「折込チラシはどの曜日に配布するのが良いのだろう?」
「他社のチラシがたくさん折り込まれる中で自社のチラシは埋もれてしまうのでは?」
折込チラシを使って販促や集客をしたいと考えている方の中には、チラシの配布日や他のチラシに埋もれないようにする方法について悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、折込チラシのメリット・デメリットや曜日ごとの折込チラシの特徴、各曜日に適した業種について詳しく解説します。
記事を読むことで、以下の方法を理解し効果的に折込チラシを活用できるようになります。
- 自社のチラシを何曜日に配布すれば良いか
- 他社チラシに埋もれてしまわない方法
折込チラシの活用にお悩みの場合は、ぜひ参考にしてください。
また弊社では、紙媒体でのマーケティング方法を「紙媒体広告の効果的な活用法」で紹介しています。
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目次
チラシの種類と効果

チラシの配布方法は、大きく分けて3通りあります。
| 折込チラシ | 新聞にチラシを挟み込んで配布する方法 |
| ポスティング | 個人宅やマンション、アパート、企業のビルのポストにチラシを投函する方法 |
| 手配り | 街頭など人通りの多い場所で、チラシを直接配る方法 |
以下では、それぞれのチラシの効果について解説します。
折込チラシ
折込チラシは、新聞と一緒に配布されるチラシです。
新聞を購読するミドル〜シニア層に訴求力を発揮します。
また、チラシを配布する地域を細かく設定できる、地域密着型の販促手法です。
折込チラシを配布する曜日ごとに、チラシの特徴が異なります。
| 曜日 | 特徴 |
| 月曜日 |
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| 火曜日 |
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| 水曜日 |
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| 木曜日 |
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| 金曜日 |
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| 土曜日 |
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| 日曜日 |
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平日は家にいる時間が短いターゲット層の場合は、土日に配布するなどの戦略を立てましょう。
ポスティング
ポスティングは、地域性の高さから飲食店やスーパー、不動産会社やヘアサロンなど、地域に根ざして商売している業種にとって非常に有効な広告手段です。
消費者が行動するタイミングを狙って、戦略的にチラシを配布します。
- 新規オープン
- 売り出し
- キャンペーン など
キャンペーン1週間に「クーポン付きのチラシ」をポスティングすれば、キャンペーンに向けてターゲットの購買意欲を促進できます。
ハンディング
ハンディング(ハンティング)とは、行き交う人々にチラシを直接手配りする方法です。
街を歩いてると、チラシやサンプル品、ポケットティッシュなどを配っている人を見かけたことがある方も多いでしょう。
ハンディングのポイントは、チラシ以外のサンプルを配布することです。
効果的なサンプルには、以下のような商品があります。
- ポケットティッシュ
- うまい棒
- ウェットティッシュ
- 使い捨てマスク
- キャンディー
- 化粧品などの試供品 など
ユーザーに受け取ってもらえる確率が高まり、認知度が高まります。
【種類別】チラシの反響率

チラシの「反響率」とは、配布した枚数に対してどれだけの反応(来店、問い合わせ、購入など)が得られたかを示す割合です。
計算式は以下の通りです。
反響率(%)=反響数 ÷ 配布枚数 × 100
例えば、10,000枚配布して15件の反応があった場合、15 ÷ 10,000 × 100 = 0.15 % という具合です。
種類別のチラシの反響率は以下の通りです。
| チラシの種類 | 反響率 |
| 折込チラシ | 一般的に0.01〜0.3%。一部では「3万部に1件」ともいわれている。 |
| ポスティング | 配布方式や商材によるが、目安は0.01〜0.3%。10,000枚配布で1~30件程度。 |
| ハンディング | 手渡し方式ゆえに受け取り率・印象度がやや高まり、0.5~1.0%。業種やイベント内容に大きく依存します。 |
なお、この数値はあくまで目安で、業種・商材・配布エリア・デザインの出来・配布タイミングなどによって大きく変動します。
折込チラシは、新聞購読者という一定の母集団を対象としているため、地域・配布タイミング・訴求内容が整えられれば、安定した反響を得やすい手法です。
反響率の目安を理解したうえで、自社の配布条件(枚数・エリア・商材)に応じた目標設定と、配布後の効果測定を怠らないことが重要です。
折込チラシのメリット4つ

次に、折込チラシのメリットについて確認しておきましょう。
折込チラシのメリットには下記の4つがあります。
- 指定した曜日に配布できる
- ユーザーの素早いアクションが期待できる
- 高齢者層へのアプローチに優れている
- ユーザーの手元に残りやすい
それぞれについて、詳しく解説します。
なお、下記記事では折込チラシの料金について解説しているため、あわせて参考にしてください。
メリット1.指定した曜日に配布できる
折込チラシの大きなメリットの一つは、配布する曜日を指定できる点です。
広告主がターゲットとする消費者層の行動パターンに合わせて、効果的なタイミングで情報を届けられます。
週末の買い物需要を狙う場合、金曜日に配布すれば週末セールの集客効果が期待できます。
曜日を指定すれば広告の内容と受け取るタイミングが一致し、購買意欲を高めやすくなります。
また、ターゲットの多いエリアを設定して配布できる点も折込チラシの大きな強みです。
配布エリアによって効果が大きく左右されるため、エリア選定も妥協しないようにしましょう。
なお、折込チラシのエリア選定に関しては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
メリット2.ユーザーの素早いアクションが期待できる
ユーザーの素早いアクションを引き出す広告手法として、折込チラシは優れています。
自宅のポストに直接届くため、目に触れる機会が多く、商品情報やセールの案内をすぐに確認できます。
特に、期間限定セールや特売情報が掲載されている場合、受け取ったその日のうちに店舗へ足を運ぶ消費者も少なくありません。
紙媒体ならではの視覚的なインパクトも、行動を促す重要な要素です。
クーポン付きのチラシを使えば、さらに来店率アップが期待できます。
メリット3.高齢者層へのアプローチに優れている
折込チラシは、高齢者層へのアプローチに非常に効果的な広告手法です。
インターネットやスマートフォンを使い慣れていない高齢者も多く、紙媒体のチラシは視覚的にわかりやすく情報を届ける手段として適しています。
特に、地元のスーパーやドラッグストアの特売情報など、生活に密着した内容であれば、購買意欲を引き出しやすいです。
文字が大きく、写真やイラストを多用したデザインなら読みやすさが向上し、興味を持ってもらいやすくなります。
また、新聞を日常的に読む習慣のある高齢者にとって、新聞に折り込まれるチラシは自然と目に留まるものです。
メリット4.ユーザーの手元に残りやすい
ユーザーの手元に残りやすい点は、折込チラシのメリットの一つです。
自宅のポストから直接手に取るため、そのままテーブルに置かれ必要なときにすぐ見返せます。
また、デジタル広告と違い、紙のチラシは画面を閉じて消えてしまう心配がありません。
そのため、見返す回数が増え購買行動を後押しします。
また、家族全員が共有できる点も見逃せないポイントです。
折込チラシのデメリット3つ

メリットの多い折込チラシですが、下記のようなデメリットもあります。
- 新聞を購読していない世帯にアプローチできない
- 競合他社のチラシに埋もれてしまう恐れがある
- 若年層へのアプローチには向いていない
デメリットを把握した上で、効果的な運用方法を検討しましょう。
デメリット1.新聞を購読していない世帯にアプローチできない
折込チラシのデメリットの一つは、新聞を購読していない世帯には届かない点です。
現代では、インターネットニュースやスマートフォンの普及により、新聞をとらない家庭が増えています。
このため、折込チラシだけではリーチできる範囲が限られます。
ターゲット層を広げたい場合は、チラシとインターネット広告を組み合わせるなど、他の宣伝手法との併用が欠かせません。
こうした制約が、折込チラシの課題といえます。
デメリット2.競合他社のチラシに埋もれてしまう恐れがある
競合他社のチラシに埋もれてしまう恐れがあることも、折込チラシのデメリットです。
特に、週末や大型連休前には多くの店舗が同時期に広告を出すため、消費者の目に留まるチャンスが減少します。
大量のチラシが一度に配布されると、内容を詳しく見てもらえず、そのまま捨てられてしまう可能性も高くなります。
また、似たような商品やセール情報が並ぶと、価格競争が激化し、他社と差別化しづらくなるのは避けられません。
デメリット3.若年層へのアプローチには向いていない
折込チラシは、若年層へのアプローチにはあまり向いていません。
特に、スマートフォンやパソコンを日常的に使いこなす世代は、紙媒体よりもデジタル広告を見る機会が圧倒的に多いためです。
さらに、新聞を購読する家庭が少なくなったことで、折込チラシの到達率そのものも限定的です。
若年層にも情報を届けたい企業は、オンライン広告と組み合わせた広告戦略が必要です。
折込チラシに向いている業種

折込チラシに向いている業種は以下の2業種です。
- 小売業
- 求人
それぞれ確認しましょう。
小売業
スーパーやホームセンターなど小売業の集客では、近隣住人へのアプローチが重要です。
近隣住民の手元にチラシを届けることで、口コミや家族連れの獲得にもつながり、高い広告効果が期待できます。
以下の記事では、チラシ集客のポイントや効果を最大化する方法について解説しています。
小売業や地域密着の飲食店など、近隣住民や通勤者など、店舗の近くにいるターゲットへの効果的なアプローチについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
求人
求人情報の拡散にも、折込チラシが効果的です。
その理由は以下の3点です。
- ターゲットを絞り込みやすい
- 即効性が高い
- 発行エリアを特定できる
広告を見てすぐ応募する方が多いため、短期集中で折込チラシを活用すれば意欲の高い応募者と出会える確率が高まります。
地域に根差した企業や店舗の求人情報を掲載する際は、折込チラシがおすすめです。
折込チラシの効果を高めるコツ6選

折込チラシは、紙媒体の中でも「地域密着」「即効性」の高い販促手法です。
しかし、ただ配布するだけでは反応率を十分に得られないことも少なくありません。
以下のコツを実践して、反響率アップにつなげましょう。
- 伝えたい内容を明確にする
- ターゲット層に合う情報を記載する
- イベントとの相乗効果を狙う
- 忘れずに効果測定をする
- トレンドを押さえたデザインにする
- 効果的な曜日を狙う
コツ1.伝えたい内容を明確にする
折込チラシは、一瞬で伝わることが何より重要です。
商品・価格・キャンペーン情報など、伝えたい要素を詰め込みすぎると、かえって訴求力が下がってしまいます。
「このチラシで一番伝えたいメッセージは何か」を明確にし、主軸となるキャッチコピーやビジュアルを中心に構成しましょう。
特に通販の場合は、「限定」「送料無料」「今だけ」など具体的なメリットを明示することで、購買意欲を刺激できます。
コツ2.ターゲット層に合う情報を記載する
同じ商品でも、訴求する層によって響くポイントは異なります。
例えば、健康食品なら「品質・信頼性」を重視するシニア層向けに、ファッション系なら「デザイン性・トレンド性」を重視する若年層向けに訴求内容を変える必要があります。
エリアや年齢層など、配布地域の特性に合わせたターゲティング設計をおこなうことが重要です。
新聞販売店などから地域データを収集し、購買層に合ったメッセージを届けましょう。
コツ3.イベントとの相乗効果を狙う
折込チラシ単体ではなく、キャンペーンや展示会、セールなどのイベントと連動させて相乗効果を狙う施策もおすすめです。
配布日をイベント開催の直前に設定すれば、「行ってみよう」「申し込もう」という行動を喚起しやすくなります。
通販事業者の場合も、「期間限定の特典」や「チラシ限定クーポン」などを設けることで、反応率をさらに引き上げられます。
コツ4.忘れずに効果測定をする
折込チラシは「出したら終わり」ではなく、次回に活かすための検証が欠かせません。
問い合わせ数・注文数・クーポン利用数などの反応を追跡し、どの要素が成果に直結したかを分析しましょう。
例えば、「配布エリア別の反応率」「デザイン変更による比較」などをデータ化すれば、費用対効果の高い広告運用が実現します。
紙媒体でも、QRコードや専用URLを活用すればオンライン計測も容易です。
なお、以下の記事では折込チラシの費用対効果について解説しています。
費用対効果を抑えるコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
コツ5.トレンドを押さえたデザインにする
時代や季節感を反映したデザインは、読者の目を引きやすく、信頼感にもつながります。
例えば、食品通販なら「健康志向」「無添加」などのキーワードを強調してナチュラルな配色を意識するとよいでしょう。
またファッションならトレンドカラーやモデル写真を活用したりして、購買意欲を高めましょう。
デザイン面では、情報の整理も重要です。余白をうまく活かし、視線の流れを設計することで、読みやすく印象に残るチラシに仕上がります。
コツ6.効果的な曜日を狙う
折込チラシは、配布日によって反応が大きく変わります。
一般的に、折込チラシの配布が最も効果的とされているのは、土曜日です。
週末に買い物や外出の予定を立てる家庭が多く、購買意欲が高まる土曜日なら、より多くの人が折込チラシをチェックしてくれるでしょう。
また、休日で折込チラシをゆっくりとチェックする時間がとりやすいことも、土曜日が有利となる理由の一つです。
ただし、業種によっては他の曜日の方が反応が良いケースもあるため、テスト配布を通じて最適な曜日を見極めましょう。
【消費者目線】折込チラシの傾向を分析

新聞に折り込まれて配布される折込チラシには、曜日によって下記の3つの傾向があります。
- 折込チラシの枚数は曜日ごとに異なる
- 折込チラシが見られる割合は曜日ごとに異なる
- 折込チラシが見られる時間は平日と週末で異なる
本章では、消費者目線での曜日ごとの折込チラシの傾向を、データを交えながら紹介します。
折込チラシの枚数
折込チラシの枚数は、曜日ごとに異なります。
特に、各曜日の中で、土曜日に折込チラシを入れることが多い傾向があります。
曜日による折込チラシの枚数の傾向を下記の集計データの例から見てみましょう。
- 調査した期間:2020年7月19日から9月9日まで
- 調査した地域:大阪市淀川区
- 調査した新聞:1紙
曜日ごとの折込チラシの枚数の平均

| 曜日 | 平均枚数 | 比率 |
| 月曜日 | 5.4枚 | 11.2% |
| 火曜日 | 6.9枚 | 14.3% |
| 水曜日 | 5.6枚 | 11.6% |
| 木曜日 | 6.1枚 | 12.7% |
| 金曜日 | 8枚 | 16.6% |
| 土曜日 | 11.1枚 | 23.0% |
| 日曜日 | 5.1枚 | 10.6% |
折込チラシの枚数は土曜日がもっとも多く、次いで金曜日が多いです。
金曜日と土曜日で全体の約4割を占めています。
金曜日と土曜日にチラシの折込が多いのは、土日に開催されることが多いイベントやキャンペーンへの来店を促すことが理由です。
また、土日は平日に比べると在宅率も高いため、チラシを見てもらいやすいことも理由のひとつとなっています。
曜日ごとの折込チラシの最大枚数

| 曜日 | 最大枚数 | 比率 |
| 月曜日 | 8枚 | 9.4% |
| 火曜日 | 12枚 | 14.1% |
| 水曜日 | 11枚 | 12.9% |
| 木曜日 | 20枚 | 23.5% |
| 金曜日 | 12枚 | 14.1% |
| 土曜日 | 15枚 | 17.6% |
| 日曜日 | 7枚 | 8.2% |
木曜日の折込枚数が他の曜日より多い20枚なのは、集計期間中の木曜日が連休初日だったためです。
土日以外の曜日でも祝日や休日初日に当たると折込チラシの枚数が増える傾向があり、休日と折込チラシの枚数には密接な関係があることがわかります。
曜日ごとの折込チラシの最小枚数

| 曜日 | 最小枚数 | 比率 |
| 月曜日 | 4枚 | 19% |
| 火曜日 | 3枚 | 14.3% |
| 水曜日 | 3枚 | 14.3% |
| 木曜日 | 2枚 | 9.5% |
| 金曜日 | 2枚 | 9.5% |
| 土曜日 | 6枚 | 28.6% |
| 日曜日 | 1枚 | 4.8% |
曜日ごとのもっとも折込チラシが少なかった枚数を抽出したデータですが、他のデータと同様、土曜日が他の曜日と比べてチラシの枚数が多いです。
折込チラシを見る曜日
曜日ごとの折込チラシの枚数と、折込チラシを見ることが多い曜日には関係性があり、よく見られるのは土曜日です。
また未婚者と既婚者とでは、折込チラシを見る曜日の傾向が異なります。
全体として土曜日にやや多く見る

調査対象の全体として、もっとも折込チラシを見る曜日は土曜日です。
そして日曜日、金曜日と続き、週末に折込チラシが見られていることがわかります。
未婚者は圧倒的に土曜日に多く見る

未婚者が折込チラシを閲覧する曜日は、グラフが示す通り曜日ごとに明確な差があります。
特に、土曜日は未婚者が折込チラシをよく見る曜日であることが顕著です。
既婚者はどの曜日にも見る

既婚者は土曜日にもっとも折込チラシを見ますが、他の曜日も高い割合で見ています。
既婚者の中には在宅率が高い方も多くいるため、偏りなくどの曜日も割合が高いのでしょう。
既婚者を対象に折込チラシによる広告宣伝をおこなう場合、配布する曜日ごとの効果の違いは大きく出ない可能性があります。
折込チラシを見る時間
折込チラシをほぼ毎日見る人は半数以上で、70%以上の人が午前中に折込チラシを見る傾向があります。
ほぼ毎日見る人が半数以上

| 折込チラシを見る頻度 | 回答の割合 |
| ほぼ毎日見る | 61.9% |
| 何日分かをまとめて見る | 5.0% |
| たまに見る | 19.8% |
| ほとんど見ない | 10.1% |
| チラシは入っていない | 2.6% |
| 無回答 | 0.6% |
新聞を購読している層に対して実施されたアンケートから集められたデータです。
「ほぼ毎日見る」という回答が全体の61.9%を占めており、「何日分かをまとめて見る」を合わせると全体の60%以上になります。
Webにシフトする人が多い中でも、まだまだ多くの方が日常的に折込チラシを確認していることがわかります。
参考:新聞購読者のうち、折込チラシを見る人の割合は? よく見られるジャンル1位は「スーパー」 – ITmedia ビジネスオンライン
午前中に見る人が70%以上
折込チラシは圧倒的に午前中に見られる傾向があります。
具体的な数値は下記の通りです。
- 平日の午前中に折込チラシを見る割合:76.8%
- 休日の午前中に折込チラシを見る割合:83.5%
平日の折込チラシを見る時間帯
平日は午前6時から10時にかけて折込チラシの閲覧が多いです。
この時間帯に多くの人が仕事に出かける前にチラシを確認していると考えられます。
休日の折込チラシを見る時間帯
休日で折込チラシを見るのが多い時間帯は、午前8時から正午までです。
休日は平日に比べて朝起きる時間が遅いこと、買い物などの外出前に折込チラシを確認することが多いことが理由だと考えられます。

折込チラシの曜日ごとの特徴と業種

自社の広告宣伝を折込チラシでおこなうにあたっては、曜日ごとの特徴を理解することが必要です。
本章では、出稿者目線での曜日ごとのチラシの特徴を紹介します。
なお、折込チラシのサイズについて下記記事で解説しているので、あわせて参考にしてください。
月曜日の折込チラシの特徴
月曜日は、一週間の中でもっとも折込チラシの枚数が少ない曜日です。
理由は、一週間の始まりで多くの人が忙しく、チラシをゆっくり見る時間が限られているためです。
また、月曜日にイベントやキャンペーンをおこなっても、集客が難しいことも理由として考えられます。
しかし、折り込まれるチラシが少なければ、他社のチラシに埋もれにくいため、自社のチラシが目に留まりやすくなるという利点もあります。
火曜日の折込チラシの特徴
火曜日には「火曜市」など、主婦向け特売イベントが多く開催されることから、多くのスーパーが火曜日にチラシを配布しています。
多くの主婦の方が折込チラシを熱心にチェックするため、主婦層の注目を集めやすい曜日です。
スーパー以外でも、火曜日にイベントをおこなうような業種でかつ主婦層をターゲットにする場合は、火曜日に折込チラシを配布することで高い効果が期待できます。
水曜日の折込チラシの特徴
水曜日も火曜日と同様に、主婦層をターゲットとした折込チラシが効果的です。
スーパーだけでなく、小売業関連のチラシも多く配布されます。
ただし、火曜日に比べると特売イベントなどの開催数は少なめです。
折込チラシの種類も、やや少なくなる傾向があります。
木曜日の折込チラシの特徴
木曜日は週末が近づいていることもあり、土日の集客を目的とした折込チラシが配布されます。
主な目的としては、外食や家族のお出かけを促進することや、ショッピングセンターへの来店を促すことなどです。
また、週末に開催するリフォームや不動産の見学会・相談会への来場を促すことも、目的のひとつとして挙げられます。
家族が予定を調整しやすいよう、告知を少しでも早くするために金曜日ではなく木曜日におこなうケースが多いです。
木曜日は全体的にチラシの枚数が少ない傾向にあるため、月曜日と同様に自社のチラシが他社のものに埋もれにくく、目立ちやすくなる利点があります。
金曜日の折込チラシの特徴
金曜日は、土曜日に次いで折込チラシの枚数が多い曜日です。
土日の予定が決まっていないファミリーをターゲットに、ショッピングモールなど商業施設・百貨店・家電量販店・自動車販売店などへ積極的に来店を促すことを目的に配布します。
土日のイベントやキャンペーンへの集客を狙う場合は、金曜日にチラシを配布すると効果的です。
見込み客が金曜日にチラシを見て、紹介されているイベントなどを土日の予定に組み込むことが期待できます。
土曜日の折込チラシの特徴
日曜日の折込チラシの特徴
日曜日の折込チラシには次の2通りの目的があります。
- 日曜日当日のお出かけを促す
- 翌月曜日からの平日の行動を促す
土曜日と同じく、家族でのお出かけや、商品サービスの購入を家族で相談するための来店を促すために、日曜日の折込チラシは役に立ちます。
また、翌月曜日から始まる学校や仕事など平日の行動を促すために、日曜日の折込チラシは効果的です。
教育や趣味、資格や求人などの折込チラシが多くなる傾向があります。
折込チラシの効果が高いのは土曜日!他のコツも押さえて効果を最大化しよう

折込チラシの効果を高めるには、各曜日の傾向や特徴を把握することが重要です。
特に土曜日は、折込チラシが多く配布される曜日であり、土日が休みの人も多いことから、見られる確率があがります。
土曜日の折込チラシは、他の曜日に比べて高い効果が期待できるでしょう。
ただし、商品やサービス、ターゲット層の生活習慣に応じて、適切な配布曜日を選ばなくてはいけません。
業種によっては、土曜日以外の日でも高い効果が期待できる場合があります。
また、月曜日や木曜日は他の曜日に比べて折込チラシの枚数が少ないため、自社のチラシが他社のものに埋もれにくく、目立ちやすくなります。
以上の点を考慮して、最適な曜日に折込チラシを配布し、集客効果を高めましょう。
また弊社では、紙媒体でのマーケティング方法を「紙媒体広告の効果的な活用法」で紹介しています。
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