「通販で集客をしたいが、どの媒体にすればいいかわからない」
「Web広告で集客しているが、なかなか集客につながらない」
悩みを抱えている通販経営者や、広告担当方は多いのではないでしょうか。
現代はWeb広告が主流ですが、だからこそ紙媒体を利用すれば効率的に集客可能です。
今回は通販での集客方法と、主に紙媒体を利用した広告の方法について解説します。
この記事を読めば、通販の集客に活かせる知識が手に入ります。
なお弊社では、通販事業の方向けに紙で広告を出すための展開パターンや、出稿までの流れ・準備について紹介しています。
詳しく知りたい方はぜひ「通販広告の出稿マニュアル」バナーをクリックして、資料をダウンロードしてください。
目次
通販では集客力がカギ
どの媒体においても、通販では集客力が重要です。
なぜなら通販では基本的に、通販を始めただけでは商品が売れることはないからです。
世の中には商品があふれていて、取り扱う商品には類似品や同じ商品を扱う競合他社が多く存在します。
顧客に自分の扱っている商品や、扱っている場所が知られていないため、集客力が重要です。
ある程度商品販売の経営が軌道に乗り、経営を拡大しても顧客に認知されていなければ利益を上げられません。
現在ではAmazonや楽天といった、アクセスを集めることに関して優秀な環境が整っています。
したがって、通販においていかに顧客からの認知度を高め、集客し、いかに効率的に商品を販売するかが大切です。
通販における集客方法
それでは実際に、通販においてどのように集客力を高めればよいのでしょうか。
集客力を高めるためには、広告や宣伝によって顧客の認知度を増やすことが重要です。
広告や宣伝の方法には以下3つの方法があるので、それぞれ解説していきます。
- 紙媒体
- 電波
- ネット
紙媒体を利用した通販の集客方法
- 新聞
- 広告
- 会員雑誌
通販における集客方法のひとつに、上記のような紙媒体を利用した通販の集客方法があります。
さらに具体的にいうと、チラシやDMなどの方法も含まれています。
通販業者の中にはWeb媒体と併用している場合も多く、Web広告にはない、紙媒体独自のメリットがあります。
紙媒体は一定の層に深く刺さる集客ができるなど、集客に関していまだに根強い人気がある手法です。
電波を利用した通販の集客方法
- テレビ
- ラジオ
紙媒体のほかに、電波を利用した通販の集客方法もあります。
視覚と聴覚に訴えかけることにより、幅広い年齢層にアプローチできる広告手法です。
テレビ広告はインフォマーシャルと呼ばれており、ラジオ広告は生コマーシャルが主流と言われています。
Webを利用した通販の集客方法
通販の集客方法としては、ネットを利用したWeb広告が現在では主流となっています。
ただしWeb広告は競争率が高く、簡単に掲載できるため通常ですとほとんど表示されません。
また広告の仕方によっては、広告を見た人から印象が悪くなるなどデメリットもあり注意が必要です。
紙媒体での通販における集客方法
紙媒体は競争率が低く、高いコストパフォーマンスを発揮できます。
ここでは以下4つの紙媒体による集客方法について詳しく解説します。
- DM
- チラシ
- 新聞折込
- ポスティング
①DM
DM(ダイレクトメール)とは、顧客に向けてカタログや商品案内を直接送る方法です。
オンライン上でのメッセージもDMともいわれますが、基本的には紙媒体のことです。
DMでは、コンテンツの内容次第では特別感を出すことが可能です。
しかし通常DMが家に届いたときは、すぐに捨ててしまうことも多くあります。
捨てられるまでの間に、どれだけ顧客に対してアプローチするかが重要です。
コストの高さが特徴ですが、ターゲットを絞ることにより反応率を上げ、大きな効果を発揮できます。
②チラシ
チラシは特定の地域を狙って情報発信をおこなえるため、ターゲットを絞りやすい特徴があります。
特に、信用性が高い傾向にあるファミリー層や高齢者層が反応し、高いリーチ率を発揮します。
コストもDMに比べると安くなりやすいので、気軽におこなえることがメリットです。
チラシの宣伝方法については効果的に集客!売れるチラシの作り方とは?でも解説しています。
③新聞折込
新聞折込は、地域単位の依頼によってチラシと同じくターゲットを絞りやすい紙媒体のアプローチです。
ターゲットを絞りやすいため、無駄のないアプローチが可能です。
また新聞を読んでいる高齢者層にもアプローチしやすい特徴があります。
逆に若年層に向けたアプローチとしては弱く、商品に興味のない人にも送られる恐れはありますが、ターゲットがマッチしている場合は高い効果を発揮します。
新聞折込のエリア選定や方法に興味がある人は、新聞折込はエリア選定が肝心!重要ポイントを徹底解説を参考にしてみるとよいでしょう。
④ポスティング
ポスティングはDMと同じく、郵便として受け取られやすい紙媒体のアプローチ方法です。
また住所がわからない人や、若年層から高齢者層まで幅広くアプローチできるメリットがあります。
配布先が絞れるため、新聞折込やチラシと比べて無駄のないアプローチができます。
効率的な集客方法については効果的に集客を!チラシのポスティングの押さえるべきコツを紹介を参考にしてください。
紙媒体を利用した通販における集客のコツ
実際に紙媒体で顧客にアプローチする上で重要な、紙媒体を利用した通販における集客のコツについて紹介します。
効果測定方法などについては「紙広告で効果を得るには?効果測定の方法も併せてご紹介」で詳しく解説しているので、参考にしてください。
集客を成功させる方法
紙媒体に関わらず、集客において重要なのはペルソナの設定、ターゲティングです。
ペルソナとは仮面のことを意味し、マーケティングの世界では設定したユーザー像や人物モデルのことを意味します。
例えばある程度高い化粧品を売る場合、30代~40代のお金を持っている女性にペルソナを定めることで、サイトのデザインや訴求文章を効果的に作成可能です。
ターゲティングも似たような意味で、売りたい年齢層や年収を定めてアプローチします。
ペルソナ設定やターゲティングをする際には、分析が重要です。
紙媒体の通販を分析する方法
通販でペルソナの設定やターゲティングをするのであれば、まず分析して市場を観察する必要があります。
また売れなかった場合に市場を分析し、もう一度ペルソナの設定やターゲティングをしなおす必要があります。
しかし紙媒体だと、どのように分析すればいいかわからない人も多いでしょう。
ネットであればアクセス解析などの機能が使えますが、紙媒体だと誰が読んでいるすぐにわかりません。
ここでは紙媒体通販において、どのように分析すればよいか詳しく解説します。
CPR
紙媒体の通販を分析する方法としてCPRがあります。
CPRとはCost per Responseのことで、申し込み1件(per Response)当たりの広告費(Cost )を意味する業績評価の指標です。
健康食品や化粧品などでは、試供品を提供します。
その際得た反応の件数を広告費から割ることで数値が確認でき、低ければ低いコストで効果的に宣伝できていることになります。
試供品から契約につながった率(引き上げ率)と同時に管理し、広告の方法に対して適切なアプローチが可能です。
QRコード・紙媒体専用の検索キーワード
チラシなどの紙媒体では、Webサイトのようにアクセスログを収集できません。
しかし紙媒体専用のQRコード・紙媒体専用の検索キーワードを使用すれば、誰が読んだのか情報を収集可能になります。
・紙媒体専用のQRコード
・紙媒体専用の検索キーワード
を用意し検索した人の情報を収集すれば、チラシがどれだけの効果を発揮しているかわかるようになります。
見込み客に記憶されやすくなるだけでなく、URLを直打ちする手間による離脱を防ぐことが可能です。
検索キーワードを用意する際は、競合しそうなワードを外し、できれば造語などにすると検索上位に表示可能です。
キャンペーンURL
紙媒体専用のQRコード・紙媒体専用の検索キーワードを用意する以外にも、キャンペーンURLを作成し効率的に集客し効果測定が可能です。
なるべく短いドメインを作成し、Webサイトに転送させるように設定、URL入力の手間による離脱を防げます。
ペットボトルやカップラーメン、ビールなどのシールについている場合が多く、見たことがある人もいるのではないでしょうか。
紙媒体からのユーザーと区別してわかりやすく、分析する際に参考になりやすい特徴があります。
クーポントラッキング
クーポン券を記載し、読者の購買意欲を刺激し効果測定の際の情報として活用可能です。
媒体や配布日、配布地域によってクーポンコードを変えて発行すれば、細かい分析が紙媒体で可能になります。
コールトラッキング
Webなどに疎い高齢者層などに向けて、かかってきた電話番号を記録するコールトラッキングを利用し、適切なアプローチと効果測定が可能になります。
専用の電話番号を準備し、クーポントラッキングと同じく細かい効果測定が可能です。
ネットと比較した紙媒体による集客の利点
「結局Webサイトに誘導するのであれば、ネットで十分なのでは?」と感じる方も多いでしょう。
しかし、紙媒体にはネット広告にはない集客を可能にする3つのメリットが存在します。
保存性
ネット広告の場合は、一瞬で視界から消えてしまいます。
ネット広告が出ても、無意識に消してしまう方も多いのではないでしょうか。
紙媒体であれば、物として場所を占有するため、玄関や机の上に置くだけで視界に入ってきます。
質量感
紙として存在するのでインパクトを与えるだけでなく、素材に高級感を出したり、金箔をちりばめたり、立体的な紙を使うことでネットより効果的に顧客へアプローチできます。
信頼性
ネット広告は誰でも出せるため、信頼性が低い傾向にあります。
しかし紙媒体であれば、修正ができず物として残るためそれ自体が証拠として残り続けるのです。
発行前にはチェックがおこなわれるため、ネットより信頼性の高いことが特徴になります。
3つのメリット以外にも、いくつかメリットがあるので紹介します。
出稿コストが以前より低い
出稿コストが以前より低くなっていることが紙媒体のメリットです。
出版不況と言われ1996年のピークから雑誌などの売り上げは落ちていますが、その分出稿コストは以前より下がっています。
しかし高い年齢層はいまだに雑誌を見ており、高い年齢層をターゲットにするのであれば低いコストで高い効果を発揮できます。
競争率がネットより低い
紙媒体の広告はある程度知識が必要なため、紙媒体で広告出稿をしようと考える人は少ない傾向にあります。
紙媒体の広告は、競争率がネットより低い傾向です。
広告において競合他社が少ないのは大きな利点であり、効果的に商品を購入してもらえます。
Web広告によっては、表示がしつこいと自社に対して悪いイメージを抱かれる恐れがあります。
しかし、紙媒体はしつこく視界を占領しないのでイメージを下げません。
誠実なイメージを与えられます。
販売者側からアプローチできる
テレビやラジオでは場所や時間が限られているため、詳しく商品説明をしたい場合、Webに誘導する必要があります。
またネット広告であっても、効果的な広告宣伝はサイトの構造上難しいのが実情です。
紙媒体であればその時点で詳しく商品が説明できるため、適切に販売者側からアプローチが可能です。
どのような情報をどれくらい載せるか、広告を作りこむことにより、高い効果を発揮できます。
紙媒体の広告掲載場所の見つけ方
紙媒体の広告を掲載場所はどうすれば見つかるか、どうすれば効果的に見つけられるかわからない方も多いのではないでしょうか。
紙媒体の広告を出す際に重要なのは、どの紙媒体が一番自社の商品やサービスを効率よく宣伝できるかどうかです。
どの層にアプローチするかで、新聞折込やチラシなどの媒体を選びましょう。
広告の媒体や掲載場所にかんしては、実績のある広告代理店への依頼がおすすめです。
また、弊社ブログからダウンロードできる「通販の出稿マニュアル」読むことで、実際の流れなどをつかめます。
通販の集客では紙媒体による適切なアプローチが効果的!
主に紙媒体による通販の集客方法について解説しました。
紙媒体を利用し、特定のターゲット層へWeb広告より適切にアプローチしましょう。
またクーポントラッキングなどの技を使えば、広告の効果を測定にする場合に必要な情報も得られます。
PDCAを回しやすい環境を作り、通販における効率的な集客を実現させることが紙媒体においても重要です。
なお弊社では、通販事業の方向けに紙で広告を出すための展開パターンや、出稿までの流れ・準備について紹介しています。
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