会社への依頼

調査会社に依頼して、オフライン広告の効果を調べてもらえます。

調査会社が保有する登録モニターに対してアンケート調査をするというのが一般的で、調査結果を詳細なレポートとして提供されます。

自社で調査をする手間がかからないというメリットがある反面、余分なコストがかかるので検討が必要です。

オフライン広告で成果を出すコツ

オフライン広告で成果を出すためには、どのような点に注意すればよいでしょうか。

ここでは、オンライン広告で成果を出すコツを解説します。

ターゲットを適切に設定する

広告を企画する前に、ターゲットをしっかりと設定しておきましょう。

性別、年齢、趣味嗜好などの違いによって、効果がある広告は大きく異なります。

これまでの購入データや他社の動向などから、宣伝する商品のターゲットを明確に想定することが重要です。

自社の目的に合う媒体を選ぶ

オフライン広告にはさまざまな種類がありますが、その中から目的に合った媒体を選ぶのが重要です。

例えば、広い年代層にすばやく自社を認知してほしいのであればテレビCMが適しています。

また、すでに特定のマニアにはよく知られている企業であれば、専門雑誌に広告を出せば効果を上げやすいでしょう。

自社の置かれた状況や目的に合った媒体を選ぶのが大切です。

広告から導線を引く

オフライン広告からオンラインへの導線を引くのが重要です。

オフライン広告であっても、広告の目的が売上アップであることに変わりありません。

そのためには、オフライン広告からオンラインなどへの導線を引いておく必要があります。

QRコードの掲載や特定キーワードでの検索を通じて自社サイトに誘導し、購入や資料請求などにつなげていきます。

オフライン広告の成功事例3選

ここでは、オフライン広告で成功した事例を3つ紹介します。

自社の広告戦略の参考にしてみてください。

アイフル株式会社

引用:アイフル株式会社

消費者金融のアイフルのテレビCMは、大地真央が演じる「そこに愛はあるんか?」のフレーズで人気のシリーズとなりました。

このCMでは、サービス利用を訴える内容は一切ありませんが、コミカルな演出によって親しみを感じさせ、「愛」を大切にする企業として認知されるようになりました。

このCMで、CM総合研究所が発表した2022年1月度の金融部門のCM好感度1位に選ばれています。

株式会社マイナビ

 

引用:株式会社マイナビ

就職情報サービス企業として業界トップランクの株式会社マイナビでは、毎年140回以上の転職フェアを開催し、企業と求職者のマッチングを行っています。

当事者同士が顔を合わせて話をするという、オフラインならではの場を設けることで、スピーディーな採用につながるサービスとして人気です。

コンシェルジュが求職者の話をじっくりと聞いて、フィットする企業をその場で案内するため、求職者と企業側のどちらからも好評を得ています。

イオン株式会社

 

引用:イオン株式会社

イオンは、オンラインではリーチしにくい高齢者にもアプローチするため、チラシやイベントを組み合わせて効果的なマーケティングを実施しているのが特徴です。

チラシは店舗ごとに作成し、地域特性に合わせた内容にしています。

また、一部の店舗ではシニア向けにウォーキングやラジオ体操など簡単なスポーツイベントを実施し、ファミリー層だけでなくシニア層の囲い込みに活用しています。

オフライン広告とオンライン広告をうまく使い分けよう!

オフライン広告とオンライン広告には、それぞれメリットがあります。

オフライン広告
  • エリアを絞り込んだ配信が可能
  • 露出が保証されている
  • 知名度/企業イメージが向上する
オンライン広告
  • 料金プランが幅広い
  • 効果測定をしやすい
  • ターゲットを絞りやすい

オフライン広告は、以下のような企業におすすめです。

  • 知名度をアップしたい
  • ブランディングをしたい
  • 新商品をPRしたい

オンライン広告は、以下のような企業におすすめです。

  • 初めて広告を出す
  • 低予算からスタートしたい
  • コアユーザーにアプローチしたい

オンライン広告とオフライン広告をうまく使いこなして、より効果の高い広告を出稿しましょう。

また弊社では、紙媒体の広告を出稿をご検討の方に「紙媒体広告の戦略本」を紹介しています。

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