メディアとは?広告媒体3分類の特徴や活用方法を紹介

「新商品を広告に出して売上アップを図りたい」
「どの広告媒体が向いているのかわからない」

広告を出稿するにあたり、どんなメディアに出稿したらいいか迷われる方へ。
広告の媒体には数多くの種類があり、情報の伝え方やターゲットへのアプローチ方法に違いがあります。

それぞれの特徴やメリットを理解し、広告でアピールしたい商品やサービスを伝えたいユーザーへ、効率よく届けましょう。

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広告のメディア・媒体とは?

広告のメディアとは企業や団体が、広告を出す場所のことをさします。
広告を出稿するときには、商品やサービスの特徴や設定したターゲットに応じて最適なメディアを選ぶことが大切です。

メディアと媒体は同じ意味としてとらえられることがありますが、まったく同じではありません。

媒体には、2つの意味合いが存在します。
広告メディアの種類を知る前に、それぞれの違いを理解しておくことが大切です。

情報を仲介するもの

媒体の1つめの意味は、情報の仲立ちとなる「モノ・物質」としての意味。
漢字の「媒」という字には、橋渡しや関係を取り持つといった意味があります。

広告業界でいえば、広告をユーザーへ届けるための仲介者のような役割を果たすものをさします。
例えばテレビやラジオ、スマホやパソコンなど。
電子機器に限らず、新聞や雑誌なども情報を伝える媒体です。

さまざまな広告の手段を、大きなくくりで「媒体」と表現するときに使います。
情報を仲介するものとしての媒体は、メディアも同様の意味です。

情報を伝達する手段となる特定のツール

情報を伝達するための手段となる、特定のツールをさすときにも媒体という言葉が使われます。

〇〇新聞、特定の雑誌やテレビ番組などがあてはまります。
企業のオウンドメディアやショッピングサイトなども媒体のひとつです。

媒体を特定のツールという意味で使う場合、それぞれは別の「媒体」として扱われます。

メディア・広告媒体は大きく3分類される

広告を出稿する場所としての意味でいうメディアには多くの種類があり、以下のとおり大きく3種類に分けられます。

広告媒体の分類役割や特徴
SP広告SPはセールスプロモーションの略語
消費者の購買意欲を高め購入へと促す
マス広告新聞・雑誌・テレビ・ラジオを媒体にした広告
大衆向けに発信される広告で、一度に多くの人に届けられる
インターネット広告インターネット上で展開するデジタル広告
インターネットやスマートフォンの普及にともない急速に拡大している

オフライン広告とオンライン広告の違いについてこちらで解説しています。
>>オフライン広告のメリットや活用法、オンライン広告との違いを解説!

特定のユーザーをねらうSP広告

SP広告とは、セールスプロモーション広告のことです。
大衆向けではなく特定のユーザーをターゲットとすることから、ニッチメディアとも呼ばれています。

マス広告とインターネット広告に区分されないメディアが、SP広告です。

ニッチメディアについては、こちらの記事もご参照ください。
>>メディアミックスとは?主な媒体とメリットを解説します!

交通広告

公共交通機関の車内や駅構内などに出稿する広告が交通広告です。

多くの人が行き交う場所に広告を出稿することで、何度も見てもらえるのがメリット
駅やエリアなど利用者の客層から、ターゲットを絞ってアプローチできます。

種類特徴やメリット
電車・駅車体の外側、車内のつり革や中吊り、駅構内の柱や壁など、さまざまな場所に広告が出稿できる
通勤や通学で利用する客が乗車時間や構内を移動中など、目にする機会が多い
バス車体の外側や車内のポスターなど出稿場所は電車と似ている
電車と違う点は、車体の外側の広告は、走行中も常に人の目に触れるチャンスがあること
タクシー車体の外側、車内のステッカーなど乗客の視線に近い場所に出稿する広告
早朝や深夜など、時間に制限なく広告を出稿できる
飛行機・空港空港内の看板やポスター、飛行機内の機内誌などに出稿する広告
国内、海外と網羅できるエリアや年齢層も幅広く、空港利用客にアプローチできる

折り込みチラシ広告

地域密着型の商品やサービスをアピールするのに向いている折り込みチラシ。
折り込みを指定した日に大量に配布できるのが、折り込みチラシならではのメリットです。

お店の新規オープンやセール時期、イベント開催などのタイミングで配るのが効果的でしょう。

折り込みチラシの効果的な活用方法について、こちらの記事で紹介しています。
>>費用対効果は抜群!?成功に導く新聞折り込みチラシ設計

フリーペーパー

フリーペーパーは紙1枚だけでなく、小冊子や雑誌タイプもあります。
配布方法はポスティングやラックに設置するなど。

折り込みチラシと同じく、地域性を生かした広告を出稿するのに向いています。

フリーペーパーのメリットとデメリットについては、こちらの記事をご参照ください。
>>フリーペーパーに広告を出す7つのメリットと5つのデメリット

看板広告

看板広告は、ビルの壁面や屋上、電柱などに掲載する広告です。
設置するエリアやビルを行き交う人の属性に合わせて、ターゲットの絞り込みが可能。

企業名や商品の認知度を高めるのに向いています。

会員誌広告

会員誌とは、企業や各種団体などが会員登録しているメンバーに向けて発行する紙の出版物のこと。
会員誌に出稿する広告が会員誌広告です。

通販カタログやファンクラブの会報誌など、ユーザーはすでに特定のサービスを目的に会員になっていることから、ターゲットを絞りやすいのがメリットです。

ダイレクトメール

ダイレクトメールとは、企業が個人や法人の住所に向けて送る広告物のこと。
はがきや封書、チラシなどの紙を直接送付する手法の広告で、DM(ディーエム)とも呼ばれます。

個人の住所と宛名が記載されたダイレクトメールは、不特定多数へ配布されるチラシより高い確率で開封して見てもらえることがメリットです。

イベントプロモーション

イベントプロモーションとは、商品やサービスの販売促進を目的にイベントを開催してプロモーション活動をおこなう手法のこと。
イベントの内容は住宅関連や子育て世代向けイベントなどさまざまです。

ターゲットと対面で接する機会が設けられることから、商品やサービスの魅力を直接伝えられるメリットがあります。

一般的に使用されるメディアはマス広告

一般的によく使用されるマスメディア。
「メディア」と聞いたら、テレビや新聞などのマスメディアを想像する方が多いでしょう。

マスメディアのマスには大衆や民衆といった意味があります。
ターゲットの属性は限定的ではなく、老若男女、幅広い世代が触れる機会の多い媒体です。
マスメディアを使うと、短い時間で多くの人に広告を届けられるメリットが。

マスメディアには4種類あります。
それぞれの特徴を見てみましょう。

テレビ広告

テレビ広告とはテレビ番組の合間に流れる広告のこと。
CMやコマーシャルと呼ばれることもあります。

テレビという媒体が大衆になじみがあり信頼度が高く、テレビ広告は15秒~30秒と短い時間で一度に多くの人に届けられる広告の手法です。

新聞広告

新聞広告とは、新聞の紙面に載せる広告のこと。
広告の内容は、単に商品の宣伝だけではありません。

  • 商品やサービスの宣伝
  • 政治団体などによる主義を主張する意見広告
  • 商品のリコールや経営者の訃報を伝える社告
  • 不祥事をお詫びする謝罪広告

新聞は信頼度が高く、購読者は中高年に多いのが特徴です。

中高年をターゲットとした広告が効果的といえるでしょう。

新聞広告の特徴や効果について、こちらの記事で紹介しています。
>>新聞広告とは?段って何?その特徴や種類を徹底解説!

雑誌広告

雑誌の表紙裏や紙面内に出稿する広告を雑誌広告といいます。
雑誌の種類によって読者層が分かれているため、ターゲットの絞り込みが可能。

また雑誌は一度読み終えてもしばらく手元に置き、くり返し見る人が多く、何度も広告を見てもらえるのがメリットです。

雑誌広告のメリットとデメリットはこちらをご覧ください。
>>雑誌広告は効果的?3つのメリットと2つのデメリットを紹介

ラジオ広告

ラジオ広告とは、ラジオを通じて音声で届ける広告のこと。
ラジオ番組の内容や放送する時間帯などでリスナーの属性に違いがあり、ターゲットを絞り込んだリスナーへ訴求しやすいのがメリットです。

紹介した4つのマス広告について、こちらの記事で解説しています。
>>マス広告とは?4つの媒体の特徴やオンライン広告との違い

時代の流れに沿ったインターネット広告

インターネット広告とは、Webサイトや検索エンジンなどを使った広告のこと。
近年ではスマートフォンの普及にともない、インターネットを活用した広告は市場を拡大しています。
クリック数や成果につながった数など、効果測定をしやすいのがメリット。

インターネット広告には多くの種類があります。

テキスト広告YahooやGoogleの検索結果に、キーワードに関連した広告が表示される文字の広告
文章表現で他と差別化を図れ、気軽にクリックしてもらいやすい
バナー広告Webサイトなどの広告枠に画像が表示されるタイプの広告
商品や企業のイメージを視覚的にアピールできる
アフィリエイト広告Webサイト上の広告をユーザーがクリックし、広告主の商品購入や会員登録など、成果に応じてサイト運営者へ報酬が支払われる広告の手法
成果報酬型のため、無駄なコストを省ける
記事広告ユーザー側の視点で商品やサービスの魅力を伝える広告
広告主ではなく依頼先のメディアに掲載される
記事形式のため広告色がやわらぎ、ユーザーに受け入れられやすい
SNS広告InstagramやFacebook、Twitterなどのプラットフォームに出稿する広告。
低コストでの出稿が可能
登録しているユーザーの情報や「いいね」「フォロワー」などからターゲットを絞り込みやすい
動画広告YouTube動画の視聴中やWebサイトの広告欄に掲載される動画形式の広告
文字よりも多くの情報を伝えられ、印象に残りやすい
ネイティブ広告メディアのニュースや記事内に表示される広告
コンテンツの一部に融合して見えるので、ユーザーに不快感や違和感を与えず、クリックされやすい
ジオターゲティング広告ユーザーの位置情報から特定したエリア内にいるユーザーに向けて配信するWeb広告
どの場所にどのくらい滞在していたか、という情報からその人の興味関心を量り、ニーズに合った広告を届けられる

インターネット広告といってもそれぞれに特徴が違います。
用途や目的に合わせて使い分けましょう。

メディア・広告媒体の特徴をとらえて効果的なアピールを

広告メディアの種類や特徴について紹介しました。
3分類した広告の特徴をおさらいしておきましょう。

SP広告
  • 特定のユーザーをターゲットとする広告
  • 雑誌やフリーペーパーなど手元に残り何度も目を通してもらいやすい
マス広告
  • 幅広い層にアプローチできる広告
  • 新聞やテレビは信頼性がある
インターネット広告
  • コストを抑えた広告が出せる

それぞれの特徴やメリットを理解し、商品やサービスに合う広告を選びましょう。

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